きこりの森林・林業の教科書

森林・林業・林産業用語集(2020.10.11)


読み方 用語 英語 概要 備考
ヤキイタ 焼板 杉板など、火を用いて目起ししたもの。 【建具】
ヤキハタ 焼畑 山野や森で雑草などを焼き払って、焼け跡を農地として利用する農業のこと。焼いた後に残る灰を肥料とするため地力の消耗が激しく、地力が弱ったら放置して数年~数十年後に再び焼畑をして耕作する必要があり、数年ごとに新たな農地が必要となる。近年途上国などで問題となっている森林破壊は、人口増加に伴って移動耕作による焼畑が頻繁に行われ、土壌中の栄養素が流出することが主要因であるといわれる。伝統的な焼畑は日本でも宮崎県椎葉村で盛んに行われ1960年代にピークを迎えたが、今では衰退した。
ヤク 雄しべの先端にある花粉をつくる袋形の器官。成熟すると裂けたり、一端に穴が開いたりして内部の花粉を放出する。
ヤクスギ 屋久杉 鹿児島県屋久島産の杉で、樹齢三百年以上のものについて言う。銘木。 【建具】
ヤクヨウショクブツ 薬用植物 薬用植物とは、薬に用いる植物で、生のまま使ったり、生薬にしたり、有効成分を取り出して薬の原料にする植物をいう。
ヤグラジョウ やぐら錠 家具などの、引違い戸に取り付ける、差込錠。 【建具】
ヤケル やける 自然に変色すること。 【建具】
ヤゴ ヤゴ ヤゴとは、根元から不規則に発生する勢いの良い若い枝のこと。「ひこばえ」や「根吹き(ねぶき)」ともいう。
ひこばえ、シュート、サッカー等とも呼ばれる株元からほぼ垂直に伸びる枝のこと。切り株から生じる芽もやごと呼ばれる。「ひこばえ」とは孫生えの意味。
ヤシガラ ヤシ殻 ココヤシの実の外側にある繊維に包まれた殻。粉砕して、アク抜きを行った後ココナッツピートなどとして園芸的に利用されることがある。
ヤスリ やすり 金属の面を、平らに削るときに使う。木工用のものもある。 【建具】
ヤセ やせ 木材が乾燥していくにつれて、収縮すること。 【建具】
ヤセイカ 野生化 その地に元来存在しなかった植物が、人間の影響によってその地に根付き、自然状態で繁殖すること。草本の場合は「帰化」ともいうが木本ではあまりいわない。
ヤッキョウヨウシ 薬きょう用紙 ammunition cartridge 腰の強さ,強度,非腐食性,厚さの均一性が要求される,薬きょうの製造に用いる紙。 【製紙関係】
ヤトイ 雇い 二つの材の合せ目に、別材を入れること。 【建具】
ヤトイメチ 雇いめち 額の外側から、薄い板を差込む補強方法。 【建具】
ヤナギショウジ 柳障子 縦組子を多く入れた障子。=縦繁障子。 【建具】
ヤナギマイシコウ ヤナギ埋枝工 ヤナギ類の枝(挿し穂と呼ばれる)を埋設し、不定根・萌芽の発生を期待して植栽する方法。
ヤニ 樹木から分泌する粘液のこと。空気にふれると、固体、半固体となる。=樹脂。 【建具】
ヤニイレシ 脂入れ 明治時代に土佐紙で工夫された紙で、滲み止め原料に松ヤニサイズを混入して漉いたものである。後にインク止め紙ともよばれ、用途は銀行等の伝票や扇面用紙など。原料はわらや木材パルプが多かった。 【和紙関係】
ヤニツボ ヤニツボ Gum Pocket 木材の一部にヤニが溜まっていること。
ヤネリョッカ 屋根緑化 一般的に人が利用しないことを前提に、建築物の勾配屋根や陸屋根等を緑化することをいう。
ヤバネバリ 矢羽根張り 矢に矧ぐ、鳥の羽根のような形状で、板の張り方の一つ。 【建具】
ヤマガタガラリ 山型ガラリ ガラリ戸の羽が、山のような、断面が三角の形をしたもの。 【建具】
ヤマクズレガイ 山崩れ害 大雨害のひとつで、大雨または融雪が原因となって山地の斜面や岩石や土壌の一部が突発的に落ちることによって起きる災害のこと。 【気象災害】
ヤマセ 山背 主として東北地方の太平洋側を中心に、春から夏に吹く冷たい湿った東寄りの風。この風が吹くと気温が上がらず冷害で凶作となることから、凶作風ともいわれ、おそれられてきた。本来は山の瀬を越えて吹く風(山背)をさした言葉。 【気象災害】
ヤマツナミ 山津波 山崩れや突発的地すべりの大規模なもののこと。
ヤマトトジ 大和綴 綴葉装や袋綴の綴じ方で、一、二ヶ所仮綴したものをいう。装飾本を組紐で綴じる場合が多く、そのために普通の糸で仮綴したものを大和綴としない考え方もある。綴葉装が日本独自の発展をとげたことから、これを「大和綴」と称することも多かった。 【和紙関係】
ヤマトバリ やまと張り 板を、少し重ねて張る方法。 【建具】
ヤマビキナエ 山引き苗 森林に自然に生えた稚樹を採取して苗木としたもの。山取り苗ともいう。
ヤマモトリュウボクカカク 山元立木価格 立木の状態での樹木の販売価格。一般には、丸太の市場価格から、伐採、搬出等に必要な経費を控除して計算された幹の材積m3当たりの価格。
ヤリカエシ 遣返し 深い溝と、浅い溝を造り、深い方へ差込み、浅い方へ戻す方法。 【建具】
ヤワラ 和良 吉野紙の別名で、ごく薄く柔軟な楮紙であるため、懐中紙として宮廷の女官達に愛用され、「やわら、やわやわ」などと呼ばれた。純楮であるが、美栖紙のように、「簀伏せ」を行う。奈良県吉野郡吉野町で今でも漉かれている。 【和紙関係】
ヤワラガミ 柔紙 上記「和良(やわら)」に同じ。楮の極めて薄い紙ながら、粘り強い特性が重宝されて、現在は古文化財の修理用紙として、また漆塗りの漆を漉す紙として欠かせない。 【和紙関係】
ヤンキーシキショウシキ ヤンキー式抄紙機 Yankee paper machine, Yankee machine 乾燥部に1本の大径ドライヤ(ヤンキードライヤともいう)をもつ抄紙機。【参考】湿紙匹はヤンキードライヤ面に押し付けられて強い片面光沢が得られる。 【製紙関係】
ヤンキーショウシキ ヤンキー抄紙機 yankee paper machine ヤンキードライヤーを使った抄紙機。 【製紙】
ヤンキードライヤー ヤンキードライヤー yankee dryer 直径3~5.5mで表面が鏡面仕上げされたドライヤー。 【製紙】
ユウイン 誘引 針金などを使って枝を引き導くこと
誘引とは、茎やつるを支柱やトレリスにところどころ結びつけて目的の位置まで導き、その形や茂りをよくすること。
樹木では、枝を支柱に添わせ、麻ひもなどで枝を調整しながら止めていく作業のこと。
ユウカド 硫化度 sulphidity, sulfidity クラフト法蒸解液中の硫化物の量の表示方法。 【製紙関係】
ユウキシツ 有機質 植物や動物由来の要素。ワラ、糞、葉、油粕、骨等。
ユウキシツヒリョウ 有機質肥料 植物や動物から作られた肥料。骨粉、鶏糞、油粕かすなど。施した後微生物によって分解されてから効き目が現われるものが多い。
油粕、魚粕、鶏糞、牛糞等有機質を由来とする肥料。成分バランスが偏っているが、効き目はゆっくりと穏やかに効くので植物を傷めづらい。
ユウキブツ 有機物 牛糞、バーク堆肥、腐葉土、わら等分解すると土に還元されるもの。
ユウコウアルカリ 有効アルカリ effective alkali クラフト蒸解液の蒸解作用をするアルカリ量の表示方法。有効アルカリはNaOHに換算して表す。 【製紙関係】
ユウコウエンソ 有効塩素 available chlorine 塩素系漂白剤の酸化力(漂白力)比較の尺度として用いるもので,漂白に有効に作用する塩素の漂白剤全重量に対する百分率(%)をいう。 【製紙関係】
ユウサチ 遊砂地 流路の一部を拡幅し、流下してきた土砂を分散させて堆積させる目的の施設
ユウズイセンジュク 雄蕊先熟 雄蕊先熟とは、両性花の雄しべが雌しべより早く熟しきってしまう性質をいう。開花しても自家受粉では種子ができない。ナデシコ、キキョウ、ホウセンカ、ユキノシタ、などがこの性質を持つ。
ユウセイボク 優勢木 林木の中で、成長が良く林冠の上層をつくるもの。
ユウセイボクカンバツ 優勢木間伐 形質の悪い優勢木を優先的に伐って、残った中で形質良好な中庸木が最低利用径級(心持ち柱材が1玉収穫できる)に達するまで多く残していこうとするものです。そして利用径級に達したら、大きな木から間伐して収穫し、結果的にできるだけ多くの木が収穫できるようにするものです。
優勢木間伐は、若いときの(幹の中心の)年輪幅は開きすぎず、樹齢が高くなってからは年輪幅は詰まりすぎず、全体に年輪構成の均一な材が生産でき、良質材生産に適した方法です。この間伐方法は、スギやヒノキの良質材生産に有効です。
一方、間伐直後の林分構造は細長い木が風雪にさらされるので、冠雪害や風害に対応するために弱度に頻繁な間伐を慎重に行う必要があります。なおこの間伐方法は優勢木とともに劣勢木も間伐の対象にします。
ユウセツガイ 融雪害 積雪が解けることを融雪というが、この融雪が原因となって起きる災害のこと。気温が上がり融雪が進むことに降水が加わるため、融雪洪水などが起きる。 【気象災害】
ユウセン 優占 群落を構成する種の優劣の割合を優占度という。優占度の最も高い種をその群落の優占種と呼ぶ。
生物群集で、ある種が優勢の状態にあること。主に植物で用いられる。
ユーティーエムザヒョウケイ UTM座標系 地図の投影でなじみのあるメルカトール図法の応用で、地球全域を経度6度ごとに60の地帯に分け、その地帯の中央の経線を中央として地球中心から投影して表した座標である。メルカトール図法と同じで経度と緯度は直交し、分かりやすくなっており、経度の範囲が狭いので面積のゆがみも小さく、国土地理院発行の1/2.5万や1/5万の地形図に利用されている。 【測量関係】
ユウビンショカン 郵便書簡 lettercard 封印後,郵送する白色又は淡色の不透明な紙で,片面だけに通信文を書くようになっているもの。【参考】通常,通信文が内側になるように1回だけ折り畳み,あらかじめのりの付いた端の部分を封印する。封印した郵便書簡の片側にはあて(宛)先,スタンプ及び郵便標識用のスペースがある。のり付けした端部を取り除きやすくするためにミシン目が付いているものもある。用紙は,郵便物としての品質要求を満たすことが望ましい。 【製紙関係】
ユウビンハガキ 郵便はがき post card 封筒を使わないで手紙を郵送するために用いるもので,片方の面はすべて通信文用のスペースで,もう一つの面の少なくとも右半分は,あて(宛)先,スタンプ及び郵便標識用のスペースになっているもの。【参考】強くて,腰の強い紙のシートが使われる。 【製紙関係】
ユウヨウコウヨウジュ 有用広葉樹 広葉樹のうち、建築材、家具材、薪炭材、薬用、食用果実等幅広い用途に利用されている樹木の総称。
ユウヨウビセイブツ 有用微生物 土の中にいる微生物の内、植物体に養分を供給したり、根の生育を促進させたりする有益な微生物のこと。具体的には、植物にりん酸を供給するVA菌根菌や窒素を固定し供給する根粒菌等。
ユウリシヤスイシリョウ 遊離しやすい紙料 free stock 自然脱水したとき,懸濁水と遊離しやすい紙料で,脱水度又はフリーネス値として数値で表す。【参考】“free”の反対語は,“wet”又は“slow”である。 【製紙関係】
ユキオコシ 雪起こし 雪によって倒れた若い木を、幹が曲がったまま生長しないよう雪解け後にロープなどで引き起こして固定する作業。
雪圧や冠雪により倒れた樹木を引き起こし、縄・棒などで固定する作業。樹木の根元曲がりを軽減し、樹幹の成長促進を目的として行われる。
ユキシロ 雪代 富士山で発生する、多量の岩塊や表土立木等を巻き込んで流下する、特に水分が多い雪崩で、古くから富士山麓の住民から「雪代」と呼ばれて恐れられている。スラッシュ雪崩ともいう
ユキミショウジ 雪見障子 障子の上側に組子を入れ、下側にガラスを入れた物。摺上障子と言われる事もある。 【建具】
ユゴウザイ 癒合剤 癒合剤とは、枝の切り口に塗ると癒合組織を発達させる作用がある薬剤のこと。
ユニバーサルデザイン ユニバーサルデザイン 生活弱者と健常者がともに生きていく社会を形成する上で、健常者の側から一部の障害者や高齢者への特別な配慮を強調するのではなく、あらゆる年代層や様々な身体条件の人々が分けへだてなく利用できることを目指そうとする設計の考え方。すべての人が可能な限り利用できることを目指して努力し続けるという設計の姿勢。
ユニュウザイ 輸入材 外国から輸入された材。 【建具】
ユミノコ 弓鋸 弓型の物に糸鋸をつけ、曲線挽きなどをするためもの。 【建具】
ヨウアツリョク 揚圧力 uplite pressure ダムの底面に働く上向きの水圧。通常ダム底面の上流端で最大値を示し、下流側に向かって直線的に低減する圧力分布を示す。砂防ダムにおいては堤高が低く堆砂によって上流端水深が小さくなるので揚圧力を考慮しない場合が多いが、堤高15m以上の砂防ダムにおいては揚圧力を考慮する。
ヨウエキ 葉腋 葉が茎に付着する部分の上部で、芽はここにできる。
ヨウガ 葉芽 葉芽とは、成長すると葉や枝になる芽のこと。
芽の中に花芽(かが)と葉芽が共存するものを混合芽と呼ぶ。
一般に花芽は葉芽と比べ太く丸く外見で区別できる。
ヨウカイパルプ 溶解パルプ dissolving pulp (DP) 化学的に高度に精製したセルロース純度が高いパルプ。【参考】セルロース誘導体,化学繊維などのセルロースを利用する原料となる。略称はDP,亜硫酸法によるものをDSP,クラフト法によるものをDKPと区別する。
木材の成分であるセルロースを高度に精製したもので、レーヨン、セロファンなどの原料になる。
【製紙関係】
ヨウカンバツシンリン 要間伐森林 間伐又は保育が適正に実施されていない森林で、市町村森林整備計画で指定する。
ヨウコン 幼根 幼根とは、胚軸の下にあり、発芽とともに成長して主根になる部分のこと。
ヨウコン 葉痕 葉のついていた痕が枝に残ったもの。冬芽と共に、冬の落葉樹を見分けるポイントとなる。半円形、円形などの他、U字形、T字形など様々な形も見られる。
ヨウザイ 用材 針葉樹では構造材、建築用材を指し、広葉樹では家具用材を指す。製材用,パルプ・チップ用,合板用などとして利用される木材。薪炭材とシイタケ原木は含めない。
ヨウザイトコウシ 溶剤塗工紙 solvent coated paper プラスチック又は樹脂を塗工した紙若しくは後工程で蒸発してしまう揮発性の溶剤に溶かしたプラスチックを塗工した紙。 【製紙関係】
ヨウザイリンリュウボク 用材林立木 ひのき、すぎ等の立木で用材とすることを目的としているもの又は用材の効用を有していると認められるもの
ヨウジ 葉耳 葉の基部の両端が耳状に突出したもの。例イネ科
ヨウジュ 陽樹 強光の下で発芽し、幼樹の時から生長量の高い樹種で、一般に乾燥に対する適応力は高い。逆に、日陰での適応性は低く、初期の遷移段階で優先することが多い。分類すると比較的短命。シラカバ・ヤナギ・アカマツなど。
-落葉樹-
ウメ/シダレザクラ/バラ/コデマリ/ライラック/ハナモモ/ボケ/レンギョウ/サンザシ/サンシュウ/ハナカイドウ/ビョウヤナギ/キンシバイ/サルスベリ/フヨウ/キョウチクトウ
-常緑樹-
ダイオウショウマツ
-果樹-
カリン/ザクロ/ナツメ/ブルーベリー/
-蔓植物-
フジ/ノウゼンカツラ/アケビ/ムベ
ヨウジョ 葉序 葉のつき方。一節に一つの葉をつけるものを互生(ごせい)、二つつけるものを対生(ついせい)、三つ以上つけるものを輪生(りんせい)と区別する。
ヨウショウ 葉鞘 葉身と節との間にあって、茎を取り囲んでいるさや状の部分。葉の基部が茎を包む鞘のようになっているものをいう。葉鞘はイネ科、タデ科などの植物に見られ、葉を支えるとともに茎を支える働きをしている。
ヨウジョウ 養生 材料や製品などを、保護すること。 【建具】
ヨウジョウ 養生 樹木の生育を助ける方法を指す(支柱取り付け・幹巻きなど)
ヨウジョウ 養生 curing 柱,床の寄木張りなどが汚染しないように砥粉(とのこ)塗り,紙張り,ビニール張りなどで木面を保護すること。または,モルタルや打ち終わったコンクリートが十分硬化するように保護すること。
打込みが終わったコンクリートは、硬化を十分進行させるため、低温度、急激な温度変化、乾燥、荷重などの有害な影響を受けないようにコンクリート表面を保護する必要がある。これを養生という。一般的には、コンクリートまたはモルタルを打設後、直射日光、寒気、風雨を避け、水和作用を助けるために、むしろなどで被いをすることをいう。
ヨウジョウナエ 養生苗 苗畑で種子から育成した苗木。これに対して林内から苗木を掘り取り、畑で育成した苗を山取苗という。
ヨウシン 葉身 葉の主要部で、生理的には光合成を行う器官。
平たく広がっている葉の主要部分。葉身の外縁形は円形、楕円形、卵形など多様である。葉柄の方からみた形で表現される。
ヨウセイショクブツ 陽生植物 日光のよく当たる場所を好む植物。乾燥に強いものが多い。ほとんどの一年生植物、田畑に作る多くの作物、アカマツ、シラカンバ、ヤシャブシなどがあり、特に樹木を陽樹という。
ヨウセイビシンリン 要整備森林 保安機能を確保させるため、特定保安林のうち、造林、保育、伐採その他の施業を早急に実施することが必要な森林。
ヨウゼツ 葉舌 葉身と葉鞘との境目にある舌状の突起。例イネ科
ヨウテンカンシンリン 要転換森林 広葉樹林の植栽や天然更新等により、樹種の転換を図る針葉樹人工林をいう。市町村森林整備計画で指定する場合は、森林と人との共生林の範囲内となる。
ヨウヘイ 葉柄 葉身を支える柄の部分で、葉身と茎・枝との連絡をするが、これを欠く葉もあり、無柄葉とよばれる。
葉身を支えている茎についている部分。
ヨウボク 幼木 「幼児」と同じで、幼い樹木のこと。厳密な定義はないが、高木の場合は人の背丈に満たないぐらいの個体を言う。「幼樹(ようじゅ)」も同じ意味。
ヨウミャク 葉脈 葉肉内を平行または網状に走る維管束。
ヨウメンセキミツド 葉面積密度 単位地表面積当たりの葉の面積を葉面積指数という。葉面積密度は、葉面積指数を樹冠層の厚さで除したもので、樹冠の単位空間当たりの葉の面積である。
ヨクシコウ 抑止工 restraint works 砂防工事においては抑止工とは土石流の抑止に用いられる。土石流対策堰堤がこれにあたる。地すべり工事においては地すべり力に対して直接構造物で対応する工法。代表的な工種として杭工、シャフト工、アンカー工、擁壁工などがある。
ヨクセイコウ 抑制工 control works 砂防工事においては、流出土砂を抑制する工法について抑制工という。流砂調節ダムなどがこれにあたる。地すべり工事における抑制工とは、地すべり発生の誘因を除去したり、地すべりのバランスを回復させる工法をいい、地表水・地下水除去工法、すべり面粘土の土質的改良工法、盛土工などの代表的抑制工がある。
ヨクセイサイバイ 抑制栽培 自然発生期より遅らせて発生させる栽培法 【茸・菌類】
ヨコアテ 横当て 墨付けなどに使う台。馬(うま)とも言う。 【建具】
ヨコイタバリ 横板張り 板を横に使う張り方。 【建具】
ヨコシゲショウジ 横繁障子 横の組子を多く入れた障子。 【建具】
ヨコホウコウ 横方向 cross direction 抄紙機で紙及び板紙を抄造する場合,紙の進行方向に直角な紙の方向。略称はCD。 【製紙関係】
ヨシド 葦戸 よしず(葦で編んだ、すだれ)を入れた戸のこと。夏障子の一つ。 【建具】
ヨシノガミ 吉野紙 YOSHINO-GAMI こうぞを主原料とした紙。【参考】もっぱら,漆をこすのに用いる。漆こし紙ともいう。
「和良(やわら)」「柔紙(やわらがみ)」を参照。
【製紙関係】
【和紙関係】
ヨショクジッタイシャシン 余色実体写真 実体視ができるよう2色で重ね刷りをした実体写真をいう。余色としては一般に赤と青が用いられる。余色めがね(重ね刷りをした色を左右に付けて透視できるようにしたもの)でその写真を見ると見ると実体視が誰でもできる。 【測量関係】
ヨシワラショウジ 吉原障子 額入障子。 【建具】
ヨセギ 寄せ木 木片を組み合わせてつくったもの。 【建具】
ヨセギザイク 寄せ木細工 色、材質、杢目など、違う木片を組み合わせて、模様を表した、細工のもの。 【建具】
ヨセバリ 寄せ張り 端から順番に、寄せながら板を張る方法こと。 【建具】
ヨソ 予措 例としては種皮が硬くそのままでは水を吸水しにくいような、アサガオ、スイートピー、カンナなどで種をあらかじめお湯に浸けておいたり、ナイフで種皮を傷つける処理を行うことがあるが、このようにあらかじめ人為的に作業を行うことで生育させやすい状態にしてあげることも予措のひとつ。イネの種子を種播き前にお湯につけて、発芽させる作業も予措と呼ぶ。
ヨテン 与点 座標値や標高が与えられている点で、この点を使って求点の座標値や標高を求める時に使う。既知点ともいう。 【測量関係】
ヨマキ 余蒔き 余蒔きとは、時期はずれに種子を蒔くことをいう。
ヨユウダカ 余裕高 allowance height 計画高水位に達した水が波うったり、流木などが流れてきても安全なように堤防の高さに持たせた余裕。
洪水時の波および流木などを考慮して断面に見込まれる高さ。特に砂防河川のような急勾配の渓流においては、流木、巨礫などの混入によって水位の変動が著しい。そこで、流路工の護岸工は計画高水位に余裕高を加えた高さまで護岸を施工することとしている。余裕高は、原則としてラショナル式によって計画された対象流量によって下表のように定められている。ただし、同一流量においても、勾配が急なところ、緩やかなところでは水理条件が変化することから、砂防河川では十分な余裕が必要となる。このような考え方から、余裕高は河床勾配によっても変化するものと考えて、計画高水位(H)に対する余裕高(⊿H)との比(⊿H/H)が下表の値以下とならないように定められている。
余裕高
計画流量:余裕高
200m3/s未満:0.6m
200~500m3/s:0.8m
500m3/s以上:1.0m
勾配:~1/10:1/10~1/30:1/30~1/50:1/50~1/70:1/70~1/100:1/100~1/200
ΔH/H値:0.50:0.40:0.30:0.25:0.20:0.10
ヨロイイタ よろい板 採光、通風などのため、窓に斜めに取り付ける、巾の狭い長板のこと。 【建具】
ヨロイド よろい戸 よろい板を取り付けた戸のこと。=ガラリ戸。 【建具】
ヨントウサンカクテン 四等三角点 国家基準点が明治の近代的な測量以降1~3等三角点で全国で設置されてきたが、昭和26年に国土調査法が施行され、地籍調査が開始された。そこで地籍調査に必要な基準点として、3等三角点を中心とした国家基準点を基に2km2に1点設置されてきた三角点をいう。 【測量関係】
ヨンマイダテ 四枚建 引違いに、四枚嵌められるもの。 【建具】




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