森林・林業・林産業用語集(2020.10.11)
ア | カ | サ | タ | ナ | ハ | マ | ヤ | ラ | ワ |
読み方 | 用語 | 英語 | 概要 | 備考 |
サー | SAR | Synthetic Aperture Rader | Synthetic Aperture Raderの略で合成開口レーダと訳され、マイクロ波のレーダを対象物に照射し、その反射波を解析することにより、対象物の起伏や構造を明らかにするリモートセンシング技術である。一般のレーダと異なる点は、対象物の分解能を上げるためには、アンテナを大きくする必要があるが、人工衛星等では飛行する事で反射波を受けるアンテナを大きくしたと同じ効果を生み出している点である。この方法の特徴は夜間はもちろん雲があっても観測できる事であるが、分解能は人工衛星で10m程度である。 | 【測量関係】 |
サーモメカニカルパルプ | サーモメカニカルパルプ | thermomechanical pulp | 木材チップを蒸気で加熱前処理し,高温・加圧下でリファイナで処理して製造した機械パルプ。【参考】リファイナ砕木パルプより強度が高く,結束繊維が少ないのが特長で,中下級印刷用紙の原料となる。略称はTMP。 | 【製紙関係】 |
サイガイサテイ | 災害査定 | 地方公共団体の公共土木施設で異常天然現象(台風、大雨、地震等)による災害に対し、国庫負担申請がなされたあと、国土交通大臣が災害査定官を現地に派遣し、財務省職員立会いのもとに、復旧事業の決定を行うこと。 | ||
ザイサンクユウリン | 財産区有林 | 市町村及び特別区の一部で財産を所有する特別地方公共団体である財産区が所有する森林。合併前の市町村単位で管理・経営する場合が多い。公有林(市町村有林)の一種。 市町村及び特別区の一部で財産を所有する特別地方公共団体を財産区というが,合併前の旧市町村単位で山林を経営する場合が多い。これを財産区有林といい,公有林に区分されている。 |
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ザイシツ | 材質 | 材木の性質。 | 【建具】 | |
ザイジュウクブン | 在住区分 | 森林所有者が(自市町村内,他市町村内,県外等)どこに住んでいるかを区分するもの。 | ||
サイショクミツド | 栽植密度 | 単位面積当たりの植えつけた本数。つまり、栽植密度が高いということは植え付け本数が密集しているということを表す。 | ||
サイジング | サイジング | sizing | 印刷・筆記用紙において、インキの滲みを防止・調節したり、耐水性を付与する工程。 | 【製紙】 |
サイズ | サイズ | sizing, sizing agent | サイズには寸法の意味があるが、製紙業界ではとくにインクや墨汁のにじみ止めのために用いる薬品のことをいう。 ペン書きの際,インキがにじまないように,また毛羽立ちを防ぐために,紙の表面性を改善するための操作,又はこれに使用する薬品。【参考】サイズ剤としてはロジン,ゼラチン,でんぷん,合成樹脂などが用いられ,その方法にはサイズ剤をパルプに調合する方法(内添サイズ)と紙の表面に塗布する方法(表面サイズ)がある。 |
【製紙関係】 |
サイズシ | サイズ紙 | sized paper | サイズ処理をした紙。 | 【製紙関係】 |
サイズドシケン | サイズ度試験 | sizing test | 紙のインキや水などの浸透に対する抵抗度を測定する試験。【参考】測定にはインキでペン書きする方法,ステキヒト法,電気的試験方法などがある。板紙には浸せき試験も行われている。 | 【製紙関係】 |
サイズプレス | サイズプレス | size press | 印刷に適した紙にするため、ドライヤ一乾燥後の紙の表面に薬品を塗る工程。 抄紙機の乾燥部の中間に取り付けられて,紙に表面サイズを施す装置。サイズ液を紙に塗工するためのロールと,サイズ液の供給装置とから成る。 |
【製紙関係】 |
サイズプレストコウ | サイズプレス塗工 | size press coating | 縦,横又は傾斜配置された2本のロール(サイズプレス)のニップで塗工液を軽量塗工する塗工方式。 | 【製紙関係】 |
サイセイカノウエネルギー | 再生可能エネルギー | 再生可能エネルギー(さいせいかのうえねるぎー)太陽光、太陽熱、風力、地熱、バイオマスなど通常エネルギー源枯渇の心配がない自然エネルギーのこと。ダムなどの建設を伴わない小規模の水力発電も再生可能エネルギーに含まれる。 | ||
サイセイシ | 再生紙 | 原料に古紙を配合した紙。新聞紙、段ボール、ボール紙、トイレットペーパーなどはもともと再生紙であるが、近年は書籍や雑誌、文具、OA用紙などへの使用も増えている。再生紙の生産量は少なく、古紙に含まれるインクを抜く脱墨の工程が必要なため、バージンパルプだけでつくった紙よりも割高になるが、急増する紙ごみの原料と森林資源保護のため、再生紙を導入する官庁や民間企業が増えている。しかし、脱墨の工程で使用する大量の塩素がダイオキシンを発生させることが明らかになり、紙の大量消費、大量廃棄自体が問われている。 | ||
ザイセキ | 材積 | 立木または造材された丸太、さらに製材された木材の体積をいう。材積は①実績②層積に区分され、①は立木(枝条を含む)や丸太の実績をいい(大面積の立木群の材積を蓄積ともいう)、②は薪炭材などの小径木を一定の枠に積み重ね丸太間の空間を含めて材積を測定する。 換算は、1m3=3.5937石、1石=0.27826m3です。ちなみに丸太材積は、末口直径×末口直径×材長で算出 |
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サイゾウリン | 再造林 | 人工林を伐採した跡地に人工造林を行うこと。 人工林の伐採跡地に人工造林を行うこと。多くは、針葉樹人工林の伐採跡地に再び針葉樹の苗木を植栽。 |
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ザイタ | 座板 | 押え板のこと。挟み込んだり、上下へ当てて止めるもの。 | 【建具】 | |
サイダイデッケル | 最大デッケル | maximum deckle | 地合形成領域を離れるときの湿紙の最大幅。 | 【製紙関係】 |
サイダイトリハバ | 最大取幅 | maximum trimmed machine width | その抄紙機で製造可能な紙又は板紙紙匹の最大幅。製造中に生じた耳部の凹凸を除去するために最大量の耳を取った後の幅。 | 【製紙関係】 |
サイタミツドキョクセン | 最多密度曲線 | 林分は,林木の大きさに応じて林木が生存しうる最多の本数密度に一定の限界を持っている。この関係を表したものが最多密度曲線である。 | ||
サイテス | CITES | Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora | Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の略称(通称ワシントン条約)。166か国が加盟(2004年9月現在)。 | |
サイドラップ | サイドラップ | 空中写真撮影で、並行するコース間の重なり度合いをいう。一般に飛行コースからのずれや標高の高い山による重複度の低下が考えられるので、30%の重複度を取るように計画するのが普通である。 | 【測量関係】 | |
サイドラン | サイドラン | side-run | 通常,再離解しないで利用できる幅の狭い1本のリールのこと。抄紙機の最大取幅にできるだけ近づけるために,主受注品に付加して計画的に生産されるもの。 | 【製紙関係】 |
サイバイフクロ | 栽培袋 | 培地を入れる袋、培養袋ともいう | 【茸・菌類】 | |
サイボウバイヨウ | 細胞培養 | 組織培養の一方法で、動植物の器官・組織片を物理的あるいは化学的に処理して細胞に解離して、これをガラスあるいはプラスチックの器内で無菌的に培養する方法。 | ||
サイミツスウチジョウホウ | 細密数値情報 | 国土地理院による3大都市圏宅地利用動向調査で作成されている土地利用を中心としたデータである。航空写真などから土地利用の現況を判定し、それを10mメッシュ毎にスキャナで読み取っている。土地利用のほか行政区、規制区分、地形、時間距離などの項目が含まれる。メッシュは平面直角座標系に基づいた等幅メッシュである。これまでに4時点のデータがつくられている。 | ||
サイライシュ | 在来種 | ある地域に従来から生育・生息している種で、本来的にその地域において生態系の構成要素となっている生物種のことをいいます。 | ||
サカエダ | 逆枝 | 下方向や、幹に向かって伸びる枝 | ||
ザガネ | 座金 | ボルトなどを締め付ける時、ナットの下に当てる金属製の板。=ワッシャー。 | 【建具】 | |
サカメ | 逆目 | 削り勝手が反対のこと。⇔順目(ならいめ)。 | 【建具】 | |
サカメクギ | 逆目釘 | 太くて'いぼ状'の突起があり、打ち込むと、抜けにくい釘。 | 【建具】 | |
サギョウシステム | 作業システム | 伐倒、造材、集材、運材など伐出の作業システムで、林道からの距離、高性能林業機械などにより構築するもの。 | ||
サギョウシュ | 作業種 | 更新及び伐採の過程によって生産方法を分類したもの。伐採方法,伐採面(更新面、作業地)の広狭(面積の大小)及び形状などによって分類するのが普通である。 | ||
サギョウドウ | 作業道 | 林道などから分岐し、立木の伐採、搬出、造林などの林内作業を行うために臨時的に作設される簡易な構造の道路。 林道を補完し、除間伐等の作業を行うために作設される簡易な構造の道。 |
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サギョウハン | 作業班 | 立木の伐採・搬出、造林などの各種施業を実行するために、森林組合が雇用した労働者の作業組織 森林組合作業班 |
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サギョウポイント | 作業ポイント | 林道等で集材、造材、積み込みなどの作業を行うことが可能な場所。 | ||
サギョウロ | 作業路 | 伐採、造林、保育等の森林施業を行うために、林道等から作業現場へ向けて開設した幅員3m程度の作業用道路。 | ||
サクカ | 蒴果 | capsule | 果実の一種。子房に数室あって、2枚以上の心皮から成熟してできた果実。成熟すると心皮と同数の裂片に裂け、種子を散布する。アサガオ・カタバミなどにみられる。 | |
サクションピックアップ | サクションピックアップ | suction pickup | 湿紙をワイヤからフェルトに転移させる操作又は装置。【参考】ワイヤ上の湿紙にフェルトを接触させ,サクションロールの吸引力によってワイヤからフェルトへ転移させ,プレスロールまで運ぶ。高速抄紙機及び薄葉紙抄紙機に用いられる。 | 【製紙関係】 |
サクションボックス | サクションボックス | suction box | 1)抄紙機のワイヤ又はフェルトに接し,箱内を減圧にして湿紙又は毛布から水を吸引する装置。2)サクションロール内にある吸引箱。 | 【製紙関係】 |
サクションボックスデッケル | サクションボックスデッケル | deckle of suction box | サクション領域を湿紙の幅と同じにするために,紙又は板紙抄紙機のサクションボックス内部に用いられる装置。 | 【製紙関係】 |
サクズデータ | 作図データ | 数値地形図のデータを地形図等に表した場合、分かりやすいように、水平位置を転移したり、データを間断して重複を避けたりするなどしたデータをいう。真位置データに対応した言葉である。 | 【測量関係】 | |
サクラ | 桜 | ばら科の落葉高木。材は堅く、引手、削り当、建築用、家具用などに使われる。 | 【建具】 | |
ササモク | 笹杢 | '笹の葉状'をした杢。 | 【建具】 | |
サシエダ | さし枝 | 長く奇麗に伸びて、樹形を整えてる枝のこと | ||
サシガネ | 指金 | 直角に曲がった形の、金属製の'ものさし'のこと。 | 【建具】 | |
サシキ | 挿し木 | 木の枝を土に挿して発根、発芽させ、新しい株を作ること。 植物体から枝を切り、切った枝を鹿沼土やバーミキュライト等の用土に挿して発根させて、植物体を増やす方法。遺伝的に元の植物と同じものが得られる。 |
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サシホ | 挿し穂 | 挿し木や挿し芽に使う、枝や茎の一部を切りとったもの。 | ||
サシメ | 挿し芽 | 方法は挿し木と同様だが、先端の芽を使うときや草本性の植物で行うときにさし芽と呼ばれる。 | ||
サシモノ | 指物 | 机、箪笥、箱など、板を組み合わせて作った物。 | 【建具】 | |
サチンホワイト | サチンホワイト | satin white | 硫酸アルミニウムと石灰乳との反応沈殿物。【参考】アート紙の塗料として用いる。 | 【製紙関係】 |
サツエイキジュンメン | 撮影基準面 | 航空写真撮影の際、写真縮尺を定めるため、撮影地域の平均的な標高を基に定める面 | 【測量関係】 | |
ザッキン | 雑菌 | 栽培対象以外の菌類 原木内に侵入したシイタケ菌以外の菌及びきのこのこと |
【茸・菌類】 | |
ザッシュシ | 雑種紙 | miscellaneous paper | 工業用雑種紙(建材用原紙,食品容器原紙,ライスペーパー,グラシンなど)と家庭用雑種紙(書道用紙など)に区分される,紙の分類項目の一つ。 | 【製紙関係】 |
サツマスギ | 薩摩杉 | '屋久杉'のことを言うことがある。 | 【建具】 | |
サトチサトヤマ | 里地里山 | 居住地域の近くに広がり、薪炭用材や落葉の採取、農業生産など様々な人間の働きかけを通じて自然環境が維持・形成されてきた地域のことをいいます。森林、農地、ため池、草地等で構成されており、多様な動植物の生息・生育場所になっています。 人里近くにあって人々の生活と結びついた山林。里地まで含めた場合、水田・雑木林・ため池といったさまざまな要素が入り組んだ、モザイク的環境を指す。里山では人々が生活のために自然に手を入れて二次的自然を作り出すことによって、生物多様性や美しい景観が維持されている。いわゆる「どこにでもある日本の風景」ではあるが、過疎化や都市化によって荒廃が進んでいる。全国の約4割8に当たるこれらの地域は、いろいろな地形や要素を含むので、最近では人間と自然の共生の場として注目されているほか、多様な動植物が生息できる環境として、生物多様性の観点からいっても重要な位置を占めている。絶滅のおそれのある種の多く出現する場所の5割が里地里山にあることがわかっている。 |
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サトヤマ | 里山 | 市街地や集落周辺において従来、林産物栽培、有機肥料、薪や炭の生産等に利用されていた森林で、近年、住民に身近な緑地として評価されているが、所有者による適切な維持管理が困難な状況となっている。 | ||
サトヤマインストラクター | 里山インストラクター | 豊かな自然生態系の宝庫である里山の保全整備と、子供たちに楽しく学ぶことができる適切な指導者 | ||
サトヤマカツドウ | 里山活動 | 里山(かつては薪炭やシイタケ等の特用林産物を生産するなど農山村の人々と深いかかわりを有していた森林)の再生と里山と人との新たな関係を創造する活動のこと | ||
サトヤマリン | 里山林 | 人里近くに広がり、古くから、薪や炭にするための木を伐り出したり、水田や畑の肥料とするための下草や落ち葉を採取してきた森林。近年、都市化の進展とともに次第に放置されるようになってきており、人々と里山林のつながりをもう一度築きなおし、環境教育や自然観察のフィールドとして整備・活用しようとする取り組みが期待されている。 居住地近くに広がり、薪炭材の伐採、落葉の採取等を通じて地域住民に利用されている、あるいは利用されていた森林。 農山漁村集落周辺にあり,かつては薪炭やシイタケ等の特用林産物を生産するなど人と深い関わりを有していた森林。1987(昭62)年に策定された第4次全国総合開発計画では,人間・社会とのかかわりを中心として森林を類型化(奥山天然林,人工林,里山林,都市近郊林)し,それぞれのタイプ別の森林の整備方向を示している。里山林については,児童生徒の学習の場や山村における都市との交流拠点など多様な要請があり,自然環境や国土の保全に留意しつつ,森林の総合的利用を図り,このため,広葉樹の価値を再評価しつつ,育成天然林施業等により,利用目的に応じた多様な森林を整備することとされている。 |
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サネハギ | 核(矧ぎ) | 板と板を、張り合わせる時、一方の板の側面に作る細長い突起のこと。もう一方の板の側面に溝をつけ、かみ合わす方法を'核矧ぎ'という。 | 【建具】 | |
サバクカ | 砂漠化 | 砂漠化とは、「乾燥、半乾燥及び半湿潤地域におけるさまざまな要因(気候変動及び人間の活動を含む)に起因する土地の劣化」を言います。(砂漠防止条約第1条)砂漠化の原因は、気候的要因(大気循環の変動による乾燥地の移動)と人為的要因(家畜の過放牧、休耕期間短縮による地力低下、薪炭材の過剰採取など)があげられます。地球の面積の約40%にあたる約36億ヘクタールが砂漠であり、毎年600万ヘクタール(四国と九州の合計に相当)ずつ砂漠化が進行しているされていると言われています。1992年(平成4年)6月の地球サミットで「砂漠化防止条約交渉会議」の設置が決定され、1994(平成6年)年6月「砂漠化防止条約」が採択されました。 | ||
サバクカボウシジョウヤク | 砂漠化防止条約 | 開発途上国(特にアフリカ)で深刻化する砂漠化(干ばつを含む)問題に対して、国際社会がその解決に向けて協力するため、1994年(平成6年)6月17日に採択しました。被影響国、地域による砂漠化防止行動計画の作成と実施先進国の資金援助、技術移転の支援等を定めています。日本では、1994年10月条約に署名しました。ただし未批准となっています。 | ||
サハラサバク | サハラ砂漠 | the Sahara Desert | アフリカ北部、世界最大の砂漠 | 【砂漠】 |
サビビョウ | さび病 | さび病とは、葉の表面にさび色の粉がつく病気のこと。白さび病、黒さび病などがある。 | ||
ザヒョウケイ | 座標系 | 地球上のある点の位置を統一的に数値で表すための系で、測地座標系と平面直角座標系に分けられる。測地座標系は、地球の形(回転楕円体)を決め、東京都港区麻布に設置された経緯度原点等をから求めた緯度経度であらわしている。これはすべて曲面であらわしている。しかし1/2500の地図など狭い範囲では平面としてあらわした方が測量計算を行うのに便利な事から、平面に投影しても誤差を1/10000以内に収められるよう東西130km以内を適用範囲とした19の座標系も設けて行っている。これが平面直角座標系である。 | 【測量関係】 | |
サブロク | さぶろく | 3尺×6尺の意味。合板や硝子などの、寸法に用いる。 | 【建具】 | |
サボウ | 砂防 | 上流山岳部における土砂礫の生産流出を抑制し、急激な下流への流下や土石流の発生・氾濫を和らげることを目的とした工事です。山腹や斜面の対策工事と、渓流保全工事とに大きく分けられ、斜面対策としては地すべり対策工事や急傾斜地崩壊対策工事などが、渓流保全工事としては堰堤工や流路工(渓流保全工)などが行われています。 | ||
サボウエンテイ | 砂防堰堤 | 砂防堰堤は、降雨によって土石流となって流れてくる土砂を食い止めて勢いを弱めるとともに土石流の流向きを制御し、河床の浸食や土石流の氾濫を軽減します。 砂防目的に作られる構造物で、コンクリートなどで造られた重力式のダムです。治水の重力ダムとは形状が異なり、下流側がほぼ垂直に近い勾配をしています。一般的には流水はそのまま下流へ流れる構造になっていて、上流側には土砂が貯まり、上流からの土砂の供給に応じて堆積する勾配が変化し、下流への土砂供給を自然に調節します。砂防ダムと呼ばれることもあります。 |
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サボウシテイチ | 砂防指定地 | 砂防法第2条に基づき、砂防設備を要する土地又は治水上砂防のため一定の行為を禁止若しくは制限する土地のことをいい、建設大臣が指定する。森林施業については、5ha以上伐採する場合は知事の許可が必要である。 | ||
サボウダム | 砂防ダム | 渓流において、堆砂によって河床を上昇させて山脚を安定させ崩壊を防止したり、流送する土砂を貯砂、調節して土砂災害を防ぐために築造されるダム。 ダムのその目的によって次の5種類に分類することができる。一つのダムが二つ以上の目的を兼ねる場合には、その主たる目的によって分類するものとする。 1.山脚固定ダム・・・河床を上昇させて山脚を固定し、山腹の崩壊等の予防及び拡大の防止を図り、土砂の生産を抑制することを目的とする。 2.縦侵食防止ダム・・・河道の縦侵食を防止して、土砂の生産を抑制することを目的とする。 3.河床堆積物流出ダム・・・河床に堆積した不安定な土砂の流出を防止することを目的とする。 4.土石流対策ダム・・・土石流を抑止あるいは抑制することを目的とする。 5.流出土砂抑制・調節ダム・・・流出土砂の抑制及び調節を目的とする。 |
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サポート | サポート | supporting | 生態系サービスの土台を築くもので、そもそも人間社会を含む生物種や生育域が存在する為の環境を形成し、維持するもの 生息地、栄養、水、土壌の形成など 生態系に由来する人類の利益となる機能(生態系サービス)の4つのうちの一つ |
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サムターン | サムターン | 間仕切錠や表示錠の、施解錠をするための、小さなツマミなこと。 | 【建具】 | |
サヤ | 鞘 | 鋸、のみ、小刃などの、刃物を入れて保護する物。 | 【建具】 | |
サラ | 皿 | 木ネジやビスの、頭の部分。 | 【建具】 | |
ザラガミ | 更紙 | woody paper | 機械パルプを原料とし,これに少量の化学パルプを加えて製造した下級印刷紙。 | 【製紙関係】 |
サラサガミ | 更紗紙 | SARASA-GAMI | 室町年間に南蛮貿易でもたらされたジャワ更紗やインド更紗の文様を型紙捺染(なっせん)した紙。ポルトガル語のsarasa(木綿布)、またはインドの地名suratに由来するなど、様々な説がある。 | 【和紙関係】 |
サラシクラフトシ | さらしクラフト紙 | bleached kraft paper | さらしクラフトパルプを原料として抄造したクラフト紙。【参考】強度に優れ,印刷適性もよいことから幅広い用途に使用されるのが特徴。 | 【製紙関係】 |
サラシコウテイ | 晒工程 | bleaching | 品質を均一にするために、紙を漂白すること。 | 【製紙】 |
サラシパルプ | さらしパルプ | bleached pulp | 漂白剤を用いて漂白したパルプ。 | 【製紙関係】 |
サラシパルプウラウチオリタタミバコヨウイタガミ | さらしパルプ裏打ち折畳み箱用板紙 | bleached lined folding boxboard | 折畳み箱用板紙の一種で,塗工表面に印刷適性及びニス引き適性をもたせるため,外層の片面又は両面がさらし化学パルプで構成されているもの。 | 【製紙関係】 |
ザラホダ | ザラ榾 | 菌が弱りまたは死ぬことにより樹皮が形成層から剥離すること。原因には①直射日光の連続②乾燥の連続③過湿の連続④長期にわたり榾木を蒸らした場合 | 【茸・菌類】 | |
サルイイシコトラウサバク | サルイイシコトラウ砂漠 | the Saryesik Atyrau Desert | 中央アジアのカザフスタン南東部にある砂漠 | 【砂漠】 |
サワラ | 椹 | ひのき科の針葉樹。建具材としても使われるが、桶などにも多く使われる。 | 【建具】 | |
サン | 傘 | きのこの傘 | 【茸・菌類】 | |
サンカクケイウエ | 三角形植え | 三角植えは、平地でも傾斜地でも、それぞれの木に均等な樹冠スペースを与えるのに最適です。三角植えは冠雪害による共倒れを防ぐのに効果があります。しかし間伐の伐出作業の能率は落ちます。 正三角形植えともいう。 |
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サンカクソクリョウ | 三角測量 | 現在はあまり行われていない方法で、基準点の測量が、三角形の一辺と両角がわかれば他の二辺とその挟角が分かる原理で始まった事からつけられた名前である。光波測距儀を中心とした三辺測量やGPSによる点測量の時代であるが、測量法の施行規則などに名前は残っている。 | 【測量関係】 | |
サンカクテン | 三角点 | 国土地理院が行う三角測量によって設置し、水平位置を求めた基準点をいう。 三角点は、明治時代に設置以来すべての測量の基準となる基準点で、測量法の基本測量(国土地理院が行う)でいう永久標識の一つとなる。現在(平成15年3月31日時点)では、一等三角点972点、二等三角点5,056点、三等三角点32,699点、四等三角点64,557点が設置されている。 この三角点を繰り返し測量することによって、日本列島の地殻変動が明らかになるが、現在は「精密測地網高度基準点測量」という測量により地殻変動を検出している。この測量は、一等三角点と二等三角点の一部で構成される約2,000点の三角点を全国に設置されている電子基準点を既知点として、GPS観測によって高精度な測地学的位置を求めるもので、この高度基準点測量を5年周期で繰り返し実施することにより、日本列島の地殻変動を検出している。 本来は三角測量のための基準点であるが、従来からの慣習で、位置の基準点のことをいう。国家基準点には花崗岩の標柱又は金属表の下に、盤石が埋めてあり、標柱等が事故にあってもその位置に再現できるようになっている。 |
【測量関係】 | |
サンカクテンモウズ | 三角点網図 | 地形図上に三角点を表示し、視通線を記入したもの | 【測量関係】 | |
サンコウザイ | 散孔材 | 年輪全般にわたって管孔の大きさと配列が一様であるか、ゆるやかな変化を見せる材。 | ||
サンスイ | 散水 | 乾燥を防ぐ程度の軽い水掛のこと | 【茸・菌類】 | |
サンスイヨウジョウ | 散水養生 | water curing by sprinklers | 打設されて間もないコンクリートの表面は乾燥するとひび割れを生じやすいため、コンクリートを打ち込んだ後には養生を行って湿潤状態を保つ必要がある。一般にはリフト面上に注水をして湛水養生を行なうが、型枠移設等のため湛水を行うことが困難な場合、スプリンクラー等を用いて散水をする養生が用いられる。これを散水養生という。リフト面上で配筋や型枠作業を行なうときは、スプリンクラーの散水が不十分になりがちであるので、作業員を配してホースによる散水を徹底させる必要がある。 | |
サンズミ | 桟積み | 材料の乾燥、保管のために、材料と材料の間に、桟を入れて積んで置くこと。 | 【建具】 | |
サンセイ | 散生 | バラバラと不規則なまとまりのない形で発生する事。 | 【茸・菌類】 | |
サンセイウ | 酸性雨 | 大気中の硫黄酸化物や窒素酸化物等の酸性物質を取り込んで酸性を呈する降雨とされていたが、現在では、霧や雪なども含めた「湿性沈着」及び晴れた日でも風に乗って沈着する粒子状やガス状の物質などの「乾性沈着」を合わせたものとされている。 酸性雨による影響として、土壌の酸性化による森林の衰退、湖沼の酸性化による陸水生態系への被害、銅像等の文化財や建築物の損傷などが指摘されている。 酸性雨問題は、原因物質が国境を越えて移動することから関係国が協力して取り組む必要がある。 主として化石燃料の燃焼によって生ずる硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)などの酸性雨原因物質が大気中で硫酸イオンや硝酸イオンなどに変化し、これを取り込んで生じると考えられるPH(水素イオン濃度)5.6以下の雨のことを指します。なお広義にはこれらの雨に加え、霧や雪なども含めた湿性沈着(Wet Deposition)およびガスやエアロゾルの形態で沈着する乾性沈着(Dry Deposition)の両者を合わせて酸性雨と呼んでいます。酸性雨による影響としては、(1)湖沼や河川等陸水が酸性化し魚類が死滅する。(酸性湖)(2)土壌が酸性化し植物の根を傷め、森林が枯死する。(3)建造物(大理石・金属)が酸化腐食する。などがあります。 |
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サンセキセイミジュクド | 残積性未熟土 | 岩石または未固結の地層が原位置で風化し、土壌化が進んでおらず、層位の分化が不完全でその土壌固有の特徴を示すまで至らない土壌。 | ||
サンソウイタガミ | 三層板紙 | three-layer board | 製造中に結合させた三つの完成紙料層から成る板紙で,接着剤を用いないで,湿紙の状態で結合させたもの。【参考】外層は同じ組成にしてもよい。 | 【製紙関係】 |
サンソウガミ | 三層紙 | three-layer paper | 製造中に結合させた三つの完成紙料層から成る紙で,接着剤を用いないで,湿紙の状態で結合させたもの。【参考】外層は同じ組成にしてもよい。 | 【製紙関係】 |
サンソヒョウハク | 酸素漂白 | oxygen bleaching | 未ざらしパルプをアルカリ性で酸素と反応させ,脱リグニンする漂白法。 | 【製紙関係】 |
サンソンサンギョウ | 山村産業 | 林業と農業を中心に、山村地域が一体となって山村のあらゆる資源を活用した総合的な産業をいいます。 | ||
サンチサイガイキケンチク | 山地災害危険地区 | 山腹の崩壊、崩壊土砂の流出などが既に発生している、または発生する危険のある森林原野であって、その危害が人家1戸以上または公共施設に直接及ぶ恐れのある地区。 | ||
サンチサイガイボウシキノウ | 山地災害防止機能 | 自然現象等による土砂崩壊、土砂流出等の山地災害の発生その他表面浸食等山地の荒廃化を防止し、土地を保全する機能。 | ||
サンチボウサイヘルパー | 山地防災ヘルパー | 山地防災に関する一定の専門的知識を有し、山地災害に関する情報収集活動に参加する者で都道府県知事から認定された治山事業の経験者や市町村の職員、林業関係団体の職員等。 | ||
サンドテーブル | サンドテーブル | sandtable, riffler | ごく低濃度の紙料懸濁液が流れる槽又は水路をもち,比重差によって紙料懸濁液から重量異物を除去する設備。【参考】その目的のためにバッフル(リッフル:じゃま板)を水中に配置することもある。リフラとも言う | 【製紙関係】 |
サンドブラスト | サンドブラスト | sand blasting | 砂を高圧水に混ぜて吹き付け、コンクリートの水平打ち継ぎ面のグリーンカット、鋼材のさび落としなどを行なう方法をサンドブラストという。一般に、グリーンカットにはエアーウォータージェットが用いられるが、鉄筋の多い箇所あるいは何らかの理由でグリーンカットを行なわなかった場所、または油の付着などの汚れのひどい場所にはサンドブラストが用いられる。 | |
サンドペーパー | サンドペーパー | 紙やすり。 | 【建具】 | |
サンドライ | サンドライ | 葉枯らしとは、伐倒木を枝葉のついたまま一定期間(通常数ヶ月程度)林内に放置し、残した枝葉からの水分蒸発によって材の含水率を低下させる方法。国有林葉枯らし材のブランド名称である。 | ||
サンバツ | 傘伐 | 一斉林の主伐の1種。伐期に達した林分を,親木(母樹)を残して周辺を全部一様に伐採すること。伐採後は,親木から落下した種子が親木の傘の周囲で稚樹として成長するところから‘傘(さん)伐’という。 | ||
サンプクコウ | 山腹工 | 山腹崩壊、はげ山などの荒廃地あるいは今後、荒廃の恐れのある山地に対して、本来の植生状態に復旧させる。または現在の植生を維持改善させることを目的として行う工事。 荒廃した山腹斜面等において植生を回復させることにより、斜面の安定化を図るために実施される工事。土留工、実播工等がある。 一般に、はげ山、山腹の崩壊箇所に、表土の風化の進行防止、裸地及び崩壊の発達防止のために植生の最終形態である森林の造成をいう。一般的ではあるが、植栽樹が成林して初めて目的が達成される。 |
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サンプラー | サンプラー | →捕集管 | 【林産関係】 | |
サンプル | サンプル | 見本、標本。 | 【建具】 | |
サンペンソクリョウ | 三辺測量 | 基準点が構成する三角点の各辺の測量で、光波測距儀による測量をいう。 | 【測量関係】 | |
サンボウカジョ | 散房花序 | 総状花序の一種。主軸の周りに柄 のある多数の花がらせん状につき、下のものほど柄が長く、花序の花が同一平面の高さに揃っているように見えるもの。 |
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サンボンビキ | 三本引き | 三本引違い戸のこと。=三枚引き。 | 【建具】 | |
サンメンバリ | 三面張 | 扇状地内の急勾配で、床固工で落差を付けてもなお掃流力が河床の抵抗力よりも大きい場合、また常に土石流が流下する場合には河床をコンクリートや石材で張って三面張りとする。そのときの河床勾配の粒径によっても異なるがおおむね1/30程度である。厚みは普通0.3mであるが、土石流によるすりへりが土石流1回あたり2cmに達する例もある。 | ||
ジアイ | 地合 | formation | シート中でのパルプ繊維の分布の均一さの度合。【参考】普通は透過光によって肉眼で判定される。 | 【製紙関係】 |
ジアエンソサンエンヒョウハク | 次亜塩素酸塩漂白 | hypochlorite bleaching | 次亜塩素酸ナトリウム又は次亜塩素酸カルシウムを用いた化学パルプ漂白法。【参考】多段漂白の中間段として行われることが多い。次亜塩素酸塩は,セルロースの酸化分解を引き起こすので,処理時のpHや温度条件を特に管理する必要がある。 | 【製紙関係】 |
シアゲ | 仕上げ | 製品を完成させること。部材に仕上げ鉋を掛けること。 | 【建具】 | |
シアゲカンナ | 仕上げ鉋 | 仕上げ削りをする鉋のことで'上仕上げ鉋'とも言う。 | 【建具】 | |
ジアゾカンコウシ | ジアゾ感光紙 | diazo sensitized paper | ジアゾ感光液を塗工して製造した陽画感光紙。【参考】光の当たったジアゾ化合物は発色しない性質を利用したものである。 | 【製紙関係】 |
ジアゾカンコウシゲンシ | ジアゾ感光紙原紙 | base paper for diazotype | さらし化学パルプを用いて,ジアゾ塗工用にサイズをきかせた平滑性のある紙。耐折強度及び引裂強度が高く,化学的に不活性で,光化学反応に影響を与えるような金属イオンを含まないもの。 | 【製紙関係】 |
ジーアイエス | GIS | Geographic Information System | Geographic Information Systemのイニシャルの略で、地理情報システムと呼ばれており、地図の持っている位置情報と、そこに存在している自然、経済、社会のデータを重ねあわせ、コンピュータを使って統計処理、管理、解析をするシステムをいう。 | 【測量関係】 |
シィエスアール | CSR | Corporate Social Responsibility | Corporate Social Responsibilityの略です。背景には、「マルチ・ステークホルダー・エコノミー」と言う考え方があります。企業は社会的な存在であり、自社の利益、経済合理性を追求するだけではなく、ステークホルダー(利害関係者)全体の利益を考えて行動するべきであるとの考え方を基に、環境保護のみならず、行動法令の遵守、人権擁護、消費者保護などの分野についても責任を有するとされています。最近では、大企業ばかりでなく、市場拡大を目指す中小の事業者や、地場産品などの高付加価値化を狙う地域にもこのような動きが拡大しており、「CSR(企業の社会的責任)報告書」などを作成する事業者も増えてきています。このような意識の高まりを受けて、EU理事会は、2002年(平成14年)7月、「企業の社会的責任:持続的な発展への企業貢献」と言う報告を出し、EUの積極的な姿勢を表明するとともに、企業のCSRにかかわる情報公開や監査などについての具体的指針を示しました。また、ISOは、CSRの国際規格化について検討し、第1世代の「品質」(ISO9000)、第2世代の「環境」(ISO14001)に続いて、第3世代のマネジメントを「企業の社会的責任」と位置づけ規格化への作業が進められています。なお、2001年(平成13年)の内閣府の調査では、企業の社会的役割として回答者の66%が「環境保護」を挙げており、今後企業が社会的信用を得るために力を入れるべきものとして71%が「環境保護」を挙げていることが注目されています。 CSR(Corporate Social Responsibility)とは、「企業の社会的責任」のこと。企業は社会的な存在として、最低限のコンプライアンス(法令遵守)に基づいて、よい商品やよいサービスの提供、雇用の創出と維持、納税に対する責任。適正なコーポレートガバナンス(企業統治)とディスクロージャー(情報開示)、また最近では個人情報保護や消費者への誠実な対応、地域社会への参加、安全や健康に配慮した職場環境、地球温暖化防止などの環境問題への対応などが、企業が社会に対して果たすべき「責任」としてとらえられている。 企業には、株主や消費者、従業員、取引先、地域住民など幅広いステークスホルダーがいて、CSRにはこうしたステークホルダーとの関係が重要であるとされる。企業を取り巻くさまざまな立場の人とのコミュニケーションを通じて、ステークホルダーから信頼を得る、そのための活動がCSRといえる。 |
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ジーエヌエスエス | GNSS | Global Navigation Satellite Systems | Global Navigation Satellite Systemsの略で、全地球航法衛星システムをいう。アメリカが運営しているGPS、欧州が進めているGALILEO、ロシアが再構築しているGLONASS、日本が打ち上げようとしている準天頂衛星等測位衛星の総称である。 | 【測量関係】 |
ジーエムエル | GML | Geography Markup Language | Geography Markup Languageの略で、地理マークつき言語という。地理情報システムなどで利用する空間データなどを記述するための言語で、国際標準化機構でISO19136として標準化されている。これによりさまざまな空間データを重ね合わせて表示したり加工することができるようになる。日本発の標準であったG-XML(JISX7199)が発展し統合化されている。 | 【測量関係】 |
シィシーエス | CCS(二酸化炭素回収・貯留システム) | 火力発電所などの排出ガスを溶剤に通すことで二酸化炭素(CO2)を分離し、熱で溶剤を蒸発させてCO2のみを回収、深さ1000メートル程度の地中や海底に封じ込める技術です。発電所が排出するCO2の約9割を回収できるといわれている。 | ||
ジーシーエムエス | GC/MS | →ガスクロマトグラフ/質量分析計 | 【林産関係】 | |
ジーシーピー | GCP | Ground Control Point | Ground Control Pointの略で、人工衛星画像の正確な位置関係を調べるために測定する地上の点をいう。実際には、道路の曲がり角や家の角など人工衛星画像から確認できる点について、正確な地図やGPSなどの測量で位置の測定を行ない、これを画像全体で数点行い、誤差が最小になるよう計算している。 | 【測量関係】 |
シイタケオオヒロズコガ | シイタケオオヒロズコガ | 榾木表面部または植菌付近へ生み込まれ幼虫期にシイタケ菌を食害する。駆除法は通風良くし、被害榾の近くに新榾を置かないこと。駆除剤あり | 【茸・菌類】 | |
シイナ | 粃 | 実が入っていない種子。孤立木に多い。 種子は小さく胚様物質が認められない種子。 |
【育種育苗関係】 | |
ジーピーエス | GPS | Global Positioning System | Global Positioning Systemの略で、アメリカ合衆国が、航空機、船舶等の航法支援用として開発したシステムをいう。上空約2万kmに打ち上げられている24個の位置測定用の人工衛星から発信された電波が受信機に到達する時間によって位置を求めている。測定方法によって以下の四方法に分けられる。(1)単独測位:1台の受信機で測定する方法で、10mの誤差で位置が決定できる。自動車や飛行機のナビなどに利用されている。(2)相対測位:2台以上の受信機で2点間の相対的な位置関係を測定する方法で、リアルタイムではないが、100万分の1(2点間が10kmで1cmの誤差)の精度の測定が可能である。(3)ディファレンシャルGPS、RTK-GPS測位:位置のわかっている基準局と、求めようとする観測点で同時に観測を行い、基準局で観測したデータを無線等で観測点に送信し、リアルタイムに位置を求められる。ディファレンシャルGPSは両点での単独測位で行い数m、RTK(Real Time Kinematicの略でリアルタイム測定)-GPSは両点で位相の観測を行い数cmの誤差で測定が可能である。(4)リアルタイム測位システム:VRS(Virtual Reference Station 仮想基準点)方式、ネットワーク型RTK-GPSなどと呼ばれ、国土地理院が設置した全国約1000箇所の電子基準点と携帯電話等を使って基準点等を精度良く測定するシステムである。 | 【測量関係】 |
シーピーディー | CPD | Continuing Professional Development | Continuing Professional Developmentの略で、継続教育をいう。時代に即した技術の維持向上のため、測量関係でも日本測量協会等13の測量関係協会や学会の構成により、測量系CPD協議会が平成16年5月に発足し、測量技術者の継続教育等の登録等が行なわれてきている。 | 【測量関係】 |
シィファイズ | c─φ図 | 斜面の安定解析を行うときは、現状の安全率を仮定し、すべり面の強度常数の粘着力Cと内部摩擦角φ(tanφ)との関係を求め、これを平面上に表示したもの。すべり面強度定数を逆算する場合にしばしば用いられ、地すべりの安定解析を行うときの強力な手法となっている。この図をもとに地すべりの垂直層厚により経験的に粘着力を推定し、内部摩擦角を求める方法が慣用されている。 | ||
シーマ | SIMA | Surveying Instruments Manufactures'Association | Surveying Instruments Manufactures'Associationの略で、「測量データ共通フォーマット」といい、各種測量アプリケーション・CAD相互でのデータ交換を目的としたフォーマットである。 | 【測量関係】 |
ジウエ | 地植え | 鉢などの容器を使わず、直接花壇や菜園、畑の地面に植えつけること。 | ||
ジェイエスジーアイ | JSGI | Japanese Standards for Geographic Information | Japanese Standards for Geographic Informationの略で、地理情報標準のことである。 | 【測量関係】 |
ジェイピージーアイエス | JPGIS | Japan Profile for Geographic Information Standards | 地理情報標準プロファイル(Japan Profile for Geographic Information Standards)の略で、平成17年1月に、地理情報標準(日本工業規格JIS X 7100シリーズ)、地理情報に関する国際規格(ISO 19100シリーズ)の中から、実利用に必要最小限の部分を取り出して体系化したものである。地理情報標準の実用版といえるものである。国土地理院では、GISの基盤となる空間データ、製品仕様書を作成する場合には、このJPGISに準拠して作成することを推奨している。本プロファイル、解説書等は、国土地理院のホームページからダウンロードできる。 | 【測量関係】 |
シェーキ | シェーキ | shake | 長網抄紙機でワイヤを水平に横振れさせること。【参考】これによって繊維の分散状態を良くし,地合を整える。 | 【製紙関係】 |
ジェルトン | ジェルトン | 南洋産の広葉樹で、非常に軽く、フラッシュ材の芯材などに多く使われる。 | 【建具】 | |
ジオイド | ジオイド | 静止している海水面が地表にも続いていると仮定した面で、それぞれの地点での高さの基準となる面である。これは地球内部を構成している物質による重力で水面の高さが異なってくるからである。 | 【測量関係】 | |
ジオインフォマチックス | ジオインフォマチックス | 測量の新世界を求める意味をこめて最近使われてきている言葉で、今までの単に計る測量から、地理情報システム、GPSによる世界的な測量、リモートセンシング、土地に限らず測量技術を使った各種3次元計測等技術は広がってきている。それに対応し英語でも今までのサーベイ(測量)からジオインフォマチックスやジオマティックスに変わってきている。なお直訳すると土地情報となる。 | 【測量関係】 | |
ジオコーディング | ジオコーディング | 住所や地名などを含んだデータをGISや地図上への表示に利用するため、緯度経度などの位置座標を与えることをいう。 | 【測量関係】 | |
ジオコード | ジオコード | 都道府県や市区町村に対して付けられた行政コードや、国勢調査の調査区、郵便番号区、小学校の学区域、選挙の投票区などのように、地理的な情報を文字や数字のデータとして収集管理するために、対象地域を領域分割し、各領域に一定の規則に従って付けるコード番号体系。 | ||
シオジ | 塩地 | 広葉樹。材は、耐久力が強く、光沢があり、建具材、建築材などに使われる。 | 【建具】 | |
ジオネット | GEONET | GPS Earth Observation NET workの略で、国土地理院が所有している全国約1200点の電子基準点を1秒ごとにリアルタイムで連続観測するシステムである。大きな地震や火山活動があると、2~5時間後にその動きが1cm単位で公表されている。 | 【測量関係】 | |
シガイセンランプ | 紫外線ランプ | 殺菌力の強い紫外線の光線を照射するランプ | 【茸・菌類】 | |
ジカザシゾウリン | 直挿し造林 | 母樹から切り取った枝の一部を直接,林地に挿して不定根を発芽させ,独立の林木に育て林を仕立てる方法。主にスギ,ヒバについて行われている。 | ||
ジカジュフン | 自家受粉 | 自分の花粉で自分の樹に咲いた花に受粉すること。特に同じ花の花粉が同じ花の柱頭に付くことを自花受粉という。⇔他家受粉 | ||
ジカバリ | 直張り | 下張りをせず、地板などに、直接'上張り'をすること。 | 【建具】 | |
ジカマキ | 直播 | 育苗を経ずに種子を直接、花壇や畑にまくこと。移植を嫌う植物(ケイトウ、スイートピー、ダイコンなど)は直播されることが多い。対語は、移植栽培 チョクハンとも言う。 |
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ジカヨウリン | 自家用林 | 森林法第10条第1項第7号に規定される「普通林であって、自家の生活の用に充てるため必要な木材その他林産物の採取の目的に供する森林」で北海道では2ha以内、北海道以外では1ha以内で指定される。伐採する場合は伐採届出書の提出は不要。 普通林のうち,自家の生活の用に充てるため必要な木材,その他の林産物の採取の目的に供すべきもののうち,市町村長が当該森林所有者の申請に基づき省令で定める基準に従い指定したもの。自家用林においては,伐採の届出や市町村森林整備計画で定められる適正伐期齢の対象除外となる。 |
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シガレットペーパー | シガレットペーパー | rice paper, cigarette paper | 原料が亜麻,木材パルプを主原料とする紙巻タバコの紙。【参考】?料として炭酸カルシウムを配合し,通気性,燃焼性,喫味などか要求される。たばこの燃焼性と適合するように?料及び/又は添加物を配合した無サイズの軽量紙。引裂強さ及び摩擦に対する抵抗力並びにたばこへの製造適性があり,小幅で巻き取れるもの。 ライスペーパーとも言う。 |
【製紙関係】 |
ジカンウリョウ | 時間雨量 | 正時(毎時00分)を始点として1時間以内に降った雨の量を指します。 | ||
シカンゲンシ | 紙管原紙 | core paper, core board | 紙,はく(箔),織物などを巻く心棒及び紙ドラムの製造に用いる強サイズ紙。【参考】大きさに応じて各種の厚さのものを用い,平巻き又はら(螺)旋巻きに適するように断裁する。厚さの均一性などが要求される。 | 【製紙関係】 |
シキイ | 敷居 | 敷居は、障子や襖、引戸などの建具の開口下部に設置する、溝やレールのついた水平材のことです。最近は和室開口部でも溝の代わりにレールをつけた物が増え、建具の金具の進歩で開け閉めが楽になりました。かつては、玄関も引戸の事が多く、敷居が使われていましたから、「敷居が高い」「敷居をまたぐ」などの言い回しが生まれました。 | 【造作材】 | |
シキイスベリ | 敷居すべり | 敷居の底溝に張るもの。木製、竹製、合成樹脂製などがある。 | 【建具】 | |
ジキキロクヨウシ | 磁気記録用紙 | magnetic recording paper | 強磁性微粉末を結着剤を用いて塗布した紙。【参考】磁気ヘッドを用いて,電気信号を磁気潜像として書き込み,必要に応じ電気信号として取り出す。乗車券,駐車券,通行券などとして使用される。 | 【製紙関係】 |
シキザキ | 四季咲き | 特定の時期に咲くのではなく、株がある程度生長すると年に何回も開花する性質⇔一季咲き | ||
シキザン | 敷桟 | 下桟の下端を、框の大手まで延ばす工法。 | 【建具】 | |
シキザンツバメ | 敷桟包ばめ | 敷桟で、下桟の延ばした先と、框の端の大手際とを、留にする工法。 | 【建具】 | |
シキモルタル | 敷モルタル | mortal layer | コンクリート打設前に打込み場所に敷き均すモルタルのこと。新旧コンクリートの打ち継目における付着を確実にしたり、打ち込んだコンクリート面に豆板ができるのを防止する。 | |
シキヨウイタガミ | 紙器用板紙 | boxboard | 品種分類上,板紙のうち,白板紙,黄板紙,チップボール,色板紙の総称。【参考】製函での作業特性と強度が要求される。用途によっては更に印刷適性,表面加工特性が要求される。 | 【製紙関係】 |
シキワラ | 敷きワラ | 木の根もとにひくワラ乾燥や凍結を防ぐ | ||
ジグ | 治具 | 工作の加工用に、工夫して作る'器具'のこと。 | 【建具】 | |
ジクサクウエ | じぐざぐ植え | じぐざぐ植え(千鳥植え)は三角植えに近い効果があり、積雪地帯でよく用いられます。列状植栽は2列植え、3列植えなどがあり、機械作業には便利です。 | ||
シクチ | 仕口 | '納まり'のための、穴、柄、組手などの方法。 | 【建具】 | |
ジクツリ | 軸釣 | 框の端を軸にして、開き戸などを釣る方法。 | 【建具】 | |
シケウチ | しけ打ち | 大雨の時ほだ木の木口をたたいて発生を促す作業 | 【茸・菌類】 | |
シゲショウジ | 繁障子 | 縦横、どちらかの組子が多い障子。縦繁障子(縦組子が多い障子)・横繁障子(横組子が多い障子)。 | 【建具】 | |
シケンケンキュウノモクテキニキョウシテイルシンリン | 試験研究の目的に供している森林 | 試験研究のために具体的な施業等が予定されている森林であり、かつ市町村森林整備計画に記載のある標準的な森林施業の方法と著しく異なる取扱いを行う森林のこと。森林法第10条の4に規定される地域森林計画としての摘要の除外が必要な場合は、森林所有者が、森林法施行規則第5条第2項の規定に基づき、農林水産大臣に申請することとなっている。 試験研究林 |
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シゲンノジュンカンリヨウリン | 資源の循環利用林 | 木材等生産機能を重視する森林。効率的・安定的な木材資源の活用と施業の集約化・団地化や機械化を通じた効率的な森林整備を図るために設定される。森林法第11条第4項第2号イに規定されている「公益的機能別施業森林区域以外の区域内に存する森林」が該当する。 | ||
シケンヘン | 試験片 | specimen, test piece | 【参考】試験法によっては若干異なった定義が必要となる。 | 【製紙関係】 |
ジゴシラエ | 地ごしらえ | 人工造林や天然更新の準備のため、雑草木の刈払いや伐採した樹木の枝などの整理を行う作業。 地ごしらえとは、伐出後に林地に残された幹の先端部(末木)や枝(枝条)、あるいは刈り払われた低木や草本などを、植栽しやすいように整理、配列することです。末木枝条などの有機物は、養分の供給源として、また表層土の流亡を抑え、土壌の物理的、化学的条件をよくするために、さらにまた、土壌の乾燥、霜柱などを防ぐために重要です。 ・低木類を全部伐る「全刈り地ごしらえ」 ・低木類を部分的に伐る「筋刈り地ごしらえ」や「坪刈り地ごしらえ」など ・全刈り地ごしらえが一般的です。 |
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シゴセン | 子午線 | 地球の自転軸と観測地点を含む面が地表と交わってできる円 | 【測量関係】 | |
シコミ | 仕込み | 培地の調整から殺菌・接種までの作業の総称 | 【茸・菌類】 | |
シシゲンシ | 紙糸原紙 | thread paper, twisting paper, spinning paper | 紙のより糸を作る原紙。【参考】縦の引張強さ,柔軟性,耐湿性に優れたものであることが要求される。包帯原紙,紙布原紙,抄繊原紙などがある。 | 【製紙関係】 |
シシチミゾ | 四七溝 | 見込1寸の戸を嵌める、溝7分・しま4分の、鴨居・敷居の溝。 | 【建具】 | |
シジッソウ | 子実層 | 胞子が作られる細胞層。 | 【茸・菌類】 | |
シジッソウタク | 子実層托 | 子実層が作られる部分の事。ハラタケ類(一般的な形のキノコ)ではヒダや管孔が子実層托にあたります。 | 【茸・菌類】 | |
シジッタイ | 子実体 | 樹木の根と菌糸が絡み合った菌を作って樹木と共生するタイプの菌類 キノコの本質は菌であるため、目に見えない状態で生存している期間もある。それが一定の形まで生長したものをいう。すなわち、目に見えるキノコ全体=子実体といってよい。 胞子をつくるための器官、菌糸の集合体 |
【茸・菌類】 | |
シジツタイ | 子実体 | 胞子をつくるための器官、菌糸の集合体 | 【茸・菌類】 | |
シジョウ | 枝条 | 樹木の支幹(大枝(力枝))と枝の総称。 | ||
シシン | 刺針 | 空中写真上(一般には拡大写真)に、写真測量用の標定用の基準点の位置に針を用いて小穴を開けて示す事を言う。写真上に基準点が明瞭に写っていない場合には、道路の角など近傍の明瞭な点に指針し、基準点との関係の測量を行う。このデータは空中三角測量に使う場合が多い。また水準点の位置など、写真上に写らないものの位置を示すこともある。 | 【測量関係】 | |
シシンチ | 指針値 | 厚生労働省濃度指針値。13種類の物質について,人体がその濃度の空気に一生涯にわたってさらされても,健康への有害な影響は受けないであろうと判断される値を毒性データから求め,示したもの。[厚生労働省シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会中間報告書その4-第8回及び第9回のまとめ] | 【林産関係】 | |
ジシンヘンサ | 磁針偏差 | 磁気偏差ともいい、真北と磁北とのなす角度をいう。日本では大阪で真北に対して磁北が西に(西偏という)6度50分、神戸で7度、京都で7度10分など地域で異なり、北に上がるほど大きくなり、北海道では9~10度となっている。また時間とともにも変化しており、17世紀中ごろは東偏8度ぐらいに達しており、徐々に変化し、19世紀初めに西偏となり、現在でも西偏が進んでいる。 | 【測量関係】 | |
ジス | JIS | 日本工業規格のこと。商品ごとに品質区分が設定されており、建具では、紙張り障子、引違い硝子戸、フラッシュ戸など、六種類がある。 | 【林産関係】 | |
シスイ | 死水 | ダムの貯水池の最低水位(最も低い位置にある取水口の位置)以下の、利水の対象とならない水を指します。異常渇水時などに、緊急的に利用されることがあります。堆砂容量内の水も含めて、死水と呼ぶのが一般的です。 | ||
シスイバン | 止水板 | cut-off plate | 水密を要するコンクリート継目に止水のため設けられるもので、銅、ステンレス、ゴム、合成樹脂等の材料の板である。コンクリートに密着すること、引張強さと柔軟性、耐アルカリ・酸・水性、老化しにくい耐久性を必要とする。 | |
ジスギ | 地杉 | その地域に産する杉のこと。材質の種類で、地檜、地物材などと言う。 | 【建具】 | |
ジスベリ | 地滑り | 山地など斜面を構成している岩石や土壌が、日々の変化が追える程度(極めて緩慢)の早さで斜面下にすべり落ちる現象のことである。ただ現象が多様性であるため、どこからどこまでが地すべりというか、さまざまな定義のしかたがある。土中の粘土が水を吸うと一種の滑材となり地すべりを助長するので、豪雨があると誘発されて突発的に発生する場合もあるが、特殊な条件のところで慢性的に起きているところもある。 ある特定の範囲の斜面全体が下方へ移動する現象です。地すべりの発生は大雨を誘因とする場合以外にも、融雪による地下水位の上昇などもあります。また、斜面の造成工事を行っている場合にもバランスを崩して移動することもあります。 地下水などの影響により斜面の一部が動き出す現象。緩やかな斜面が広い範囲でゆっくりと動くのが特徴である。 |
【気象災害】 | |
ジスベリガイ | 地すべり害 | 大雨害のひとつで、地すべりによって起こる災害のこと。 | 【気象災害】 | |
ジセイ | 自生 | 自然界で元来その地に生育していること。人為的な影響が加わっていない状態。(←→野生化、植栽) | ||
シセン | 支川 | 他の川に合流する河川。本川に合流しているもの、支川に合流しているものがある。 | ||
シゼンイジリン | 自然維持林 | 国有林野のうち,原生的な森林生態系からなる自然環境の維持,動植物の保護,遺伝資源の保存等自然環境の保全に係る機能を重点的に発揮させるべき森林。 | ||
シゼンカンキョウホゼンチイキ | 自然環境保全地域 | 高山性植生、亜高山性植生、優れた天然林などのうち、自然的社会的諸条件からみて、その自然環境を保全することが特に必要な地域として、自然環境保全法又は県自然環境保全条例に基づき指定した地域のことです。 | ||
シゼンケイトリョウ | 自然系塗料 | 亜麻仁油,みつろうなどの主に植物性油脂などを用いて作られた塗料。 | 【林産関係】 | |
シゼンサイバイ | 自然栽培 | 自然環境に近い条件の下で行う栽培方法 | 【茸・菌類】 | |
シゼンショクセイ | 自然植生 | 人間によって伐採や植林などの手が加えられていない植生。 日本では、長い間、人間が自然に手を加えてきたため、自然植生は国土面積の約20%しか残されていない。代表的な自然植生としては、関東以南の海岸や低山帯に成立するシイ・カシ・タブなどの常緑広葉樹林、関東以南の山地帯や本州北部・北海道の低山帯に成立するミズナラ・ブナを中心とする落葉広葉樹林、北海道の山地に成立するエゾマツ・トドマツの亜高山針葉樹林などがある。 人間の影響がなくなった場合に、気候や立地条件から成立するであろう自然植生を理論的に類推したものを「潜在自然植生」という。 |
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シゼンシンニュウ | 自然侵入 | 周辺から種子が運ばれてきて発芽定着すること | ||
シゼンホゴトカンコウカイハツノタイリツ | 自然保護と観光開発の対立 | 豊かな自然が残っている場合に、それを徹底して保護していく姿勢を貫くのか、それとも観光資源として利用するのかという問題は、先の項で述べたイエローストーンの国立公園としての登録時から存在する。現在では、自然への影響を最小限に抑えるよう人間の立ち入る区域を厳しく限定して観光資源として利用する方法が一般的である。しかし、その「最小限の影響」の尺度は国や地域によって異なり、ほとんど野生に近い状態から建物や道路が乱立する状態まで様々である。 | ||
シゾクカノウナカイハツ | 持続可能な開発 | 将来世代に多大な資源的制約や環境上の負荷をもたらさないような人類の活動のこと。「環境と開発に関する世界委員会」が1987年に発表した報告書「我ら共有の未来」の中で提唱した概念。1992年の地球サミットにおいて、これを実現するための世界行動指針として「アジェンダ21」が採択された。 | ||
ジゾクカノウナシンリンケイエイ | 持続可能な森林経営 | 現在の世代において、森林から得ている生活資材、エネルギー、食料等の資源を持続的に生産することはもちろんのこと、森林に対して何を求めるのか全く予測できない次世代のためのあらゆる可能性を残すため、森林の質的内容の豊かさの維持を最重要目標とする森林経営のこと。 将来の世代のニーズを損なうことなく、今日の世代のニーズを満たすような森林管理のあり方を指す。わが国では特に、「森林を生態系としてとらえ、森林の保全と利用を両立させつつ、国民の多様なニーズを永続的に対応していく」という森林の取り扱いに関する理念を指す。 1987年、「環境と開発に関する世界委員会」の報告書「我ら共有の未来(Our Common Future)」で「持続可能な発展」という概念が提唱された。その後、1992年の地球サミットにも、その考えが引き継がれ、現在この考え方はグローバル・スタンダードとなっている(林業白書13年版p26)。 |
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シタガリ | 下刈り | 雑草木が造林した苗木を覆うことで苗木の成長を妨げることがないよう、普通年2回、造林してから10年ぐらいは下草を刈る必要があります。 植栽した幼齢の造林木の、生育を妨げる雑草木を刈り払う作業。一般に植栽後の数年間、毎年、春から夏の間に実施する。 |
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シタクサガリ | 下草刈り | 林床の照度を確保するため、また稚樹の生育や実生更新・萌芽更新を確保するため、低い草木を刈り取ること。 | ||
シタジバリ | 下地張 | 戸襖や襖の、下張りのこと。 | 【建具】 | |
シタン | 紫檀 | まめ科の常緑高木。材は暗赤色で、質は堅い。家具、装飾用。 | 【建具】 | |
シチョウソンシンリンセイビケイカ | 市町村森林整備計画 | 森林法第10条の5の規定に基づき、「地域森林計画」に適合して、市町村の長が当該市町村内の民有林について、5年ごとにたてる10年間の計画。 地域の実情に即した森林整備を推進するための具体的な森林施業等(伐採・造林・間伐・作業路等)を明らかにしたものであり、森林所有者等が自発的意思に基づいて作成する「森林施業計画」の直接的な規範となるものである。 |
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シツウ | 視通 | 三角測量や距離測定などのときは、設置した測量機器から目標とする基準点などの見通しのことをいう。GPS観測のときは、設置したGPS観測機器の上方のGPS衛星の見渡せる範囲をいう。 | 【測量関係】 | |
シックスクールショウコウグン | シックスクール症候群 | シックハウス症候群を引き起こす建物が学校である場合,特にこのような表現をする場合がある。和製英語。 | 【林産関係】 | |
シックネス | シックネス | 厚さ、深さのことで、建具の場合、見込のことを言う。記号tで現す。 | 【建具】 | |
シックハウスショウコウグン | シックハウス症候群 | Sick Building Syndrome | 住宅の高気密化や化学物質を放散する建材・内装材の使用等により,新築・改築後の住宅やビルにおいて,化学物質による室内空気汚染等により,居住者の様々な体調不良が生じている状態が,数多く報告されている。症状が多様で,症状発生の仕組みをはじめ,未解明な部分が多く,また様々な複合要因が考えられることから,シックハウス症候群と呼ばれる(厚生労働省)。本来,英語圏ではSick Building Syndrome,シックビルディング症候群と呼ばれるが,日本では住居で問題が顕在化したため,このように呼ばれる。和製英語。 住宅の新築や購入の後、住宅建材から出る化学物質が原因で心身の不調を訴え目やのどの痛み、頭痛などの症状を発すること。 |
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シックブルディングショウコウグン | シックビルディング症候群 | Sick Building Syndrome,SBSと略す。英語圏でのシックハウス症候群の表記。Buildingは日本語の「ビル」ではなく,住居,学校,店舗など建築物全体を指す。従って,シックハウス症候群・シックスクール症候群などの概念はシックビルディング症候群の中に含まれる。 | 【林産関係】 | |
シッコウウリョウ | 実効雨量 | これまでに降った雨や現在降った雨が地中にどれ位残存しているかのかを便宜的に示した値。多ければ多い程、地中に残っている雨が多いということになる。 | ||
シッシキョウド | 湿紙強度 | wet-web strength | 抄紙機の湿部における湿紙の強度。【参考】この強さはパルプの種類,叩解の程度,水分,坪量の大小によって異なる。 | 【製紙関係】 |
シツジュンガイ | 湿潤害 | 雨が多く湿度の高い日が続くことによって起こる農作物などへの被害。「長雨害」ともいう。農作物は長雨が続くと、土壌の過湿による根部の機能障害や炭酸同化作用、蒸散作用の低下などが起こり、生育不良や病害虫に侵されやすくなる。 | 【気象災害】 | |
シツジュンキョウドブドマリ | 湿潤強度歩留り | wet strength retention | 紙又は板紙の湿潤強度と乾紙強度の比。標準試験法に従って測定する。 | 【製紙関係】 |
シツジュンキョウリョクガミ | 湿潤強力紙 | wet strength paper | 湿潤したときの強度低下を減らすように処理した紙。 | 【製紙関係】 |
シツジュンツヨサ | 湿潤強さ | wet strength, wet tensile strength | 紙及び板紙に水を湿潤させたときの強さ(引張強さ)。 | 【製紙関係】 |
シツジュンヒッパリツヨサ | 湿潤引張強さ | wet strength, wet tensile strength | 紙及び板紙に水を湿潤させたときの強さ(引張強さ)。 | 【製紙関係】 |
ジッタイキョウ | 実体鏡 | レンズ等を使った立体観測のための道具で、左右の目がそれぞれ異なった写真を拡大して見るようになっており、実体視が容易にできるようになっている。 | 【測量関係】 | |
ジッタイシ | 実体視 | 写真測量や写真判読の場合、連続する航空写真を左右の目で直接または機器を使って左右の写真を独立して見ることにより、地表の3次元的形状を知ることができることをいう。 | 【測量関係】 | |
シツドアンテイセイ | 湿度安定性 | hygro-stability | 水分が変化しても,紙又は板紙が,その寸法及び形状を元のままに維持する能力。 | 【製紙関係】 |
シツドフアンテイセイ | 湿度不安定性 | hygro-instability | 水分の変化によって,紙又は板紙の寸法及び平たん性が変化しやすいこと。 | 【製紙関係】 |
シツナイクウキシツ | 室内空気質 | IAQ(Indoor Air Quarlity)とも。室内空気の良し悪し。揮発性有機化合物による汚染だけではなく,温湿度,二酸化炭素・窒素酸化物などの無機物による汚染,粉塵,不快臭,カビ・細菌などの生物汚染なども含む。 | 【林産関係】 | |
シツリョウブンセキケイ | 質量分析計 | GC/MS(Gas Chromatograph/Mass Spectrometer)とも。VOCの分析に用いられる装置。サンプル中に含まれる物質の種類や質量を測定することができる。ガスクロマトグラフともいう | 【林産関係】 | |
シデ | 紙出 | 紙を裁断するときに出る屑。すなわち裁ち屑のこと。大坂紙市場から産地に返送され半切紙の原料として再利用された。 | 【和紙関係】 | |
シテイセギョウヨウケン | 指定施業要件 | 保安林において、立木の伐採の方法及び限度並びに伐採後の植栽方法、期間及び樹種をいう。 | ||
シテイフリョウガイ | 視程不良害 | 視程の不良によって起こる災害。陸上では霧、雨、雪などの大気水象および風じん、煙霧などの大気じん象が原因となって発生し、自動車、鉄道などの交通機関、空港における航空機の運航障害および山岳遭難などの災害。海上では霧、雨、雪などが原因となって発生し、船舶の衝突、乗り揚げなどの災害。 | 【気象災害】 | |
ジテンヨウシ | 辞典用紙 | dictionary paper | 多量の?料を配合した不透明な印刷用紙。【参考】耐久性,強さ,地合がよいことが要求される。 | 【製紙関係】 |
シト | 紙床 | 漉き上げた湿紙を積み重ねたもの。 | 【和紙関係】 | |
ジドウトビラ | 自動扉 | 電気装置などにより、扉が自動的に開閉するもの。 | 【建具】 | |
シドウリンカ | 指導林家 | 「地域の模範と認められる林業経営を行っている」「林業後継者の育成指導に理解があり、積極的に指導活動ができる」ほかの要件に適応する人を都道府県知事が認定する。おもな活動は、「先進的な森林施業技術などを林業後継者などに普及指導する」「森林・林業教育の指導者として、学習の場の提供および技術指導」「林業普及指導員と連絡・調整を図り、地域林業の振興に寄与する」ほか。 林業経営および林業技術において地域の模範となり、林業後継者の育成に理解と熱意があると認められる林家を都道府県知事が指導林家として認定する制度。 |
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シドウリンギョウシ | 指導林業士 | 優れた林業経営を実践し、農山村青年の育成指導に理解と情熱をもち、地域林業振興に貢献している林業経営者 | ||
ジドウレベル | 自動レベル | ほぼ水平に設置された場合、自動的に水平方向に視準できるように自動補正のついた水準儀をいう。 | 【測量関係】 | |
シトガミ | 湿紙 | 漉き上げ後から乾燥するまでの水分を含んだ紙。 | 【和紙関係】 | |
シトネタケ | シトネタケ | 梅雨のころシイタケ榾木樹皮上にオレンジ色のひも状の胞子角が発生する。やがて外樹皮が剥離される。主に原木伐採からシイタケ菌接種初期の急激な乾燥状態が原因とされる | 【茸・菌類】 | |
シトミド | 蔀戸 | 社寺の回廊などに見られる'格子組み'の裏に、板を張った戸のこと。上下二枚から成り、日光・風雨を防ぐための物。 | 【建具】 | |
シナ | しな | 北海道を主産地とする広葉樹で、合板に、多く使われる。 | 【建具】 | |
シノウ | 子嚢 | 胞子を作る袋状の細胞。子嚢で胞子を作る菌類を子嚢菌と言います。 | 【茸・菌類】 | |
シノウキンルイ | 子嚢菌類 | 子嚢細胞で胞子を作るキノコ。 | 【茸・菌類】 | |
シノウバン | 子嚢盤 | 盤菌類の子実体。お椀型や皿型などのものがあり、くぼんだ面に無数に並んだ子嚢で胞子を作ります。 | 【茸・菌類】 | |
ジバツ | 自伐 | 森林所有者自らが伐採、搬出作業等を行うこと。 | ||
シヒツ | 紙匹 | 抄紙機上のもの又は巻き取ったもので長いままの紙 | 【製紙関係】 | |
シヒョウショクブツ | 指標植物 | 気象・土壌などの環境条件を示す指標となる植物または植物群落。(「ネジキの生えているところは、痩せ地で成長が悪い」、「ウワバミソウの生えているところにスギを植林すれば成長がいい」などの目安になる植物のこと。) | ||
シフ | 紙布 | 和紙を撚って紙糸を作り、それで織った布をいう。紙の天地の方向に切れ目を入れて撚りついでいくため、紙糸には特有の節が生じる。緯糸(ぬきいと)が紙糸で、経糸(たていと)が絹糸や木綿糸など、あるいは両方とも紙糸のもの(諸紙布〈もろじふ〉)などの種類がある。 | 【和紙関係】 | |
シブイチ | 四分一 | 細い材。腰板の四隅などに入れる材。 | 【建具】 | |
ジブクレーン | ジブクレーン | jib crane | ダム長が大きくしかもケーブルクレーンの移動側の走行路の建設が困難な場合、鉄骨構造の足場(トレッスル)を架設してそのうえに旋回と上下動が可能なブームを装備したクレーンを用いてコンクリートを打設する。足場はガダーを残して普通は堤体に埋設される。クレーンは走行式と固定式がある。 | |
ジブクロ | 地袋 | 低い位置の'押入れ'のこと。 | 【建具】 | |
シブダネ | シブダネ | 胚の一部または全部に茶褐色の固形物質がある種子 | 【育種育苗関係】 | |
シボウ | 子房 | 花柱の基部が肥大した部分 果実(ザクロなど)になる |
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シホウドメ | 四方留 | 額縁のように、四隅全てを、留にすること。 | 【建具】 | |
シホウマサ | 四方柾 | 四面すべて、柾目であること。 | 【建具】 | |
ジホク | 磁北 | 磁針のしめす北方向をいうが、日本全体では真北に対して西に5~10度偏っており、地域的に異なるが一般の北に行くほど偏りは大きい。近畿では6.5~7.5度程度である。 | 【測量関係】 | |
シボリゾメ | 絞り染 | 奈良時代から織物で試みられている技法で、これを和紙に応用したもの。製法は、和紙をつまみ、あるいは棒をさしこんで、その先端の部分を糸で巻きつける。同様な方法で各所に糸を巻いた和紙を、そのまま染め上げると、糸を巻いた部分だけ白く染め残り、絞り染めとなる。この絞りは滲みと皺とを必然的にそなえた技法で、滲みが模様と模様との間にあって、染めそのものを引き立たせる。 | 【和紙関係】 | |
シマ | しま | 溝と溝の、間の部分のこと。 | 【建具】 | |
シミ | しみ | Stain | 微生物、金属、化学物質などに起因する。樹種本来の色とは異なる色、もしくは脱色。 | |
シミトオシ | しみ通し | strike through | 紙の片面に刷ったインキのビヒクルが反対面にまでしみ出すこと。 | 【製紙関係】 |
シメイコード | 氏名コード | 森林所有者固有の番号となっている。 | ||
ジメンゲンショウケイホウ | 地面現象警報 | 大雨、大雪などによる山崩れ、がけ崩れ、地すべり、土石流によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報。地面現象による警報事項は原因となる現象によって、大雨警報、大雪警報に含めて発表される。 | 【気象災害】 | |
ジメンゲンショウチュウイホウ | 地面現象注意報 | 大雨、大雪などによる山崩れ、がけ崩れ、地すべり、土石流によって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。地面現象による注意報事項は、その原因となる現象によって、大雨注意報、大雪注意報または融雪注意報に含めて発表される。 | 【気象災害】 | |
シモジャクリ | 下决くり | 下桟の'溝决くり'のこと。 | 【建具】 | |
シャカイリンギョウ | 社会林業 | 主として開発途上地域の農村集落のメンバーや小土地所有者が、自ら消費したり、販売収入を得るために行う、さまざまな林業活動(樹木と森林に係る活動)のこと。典型的な例としては、農民たちが自分の土地や共有地に、燃料用や小丸太用の樹木を植林するケースであるが、地元住民の必要を満たすべく政府や他のグループが公有地に植林するケースも含まれる。さらに、農民たちが個別ないし共同で行う林野産物の採取、加工、販売も社会林業活動の一つに数えられている。この場合の林や産物とは果実、薬草、キノコ類、蜂蜜、籠材料などをいう | ||
シャカゴ | 蛇篭 | gabion wirecylinder | 亀甲形の目に編んだ円筒形のかごに玉石または割石を詰めたもの。かごは竹もしくは鉄線で作る。含銅鉄線は腐食に対する抵抗が大きいのでよく用いられる。屈撓性が良いので、のり覆工、根固め工、床固工などに用いる。形によって、ふとんかご、だるまかご、さざなみかごなどがある。 | |
ジャカゴダム | 蛇篭ダム | gabion dam | 蛇かごもしくはふとんかごを積み上げて心杭で固定したダム。大粒径の掃流砂が流れない小渓流で、渓流の低下を防止すると同時に常時排水する目的で築造される。 | |
シャキョウシ | 写経紙 | 仏教の経典を書写するのに用いた紙。経紙ともいう。 | 【和紙関係】 | |
シャク | 尺 | 尺貫法の長さの単位。寸の10倍で、約30,3cm。 | 【建具】 | |
シャクツボ | 尺坪 | 面積の単位で、1尺平方(1尺×1尺)=1尺坪のこと。硝子、合板などに使う。 | 【建具】 | |
シャクル | 决くる | 欠き取ること。 | 【建具】 | |
シャコウガミ | 遮光紙 | lightproof paper | 光を通さない紙。【参考】乾板,印画紙などを包むのに用いる。 | 【製紙関係】 |
シャジド | 社寺戸 | 神社や仏寺の建具のこと。独自の形状がある。 | 【建具】 | |
シャジフウチリン | 社寺風致林、風致林 | 社寺・名所・旧跡の景観や自然景観を維持するために、保護されている森林。 | ||
シヤシメダシ | 冷し芽だし | 芽だしの方法の一つ。浸水後直接ビニールなどのシートで覆い上から水を掛け、温度を下げる方法。主に気温の高い時期に有効 | 【茸・菌類】 | |
シャジュク | 煮熟 | 楮・三椏・雁皮などの皮はその繊維素(セルロース)が主成分ですが、他の物質も多く含まれています。それがペクチン質などの物質によって結合しているので、紙に必要な繊維素を取り出すために草木を焼いた灰を水に浸してとった灰汁やソーダ灰(炭酸ナトリウム)の溶液中で、加熱して溶かすのがこの工程です。このように煮熟(しゃじゅく)することによって、繊維束がほぐれやすくなるのと同時にリグニンなどの紙に有害なものも溶け美しい紙に仕上がるようになります。 靱皮繊維(じんぴせんい)は相当に安定した物質であり、酸には弱いがアルカリには強いという特徴があります。アルカリ性の物質の中でもソーダ灰には繊維を傷めず使い方も簡単であり、特に生漉きの場合に繊維の色・光沢を十分に発揮させ、強くて光沢のある紙を得られるため、越前和紙ではよく使用されています。 その分量ですが、一般にソーダ灰は原料に対し12%~18%が適量であるとされています。 煮熟(しゃじゅく)時間は1~2時間程度ですが、三椏の場合は楮よりやや短時間で煮あがります。いづれの場合も火を止めて3~4時間そのまま釜の中に置いてゆっくり冷ます方法が一般的です。 紙の光沢・強さなどに煮熟の影響は大きい為この工程は特に丁寧に行います。よくほぐしながら煮込み、まんべんに熱が回るように上下を混ぜながら噴きこぼれないように心がけて行います。釜は昔も今も平釜で直径90cmのものが多いですが、燃料は薪から石炭、そして石油に変わって今はボイラーによる蒸気の煮熟が多くなっています。 |
【和紙関係】 | |
シャジリン | 社寺林 | 日本の森林生態学で使われる言葉で、神社や寺院に付随して参道や拝所を囲むように維持されている樹林。鎮守の森のこと。 | ||
シャシンソクリョウ | 写真測量 | 写真を使って被写体の形状等を測量する技術をいい、地上の物体でも水平にしたカメラから角度を変えることにより測定はできるが、一般には空中写真を使った地図作成をいう。 | 【測量関係】 | |
シャシンチズ | 写真地図 | 数値写真を正射変換した正射投影画像を作成した後、必要に応じてモザイク画像を作成した写真地図データファイルで作製されたものをいう。平成20年3月に測量法に基づき国土交通省から告示された「作業規程の準則」で、従来の国土交通省公共測量作業規程での「写真図」から名称が変更された。 | 【測量関係】 | |
シャシンハンドク | 写真判読 | 空中写真を実体視などして、大きさ、形、陰影、色調、きめ、模様などから写っている地表の情況などを分析し、情報を得ることをいう。 | 【測量関係】 | |
シャシンヨウインガシゲンシ | 写真用印画紙原紙 | photographic base paper | 均一な地合をもち,湿潤強度を付与した寸法安定性及び化学的安定性のある紙で,感光塗料又は画像に影響を与えるような不純物を含まないもの。 | 【製紙関係】 |
ジャス | JAS | 日本農林規格のこと。建具用材としては、木材、製材品、合板などについて、定められている。 | ||
シャスキ | 紗漉き | 簀の目や編み糸の跡が紙面に表れないように均一になめらかな紙をつくるため、絹紗を簀に張って漉くこと。 柿渋をひいた絹紗を簀に張って漉くこと。簀目や編糸の跡が紙面にあらわれないようにして、均一に滑らかな紙をつくるためである。 |
【和紙関係】 | |
シャズキ | 紗漉き | 紗漉き(シャスキ)参照 | 【和紙関係】 | |
ジャスノウリンキカクセイド | JAS(日本農林規格)制度 | 「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(昭和25年法律第175号)の規定に基づいて制定した規格をいう。該当する林産物の主なものには、素材、製材、普通合板、特殊合板、集成材、フローリングなどがある。製品は自主的検査機関において等級査定を行い、該当する等級と責任検査機関名を刷り込んだJAS標紙を添付して消費者の保護を義務づけている。 | ||
ジャッス | JASS | 日本建築学会の建築工事の標準仕様書のこと。建具はこの中に含まれる。 | 【建具】 | |
シャドースポット | シャドースポット | 航空写真撮影で、太陽と航空機(航空カメラ)と地物が一直線上にある時に、航空機の影が映らず、太陽光の反射光で航空写真上に明るく(白っぽく)写る現象をいう。 | 【測量関係】 | |
シャドーマーク | シャドーマーク | shadow marks | サクションプレスのニップなどで湿紙が不均一に脱水されることによって生じるマーク。【参考】紙の欠点の一つである。 | 【製紙関係】 |
シャメンリン | 斜面林 | 斜面地に立地する林のことだが、特に都市部では斜面地だけが開発されずに樹林として残ることが多いので、これを指す場合が多い。 | ||
シャリョウシュウザイ | 車両集材 | 車両集材は、林の中に集材専用の車両が入って、材を荷台に積んで、あるいは牽引して集材する方法です。集材専用の車両は、トラクタ、林内作業車などと呼ばれ、大型の車両は8トンを超えるものから、小型のものでは数百キロのものまで、いろいろな車両が使われています。 集材する車両は、林内に入って材を集めますが、林地の傾斜が急であったり、地表の条件が悪くて林内を走向できないときは、その車両が通る専用の道をつけて、道の上を走向し、材を集めて積み込み、集材することになります。 固定的な施設がいらず、1~2名の少ない人数でも作業をすることができ、車両の機動性が発揮できます。 作業条件によっては専用の道をつける必要があり、車両が林内に入ることによって林地を荒らす危険もあります。 |
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シユウイシュ | 雌雄異株 | 実をつける雌花の木と雄花のつく木が別々 単性花をつける種子植物で、雄花と雌花を別々の個体に生じるもの。それぞれの個体を雄株及び雌株という。イチョウ、ヤナギ類など。 |
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ジュウオウヒ | 縦横比 | MD/CD ratio | 紙の縦方向と横方向の特性値の比率。【参考】紙の縦と横の引張強さ,ゼロスパン引張強さ,超音波の伝ぱ(播)速度などの測定値によって算出した比率が用いられる。 | 【製紙関係】 |
ジュウガイ | 獣害 | 獣類によって、樹皮をはがされたり若木が食害を受けたりする被害のこと。 | ||
シュウカクジュ | 収穫樹 | りんご、みかん等の立木で果実等の収穫を目的としているものをいう | ||
シュウザイキ | 集材機 | 原動機を備えた一種の巻上げ機械。空中に張ったワイヤーロープを使用して、伐採した木材を林道等まで搬出する作業に使用される。 | ||
ジュウジツシュシ | 充実種子 | 種子の外見、胚ともに正常である種子 | 【育種育苗関係】 | |
シュウシュクツギメ | 収縮継目 | contraction joint | ダムコンクリートの冷却に伴って発生する収縮によるひび割れを防ぐ目的で設けられているコンクリート打ち継目で、施工に当たり開きやすい構造にしておく。収縮継目にはダム軸に直角方向の横継目と、ダム軸に平行な縦継目があるが、砂防ダムではほとんど横継目のみである。一般に15m間隔に設けられるが、ダムの高さ、セメントの種類、人工冷却の有無によって異なる。継目の形は平面が多い。継目からの漏水を防ぐため止水板が用いられる。 | |
シュウシュクリツ | 収縮率 | Shrinkage | 木質繊維飽和点(通常は含水率25~27%)より下に乾燥させると木繊維は収縮する。生材の寸法に対する比率で表示する。 | |
シュウスイメンセキ | 集水面積 | 周囲の山などに降った雨がダムに注ぎ込みます。この雨が降る区域の面積のことです。 | ||
シュウセイザイ | 集成材 | 板材(ラミナ)を繊維(木目)の方向が平行になるように、長さ、幅、厚さの各方向に接着した製品。柱材等の構造用集成材と階段材、床材等の造作用集成材に大別。 種々の寸法の材を、集めて接着した材。柱材や、フラッシュ戸の框材などに使われる。 |
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シュウセイザイブドマリ | 集成材歩留まり | ラミナの投入量から期待される生産量に対して、実際に得られた集成材生産数(量)の比率をいう。 | ||
ジュウダイナサイガイ | 重大な災害 | 被害が広範囲に及ぶ、または被害の程度が激甚であるような災害をいい、気象庁では警報で警戒を呼びかける。 | 【気象災害】 | |
ジュウタイヨウリョウザラクラフトガミ | 重袋用両更クラフト紙 | heavy duty sack kraft paper | セメント,穀類など重量物包装用の大形多層紙袋に使用される両更クラフト紙。【参考】強度に優れ,強じん(靭)で柔軟性に富むことが特徴である。 | 【製紙関係】 |
ジュウタクセイノウヒョウジセイド | 住宅性能表示制度 | 構造耐力、遮音性、省エネルギー性など住宅性能を契約の事前に比較できるよう性能の表示基準を設定するとともに、客観的に性能を評価できる第三者機関を設置し、住宅の品質の確保を図る制度。 | ||
ジュウダンソクリョウ | 縦断測量 | 道路や河川に沿った地盤高を測定し、縦断面図を作る測量をいう。断面図を作る測量は横断測量という。 | 【測量関係】 | |
シユウドウカブ | 雌雄同株 | 雌花と雄花を、同一の株に着けるものを雌雄同株と呼ぶ。シュウカイドウ科のベゴニアなどが挙げられる。⇔雌雄異株 | ||
シユウドウシュ | 雌雄同株 | 雌花と雄花が1本の木につき、開花・結実する植木 単性花をつける種子植物で、雄花と雌花を同一の個体に生じるもの。マツ類、クリ、カボチャなど。 雌花と雄花がそれぞれ別の個体についている雌雄異株(イチョウ,ソテツなど)とに区別される。 |
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ジユウトビラ | 自由扉 | 金物(自由蝶番、オートヒンジ、フロアヒンジなど)を取付けて、開いた扉が自動的に閉じる物。又は、開く物。 | 【建具】 | |
ジュウナナジョウチズ | 17条地図 | 旧不動産登記法第17条で定められた登記所に備え付けるものとした地図をいい、国土調査法に基づき作成され、土地の区画および地番を明らかにした精度の良い地図をいう。なお2005年3月不動産登記法が改正され、この規定は第14条に移った。そのため14条地図または14条1項地図といわれてきている。 | 【測量関係】 | |
シュウネンサイバイ | 周年栽培 | 環境調節や品種選択により1年中栽培する方法 | 【茸・菌類】 | |
シュウヤクセギョウダンチ | 集約施業団地 | 林業の生産性を高め、経営合理化を図るために生産資本を集中的に投資し、近代的経営により木材を継続して生産する一定地域の森林をいう。 | ||
ジュウヨンジョウチズ | 14条地図 | 17条地図のことで、2005年3月不動産登記法の改正で、17条に規定されていた地図が、14条第1項に移ったので、このように呼ばれるようになっている。なお14条1項地図とも呼ばれている。 | 【測量関係】 | |
シュウラクキョウテイ | 集落協定 | 傾斜等により農業生産条件の不利な1ha以上の一団の農用地において農業生産活動等(耕作、農地管理等)を行う農業者等が締結するもので、将来にわたり当該農用地において農業生産活動等が維持されるよう、[1]構成員の役割分担、[2]生産性の向上や担い手の定着の目標等、集落として今後5年間に取り組むべき事項や目標を定めるもの。中山間地域等直接支払制度 | ||
シュウラクハイスイ | 集落排水 | 林業経営に必要な施設及び林業集落におけるし尿及び生活雑排水又は雨水を管路で集合して処理する施設 | ||
シュウラクリンドウ | 集落林道 | 林道を補完し、木材、しいたけ等の林産物の運搬に利用されるとともに山村住民の通勤、通学等の日常生活としての役割を果たす道路で山村の生活環境の改善を目的とした施設 | ||
ジュウリョウ | 重量 | Weight | 乾燥材の重量は細胞壁量によっており、言い換えれば木質部分と空間の比率で決まる。樹種ごとに含水率12%におけるKg/m3で表示する。 | |
シュウリョウヒスウ | 収量比数 | 林分密度管理図に示されている最多密度曲線に平行して示される線のことで、ある平均樹高の時、その林分がもてる最大の幹材積に対する割合をいう。 人工林の成長段階における理論上の最大材積に対する現実材積の比率で、間伐の時期と間伐量を判断するのに使用する。樹高の判断基準には平均樹高を用いる。 林木の生育段階に応じた密度と材積などの関係を表したものに林分密度管理図があるが,この林分密度管理図は,林分の生育段階ごとにどの程度の混み具合にするか,どの程度間伐するかを決めるときに用いられる。収量比数は,平均樹高が同じ林分で最多密度の林分幹材積を1とした場合に,密度の低い林分の幹材積の比で表される。林分の密度管理に当たり重要な役割をもつ数値である。 |
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ジュウリョクダム | 重力ダム | gravity dam | 堤体自身の重量によって、これに作用する水圧、土圧、地震力などの外力に抵抗し、安定を保つ形式のダムのこと。一般にコンクリートを材料として築造されるが、砂防ダムでは粗石コンクリートを用いることがある。理論が簡単で施工は容易ではあるが、均等で十分な支持力を持つ基礎を必要とする。一般に二次元の安定計算をするが谷幅が狭く、両岸の岩盤が良好な場合は、水平方向のはりの要素を考えた三次元設計がなされることがある。 | |
シュウルシ | 朱漆 | 朱漆とは、朱塗りに使用する漆のことで、生成方法が二通りある。 一つは生漆を透漆に加工する際に硫化水銀を混ぜる方法。 もう一つは酸化チタニウムを染料で染めた顔料を混ぜる方法。 |
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ジュカショクサイ | 樹下植栽 | 気象害(霜・雪・風害等)から守るため、上層の樹木からの保護効果を期待して樹木の下に苗木を植えること。 | ||
ジュカン | 樹冠 | 樹木の枝と葉の集まりをいい、上層の主に陽葉からなる部分を陽樹冠、下層の主に陰葉からなる部分を陰樹冠という。 樹木の上部の枝と葉の茂っている部分。梢端から樹冠最下部までの長さを樹冠長という。 |
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ジュカンソミツド | 樹冠疎密度 | 樹木が成長して樹冠が大きくなり、樹冠どうしが接することで、いわゆる林冠が形成されている状態を閉鎖といい、樹冠疎密度は閉鎖の程度を表す。樹冠疎密度は、空中写真を用いた林分構造の解析、材積の推定などに重要な因子となる。 林地面積とそこに生立する立木の樹冠投影面積との比率を調査し,10分の5以下を疎,10分の6~8を中,10分の9以上を密としてあらわしたもの。 |
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ジュカンチュウニュウザイ | 樹幹注入剤 | マツ枯れを起こす原因となるマツノザイセンチュウの侵入、増殖を防ぐため、マツの樹幹へ直接注入する薬剤。なお、樹幹注入法はマツの幹へ直接施用するため環境への影響が少なく、確実な薬剤投与が可能な単木的予防方法である。 | ||
シュキョクセン | 主曲線 | 地図の基本的な間隔を示した等高線をいう。1/2,500では2m、1/25,000では10mが主曲線の間隔となっている。 | 【測量関係】 | |
シュキン | 種菌 | シイタケやナメコなど、きのこの種を培養したもの きのこ栽培用の種として使用することを目的として、木のコマやオガクズ等を容器に詰めて殺菌を行ったものに、菌を接種し、一定期間培養したものであり、その種の菌糸が純粋に、かつ適度な条件下で培養されたもの。 |
【茸・菌類】 | |
シュクシ | 宿紙 | 故紙を漉き返した紙。いわゆる再生紙。 ほご紙を再び原料の繊維に戻して漉いたもの。墨書きが十分に脱色できず、むらのある薄黒い紙になりやすかった。また、故人の手紙を漉き返して、写経をし、故人を供養する場合(還魂紙)もあった。 スクシとも言う |
【和紙関係】 | |
ジュクシ | 熟紙 | 古代の紙名で、槌で打って紙の地を引き締め、平滑にしたり(打紙うちがみ)、動物の牙などで磨いて光沢を出したり(瑩紙えいし)などの加工を施したもの。麻紙(まし)などには、このように加工して書きやすくする必要があった。 | 【和紙関係】 | |
シュクシャク | 縮尺 | 実物大より、小さく描くこと。又、その図の寸法を、実物の寸法で割った値。記号Sで表す。 | 【建具】 | |
ジュクセイ | 熟成 | maturing | 紙又は板紙を適当な条件下に保管している間に,その特性を好ましい状態に変えること。 熟成ならしとも言う。 |
【製紙関係】 |
ジュクセイシナラシ | 熟成紙ならし | maturing | 熟成参照 | 【製紙関係】 |
ジュコウ | 樹高 | 立っている樹木(立木)の根際から梢端までの高さ。樹高=枝下高+樹冠長 | ||
ジュコウキョクセン | 樹高曲線 | 測定した胸高直径,樹高の値について,x軸を胸高直径,y軸を樹高としてプロットしたとき,その散布図の中心を通る曲線をいう。 | ||
ジュコウセイチョウ | 樹高成長 | 樹木の高さ(枝の長さ)が大きくなる成長。 上長生長、伸長生長とも言う。 |
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ジュコウバツ | 受光伐 | 複層林などを造成する場合に、下層木が成長できるように、陽光を調整するために行う伐採。 | ||
ジュシ | 樹姿 | その樹木の全体の姿。見た目。業界人が使う用語で、一般にはほとんど使われない。 | ||
シュシショクブツ | 種子植物 | 維管束を持ち、主に種子により繁殖する植物をいいます。種子植物は被子植物と裸子植物とに分けられ、前者は胚珠が子房にくるまれているもので、後者は胚珠がむき出しになっているものでマツやスギなどがこれにあたります。また、被子植物は双子葉植物と単子葉植物とに分けられ、前者は種子から発芽した最初の子葉が2枚のものでバラやキクなど、後者は子葉が1枚のものでイネ、ユリ、ランなどがこれにあたります。 | ||
ジュシハンテン | 樹脂班点 | rosin speck | パルプ又は紙の中にある樹脂の凝集物による班点。 | 【製紙関係】 |
ジュシブン | 樹脂分 | solvent extractives | パルプの有機溶剤による抽出物。【参考】溶剤として溶解パルプの場合にはアルコール・ベンゼン混合液,製紙用パルプの場合にはエチルエーテルを用いる。 | 【製紙関係】 |
シュダイズ | 主題図 | 土地利用図、植生図や道路図など特定のテーマについて詳しく表した地図をいう。反対に多目的な地図を一般図という。 | 【測量関係】 | |
シュダム | 主ダム | main dam | 砂防ダムで、渓流にあって、貯砂、堆積土砂の勾配調節、砂礫の分級、山腹斜面の防護など計画された主たる機能を持つダム本体のこと。ダム本体の安定を維持するために設置する水叩き、副ダムなどと区分する。 | |
シュッコンソウ | 宿根草 | 地上部が枯れても根はずっと生きている植物で時期が来ればまた芽が出て生長をはじめる。又は、ゼラニウムやカーネーションのように地上部が枯れずに生長を続けて毎年開花する植物を指す。 冬になって地上部が枯れても、土の下にある根や茎、芽などが枯れず生き残り、春になると再び芽を出して生長する植物。 |
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ジュップンウリョウ | 10分雨量 | 10分毎に観測される雨の量で、短時間に強く降る雨を捉えるのに有効とされています。 | ||
シュバツ | 主伐 | 次の世代の森林の造成を伴う森林の一部または全部の伐採。 | ||
ジュヒ | 樹皮 | 樹木の幹・枝・根などを包んで保護している外側の組織で、大まかに形成層から周皮までの内樹皮と、周皮より外側の死組織(コルク組織や以前内樹皮であった部分)である外樹皮に分けられる。外樹皮は外側から漸次剥がれて落ちる。 | ||
シュビョウホウ | 種苗法 | 種苗流通の適正化と品種育成の振興をはかる法律 | 【茸・菌類】 | |
シュミノトリノコシ | 趣味の鳥の子紙 | 越前襖紙を種別したときの名称。鳥の子紙、雲肌鳥の子紙、引っ掛け紙、漉き掛け模様紙、水切り模様紙、漉込み型模様紙などを含んだ一般的総称。[機械抄] | 【和紙関係】 | |
シュミノホントリノコシ | 趣味の本鳥之子紙 | 手漉き。鳥之子紙、雲肌鳥之子紙、引っ掛け紙、漉き掛け模様紙、水切り模様紙、漉込み型模様紙などを含んだ一般的総称。[手漉き] | 【和紙関係】 | |
ジュモク | 樹木 | 草本(植物)に対する木本の一般的な呼称で地下茎をもつ多年生植物の総称。樹木の種類はきわめて多く、現在、知られている数は被子植物門は約700種、被子植物門は約25万種に及んでいる。 | ||
ジュモクイ | 樹木医 | 樹木の診断及び治療、後継樹の保護育成並びに樹木保護に関する知識の普及及び指導を行う専門家のこと。(財)日本緑化センターが実施する樹木医資格審査に合格し、樹木医として登録されることが必要。1991(平3)年に発足した樹木医制度において認定された,樹木の病気を診断して,樹勢の回復を助ける専門家のこと。(財)日本緑化センターが実施する樹木医資格審査に合格すると,登録されることになる。応募資格は,樹木の診断,治療に関する実務経験が7年以上あること。 | ||
ジュモクソウ | 樹木相 | ある地域の生育する植物の全種類を植物相という。ここではある地域に生育する全樹木の種類をさす。 | ||
ジュモクノニサンカタンソノコテイ | 樹木の二酸化炭素の固定 | 樹木が毎年重量を増やして成長できるのは、葉で行われる光合成(炭酸同化作用)によるものです。光合成は、光エネルギーを利用して二酸化炭素と水から有機物(主に炭水化物)を合成する過程です。合成された炭水化物は、主に幹、枝、根に分配され樹木の重量成長にまわされます。このようにして大気中の二酸化炭素は葉から吸収され、炭水化物として樹体に固定されます。炭水化物の一部は呼吸によって消費され、再び二酸化炭素として大気に放出されるので、実際には光合成による総固定量から呼吸による消費量を差し引いた量(純固定量)が樹体に蓄えられることになります。樹体の乾燥重量の約1/2近くが、こうして固定された炭素です。例えば、1kgのセルロースを生産するのに、1.6kgのCO2を吸収し1.2kgのO2を放出し0.4kgの炭素を固定します。 | ||
ジュリンタイクイキ | 樹林帯区域 | 樹林帯区域として河川管理者が指定した区域。 越水による堤防洗掘の防止及び氾濫流にとる破堤の拡大の防止を図り(河畔林)、ダム湖に流れ込む土砂の流出や、そのストロー効果により汚濁水の流入を抑制する(ダム河畔林)機能を有すると認められる樹林帯を整備・指定するもの。 |
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シュリンボク | 主林木 | 一般的には林分を構成する主要な林木を主林木という。一斉林では育林の対象となるものを主林木、そうでないものを副林木といい、間伐の立場では、次回間伐又は主伐期まで残されるものが主林木、間伐されるものが副林木とされる。 | ||
ジュンカンガタシャカイ | 循環型社会 | 現在の大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会は、有限な地球の資源や環境に大きな影響を及ぼしている。このことから、環境への負荷を最小化していくため、生産、流通、消費、処理といったそれぞれの段階での廃棄物の発生抑制、再資源化といったリサイクルを中心とする社会。 なお、森林・林業、木材産業の分野においては、木材利用と森林整備を推進することで、「大気→森林→木材(リサイクル、多段階利用により繰り返し利用)→大気」という炭素の循環を不断に機能させ、森林・木材を利活用した循環型社会の構築へ向けての取り組みが求められている。 |
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ジュンキハツセイユウキカゴウブツ | 準揮発性有機化合物 | SVOC(Semi Volatile Organic Compounds)とも。沸点が260~380℃の有機化合物。フタル酸ジブチル,リン酸トリブチル他。 | 【林産関係】 | |
ジュンキョダエンタイ | 準拠楕円体 | 緯度経度を決めるために定められた地球の形をいい、平成14年の測量法の改正では、この形の変更などで緯度経度の基準等の変更があった。 | 【測量関係】 | |
シュンケイヌリ | 春慶塗 | 春慶塗とは、黄または紅に染めた木地に透漆を塗り重ねた塗り方を言います。木目が、透明な漆塗りによって美しく表現されます。 | ||
ジュンスイバイヨウ | 純粋培養 | 目的の菌だけを無菌的に培養する事 | 【茸・菌類】 | |
ジュンソク | 準則 | 測量法第34条の規定に基づき国土交通大臣が定める「作業規程の準則」をいう。この準則は昭和26年に定められていたが、平成20年3月に全面的に改定された。これはそれまでの「国土交通省公共測量作業規程」をベースとしつつ、地理空間情報活用推進基本法の制定等の社会情勢を踏まえた内容となっている。この結果、それまで「国土交通省公共測量作業規程」が実質的にこの準則の代わりをしていたが、これで本来の形になったといえる。 | 【測量関係】 | |
ジュンテンチョウエイセイ | 準天頂衛星 | 山間部や都市のビル陰に影響されないようほぼ真上に人工衛星が見えるように軌道を決めた衛星を天頂衛星といい、日本では北緯35度程度にあるため約1/3しか天頂にない軌道しか描けないので準がついている。よって3個の準天頂衛星を併用することにより、常時どこでもGPSによる高精度の測位サービスの提供が可能となる。2009年に打ち上げが予定されている。 | 【測量関係】 | |
ジュンパクロールシ | 純白ロール紙 | machine glazed paper | さらしパルプを原料として,ヤンキー式抄紙機で抄造した片面に光沢のある紙。【参考】白色度,表面光沢,平滑性に優れ,印刷適性がよい。 | 【製紙関係】 |
ジュンリン | 純林 | 林冠層がただ1種類の樹種からなる森林。 単純林とも言う |
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ジュンリンパン | 準林班 | ほぼ同じ立地条件(標高,傾斜,地質,土壌等)よりなる平均5ha程度の区画で,林班に準ずるものである。1林班を通じて片仮名イロハの順に番号を付す。 | ||
ショインガミ | 書院紙 | MINO-GAMI | こうぞを主原料とした手すき和紙。【参考】障子紙,色紙などに用いる。 | 【製紙関係】 |
ショインシ | 書院紙 | 書院造りの明かり障子に張るのにふさわしい紙という意味で、障子紙の別称。 | 【和紙関係】 | |
ショインショウジ | 書院障子 | 書院窓に嵌める障子のこと。 | 【建具】 | |
ジョイント | ジョイント | 継ぎ手、繋ぎ目などのこと。 | 【建具】 | |
シヨウ | 使用 | 測量法第30条では、国土地理院で測量した基本測量の成果を使用して測量する場合をいい、承認事項であるが、適正な利用であれば承認されてきている。 | 【測量関係】 | |
ジョウアツサッキン | 常圧殺菌 | 圧力を加えず100℃の蒸気で殺菌する事 | 【茸・菌類】 | |
ショウエネルギー | 省エネルギー | Energy Efficiency :EE | エネルギー効率参照 | |
ジョウカイ | 蒸解 | cooking (wood chip) digestion; digestion | 木材からパルプ(繊維分)を取り出すために、チップを薬品と共に煮ること。 1)繊維原料をパルプ化する目的で薬品を用いて高温・高圧処理を行うこと。【参考】使用する薬品によってクラフト法,亜硫酸法などがある。2)通常,薬液を添加した水の存在下で繊維原料を熱によって処理すること。 |
【製紙関係】 |
ジョウカイガマ | 蒸解釜 | digester | パルプ製造のために,木材チップその他原料を蒸解する釜。【参考】木材の場合加圧で用いることが多い。形状,加熱方法など,種々の種類がある。 木釜とも言う |
【製紙関係】 |
ジョウカリュウコウリュウ | 上下流交流 | 上流の山間地域は水源地として、治水、利水、環境面において下流地域の発展を支えてきた。近年は、流域という視点から、上下流の流域交流を行っている地域がある。例えば、下流の住民が上流の水源の植林を行ったり、上下流の住民が情報交換を行ったりする例がある。 | ||
ジョウギ | 定木 | 両開き、引違い戸の'召し合せ框'に付けるもの。 | 【建具】 | |
ジョウキサッキン | 蒸気殺菌 | 蒸気で殺菌する殺菌法、常圧と高圧がある | 【茸・菌類】 | |
ショウケイチャンバーホウ | 小形チャンバー法 | チャンバー法のうち1m3以下の容積を持つチャンバーを用いるもの。材料・塗料・接着剤からの放散量測定に用いられる。 | 【林産関係】 | |
ショウゲキアナアケツヨサ | 衝撃あな開け強さ | puncture resistance | 一定の形状,寸法をもった試験機の貫通部が,衝撃によって試験片にあなを開けるのに必要な仕事量。 | 【製紙関係】 |
ショウケンヨウシ | 証券用紙 | security paper | 銀行券,株券,証券などに用いる耐久性に優れた紙。【参考】すき入れ,着色繊維その他を用いて偽造を防止する。 | 【製紙関係】 |
ショウコウバン | 昇降盤 | 建具製作で、最も多用される工作機械 | 【建具】 | |
ショウコウボク | 小高木 | 厳密な定義は存在せず、文献によりまちまちだが、一般的には樹高3~10mになる木のことを指す。本サイトでは、成木の標準的な樹高が5~10m前後になる樹木のことを指している。亜高木(あこうぼく)、中木(ちゅうぼく)などと呼ばれる場合もある。 | ||
ショウサイズ | 詳細図 | ある部分を抜き出して、詳しく細かく、描いた図面。 | 【建具】 | |
ショウシ | 抄紙 | paper making (manufacturing) | 【製紙】 | |
ショウジ | 障子 | 室内の仕切に立てる、縦横桟に紙などを貼った建具のこと。 | 【建具】 | |
ショウジガミ | 障子紙 | SHOJI-GAMI | こうぞ,化学パルプ,化学繊維を主原料とした障子用に用いる紙。【参考】強じん(靭)性,光線の透過がよいこと,多孔質で空気の流通がよいことなどが要求される。 | 【製紙関係】 |
ショウシキ | 抄紙機 | paper machine | 紙及び板紙を抄造する機械。【参考】湿紙を形成するワイヤ部,水を搾るプレス部及び乾燥部から成る。長網抄紙機,円網抄紙機,ツインワイヤマシン,コンビネーションマシンなどの形式がある。 ワイヤーパートの形式によって長網式と円網式(丸網式)に分けられ、ドライヤーパートの形式によって多筒式とヤンキー式に大別されるが、これらの組み合わせや変形が多い。 |
【製紙関係】 |
ショウシジョジンソウチ | 抄紙除塵装置 | stock cleaning equipment | 調成及び抄紙機直前で紙料中の不純物を除去する装置。【参考】重力や遠心力の差によるクリーナ方式と形状の差によるスクリーン方式がある。 | 【製紙関係】 |
ジョウシツシ | 上質紙 | woodfree paper, woodfree board, wood free paper; fine paper; free sheet (USA) | 化学パルプがほぼ100%の非塗工紙。木を含まずセルロースだけで構成。白く滑らかで、上級紙とも呼ばれ、出版、商業、事務用など一般的に使われる紙。 1)化学パルプだけで製造した紙。【参考】印刷,筆記などの用途に用いる。2)原則的には,その繊維組成の中に化学パルプだけしか含まない紙又は板紙をいう。【参考】実際には,他のパルプ繊維が少量含まれてしまうこともある。 |
【製紙関係】 |
ショウシュクシャクズ | 小縮尺図 | 一般に1/10万より小さい縮尺(分母が大きい)の地図をいう。 | 【測量関係】 | |
シヨウショ | 仕様書 | 材料や工作方法などを、示した書類のこと。 | 【建具】 | |
ショウジョウフクヨウ | 掌状複葉 | 小葉が葉柄の先端から放射状にでる複葉。三出、五出、七出など。注)羽状、掌状は、葉の切り込みに対してもいう。 | ||
ジョウシントリノコシ | 上新鳥の子紙 | 越前襖紙を種別したときの名称。鳥の子模様襖紙の大衆商品として40年代より生まれ、漉模様の柄と無地の上に手加工印刷によって具象的な模様をつけたものと二種類からなっています。[機械抄] | 【和紙関係】 | |
ショウスイロ | 捷水路 | 河川が曲がっている所を直線的にするなど、洪水を安全に速く流下させるために人工的に開削する水路。海、湖、違う川と繋ぐ水路を「放水路」、同じ川を繋ぐ水路を「捷水路」という。 | ||
ジョウセイ | 上生 | ヒダが柄の上端とカサについているもの | 【茸・菌類】 | |
ショウセッカイ | 消石灰 | 酸性土壌を矯正するときに用いる。生石灰に水を加えて反応(消化)させてつくる。通常、ただの石灰と呼ぶときはこの消石灰のことを指すことが多い。アルカリ分70%程と高く、効き目も早いので使用量に注意する。撒いた後は、2週間程期間を空けてから植え付け等の作業を行う。 | ||
ジョウセン | 条線 | 傘の外周部全体に生じる放射状の線、溝。貝殻の外側のような模様。同定ポイントのひとつで、溝線とも。 | 【茸・菌類】 | |
ジョウソウカンバツ | 上層間伐 | 樹冠間伐とも呼ばれ、広葉樹の用材生産施業における間伐に用いられるものです。 優勢木の形質と成長にマイナス影響を与える優勢木を優先的に間伐する方法です。 このとき、優勢木の中でも相対的に形質の劣る優勢木を優先的に間伐し、優良木に影響を及ぼさない準優勢木以下は残します。 準優勢木以下を残すのは、間伐後に優良木の幹から後生枝が発生するのを防ぐためです。 林冠を構成する優勢木の中で近い将来ほかの優勢木の成長を妨げる恐れのあるものを伐り、その恐れのない被圧木や下層木を残す方法。 |
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ショウゾウミホンシ | 抄造見本紙 | outurn sheet | 工場又は顧客の評価用に抄紙中採取した紙又は板紙の平判。 | 【製紙関係】 |
ジョウチョウセイチョウ | 上長成長 | 樹木の高さ(枝の長さ)が大きくなる成長。 樹高生長、伸長生長とも言う。 |
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ショウニンズミショウキボホウホウロン | 承認済小規模方法論 | Approved Small-scale Methodology :AMS | 小規模CDMプロジェクトのための方法論。現在用いられているAMSは、CDM理事会の下部組織である小規模CDMプロジェクトワーキンググループによってまとめられたもの。 | |
ショウニンズミトウゴウホウホウロン | 承認済統合方法論 | Approved Consolidated Methodology :ACM | CDM理事会によって承認された方法論(AM)のうち、2つ以上を統合したもの。 | |
ショウニンズミホウホウロン | 承認済方法論 | Approved Methodology :AM | CDM理事会によって承認された方法論。下部組織である方法論パネル(Methodology Panel)が予備審査を行い、CDM理事会が最終的な審査を行、CDM理事会が最終的な審査を行う。 | |
ショウハン | 小班 | 森林の位置と施業の便を考え「森林計画図」上に設定した森林区画の単位。森林の植生を単位とした森林区画の最小単位である分班の集合体で、30ha程度の小流域を単位とする。(小班の集合体を林班という。) | ||
ジョウホウヨウシ | 情報用紙 | communication paper | 情報の伝達や記録に用いる紙。【参考】PPC用紙,フォーム用紙,複写用紙などがある。 | 【製紙関係】 |
ショウメイショウジ | 照明障子 | 照明器具(天井など)の、器具を隠すための障子。 | 【建具】 | |
ジョウモノ | 上物 | 並物に対して、上等の品。高価なものの意味。 | 【建具】 | |
ショウヨウジュ | 照葉樹 | 常緑広葉樹で、葉は厚く、表面に光沢があり色が深緑色の樹木。 カシ類、シイ類、ツバキ、サザンカ、クスノキ、カナメモチ等。 特にシイ・カシ等の樹木は、直根性・深根性であるため土地の崩壊等の災害防止に役立つとともに、保水力が高く地下水の涵養にも役立っている。 |
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ショクガイ | 食害 | 動物が森林や農作物を食い荒らして害を与えること。食害を起こす動物を害虫、害鳥、害獣などとよぶ。 | ||
ショクシツジョウド | 埴質壌土 | 土性(土壌を構成している計2mm以下の粒子(細土という)の中の鉱物質(砂、微砂、粘土)の構成割合を示したもの)の一つで、指先でもんでみて粘り気のある粘土に少し砂を感じる土壌。 | ||
ショクセイ | 植生 | ある地域一帯の地表を覆っている植物的共同体の総称です。その場のあらゆる環境圧に耐え、生き残って形成されている植物集団です。植生は、その性質から次のように分類されています。(A)原植生:人間による影響を全く受けていない植生で、今日ではほとんど消滅しています。(B)代償植生:原植生が破壊され、代わって成立している植生です。(C)現存植生:現実に触れ、見ることのできる植生のことで、人間の生活圏のほとんど全ての現存植生は代償植生です。(D)潜在自然植生:一切の人為を停止した場合、その立地において成立すると考えられる植生です。 | ||
ショクセイシゼンド | 植生自然度 | 自然度とは、「自然は人間の手のつけ具合、人工の影響の加わる度合いによって、極めて自然性の高いものから、自然性の低いものまでいろいろな階層に分かれて存在する。」という考え方に基づき、植物社会学的な観点からみて、土地の自然性がどの程度残されているかを示す1つの指標として導入されたもの。 自然は、人工の影響を受ける度合いによって、自然度の高いものも低いものもありますが、植生自然度とは、自然に対する人間の手のつけ具合を、植物群落の自然性によって指標化したものです。高山植物群落や極相林(自然植生の安定した状態の林)のように人間の手の加わっていないものを、10及び9とし、緑のほとんどない住宅地や造成地を1、その中間に二次林・植林地、農耕地等をランクし、10段階で表示します。 |
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ショクセンキ | 植繊機 | 竹・せん定枝・モミガラなど、硬くてそのままでは使えそうにないものを繊維状物質に変える機械。対象物をあらかじめチップ化しておき、それをホッパーから投入。中のスクリューがそれを圧縮、混練し、さらにカッターによってミンチ状にすりつぶして、機械先端部の穴からバラバラにほぐれた繊維粉末にして出すというもの。自分が使いたいと思う植物で、有機質の生肥料を作れる。竹肥料もその一種。 | ||
ショクチズ | 触地図 | 地図の画線、記号、注記(点字)等を紙面より突起させて作成し、指先で触れて認識できるようにした視覚障害者のための地図をいう。最近駅などに設置されてきている。 | 【測量関係】 | |
ショクチュウショクブツ | 食虫植物 | 光合成を行う点では他の植物と同じだが、葉などが特殊な器官になっていて昆虫などの小動物を捕らえ、栄養を摂取する植物。葉に粘着性の腺毛をもつモウセンゴケや、壺上の葉を持つウツボカズラが有名。 | ||
ショクヒンヨウキゲンシ | 食品容器原紙 | food paper, food board | 食品の包装又は容器に用いる紙。【参考】衛生性,安全性の点で無毒・無臭,有害物質を含まないことが要求される。用途によっては板紙も使われる。 | 【製紙関係】 |
ショクブツグンラク | 植物群落 | Plant community | 植物種の集まりのひとかたまりを植物群落と呼ぶ。 これが、多数、複雑に絡まりあい、そこにすむ動物や水や土壌など生物以外のつながりを含めて、生態系を構成する。森や草原、尾瀬のような湿原、河原の草むら、道ばたの雑草たち、これらはみんないろいろな植物が集まって暮らしている「植物群落」である。「植物群落」は、自然をかたち作っている重要な要素である。 |
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ショクブツグンラクホゴリン | 植物群落保護林 | 国有林野のうち,わが国または地域の自然を代表するものとして保護を必要とする植物群落及び歴史的,学術的価値等を有する個体の維持を図り,併せて森林施業・管理技術の発展,学術研究等に資するため設定された森林。 | ||
ショクブツグンラクレッドデータブック | 植物群落レッドデータブック | 自然の構成要素である植物群落そのものの多様性を、また動植物の生息・生育地として、生態系の多様性を守るために植物群落という単位で保護・保全が必要である。 そこで、緊急に保護・保全が必要な「植物群落」についてリストアップし、その保護を訴えたのが植物群落RDBである。日本全国で7492件の「植物群落」がリストアップされた。 |
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ショクリン | 植林 | afforestation | 【製紙】 | |
ショセキヨウシ | 書籍用紙 | book paper | 書籍,雑誌,パンフレットなどに用いる紙の総称。【参考】不透明性,印刷適性などが要求される。 | 【製紙関係】 |
ショッキン | 埴菌 | 駒や鋸屑種菌を原木に植える事 | 【茸・菌類】 | |
ショドウヨウシ | 書道用紙 | SHODO-YOSHI | さらし化学パルプを主原料とした機械すき和紙。 | 【製紙関係】 |
ジョバツ | 除伐 | 育成の対象となる樹木の生育を妨げる他の樹木を刈り払う作業。一般に、下刈を終了してから、植栽木の枝葉が茂り、互いに接し合う状態になるまでの間に数回実施。 育成の目的以外の樹種を伐り除く作業や形質が悪化して将来の見込みのない造林木を伐る作業を言う。これは立木の密度管理のためではなく、造林樹種の正常な育成を確保することが目的である。 新植地が大体うっ閉したときに、目的以外の樹木や目的のもので他の生育に妨げとなりそうなものを伐り除く作業。 生育の悪いもの、育てたい樹木の生育を妨げるものを除去するため、また適正な密度管理を行うために実施する伐採作業のこと。 |
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シラガキ | 白書 | '墨付け'の工具。 | 【建具】 | |
シラス | シラス | shiraus | 南九州に分布する第三紀末から第四紀にかけての火山噴出物で、軽石流堆積物、降下軽石などやその二次堆積物のこと。一般に白色砂質で未固結、半固結である。シラスの強度特性は、みかけの粘着力が大きく、自然状態では垂直の安定した高い斜面を形成することができるが、豪雨により、崩壊を起こし、大災害を発生することがある。一般の土と比べて極めて特異な性質を持った特殊土壌の一つである。シラスによって構成された巨大な大地をシラス台地と呼ぶ。 | |
シラタ | しらた | けい素を主にした、特殊合成樹脂。敷居すべり、機械刃物の錆止め、などに使用する。 | 【建具】 | |
シラタ | 白太 | 木材の、辺材の部分。 | 【建具】 | |
シリアサバク | シリア砂漠 | the Syrian Desert | シリア、ヨルダン、イラク各国の内陸部にまたがる砂漠 | 【砂漠】 |
シリョウ | 試料 | sample | 【参考】試験法によっては若干異なった定義が必要となる。 | 【製紙関係】 |
シリョウ | 紙料 | stuff, stock | 紙を漉くために必要な様々な材料を調合したもの。紙を漉く直前の原料。 1)パルプの離解工程から抄紙工程までのパルプスラリー。2)パルプの離解段から紙又は板紙の紙匹又はシートを形成するまでの,1種類以上の製紙用パルプ及び他の物質を含んだ水懸濁液。 |
【製紙関係】 |
シリョウカイシュウソウチ | 紙料回収装置 | save-all | 白水中のパルプ,?料などを回収する装置。【参考】方式として加圧浮上分離法,凝集沈殿法,ろ過分離法などがある。 | 【製紙関係】 |
シリョウクリーニング | 紙料クリーニング | stock cleaning | 紙又は板紙にとって好ましくない物質を物理的な方法で紙料から除去する操作。【参考】例えば,重力によるクリーニング,遠心力によるクリーニング,ある大きさのオリフィスを通して行うクリーニングがある。 | 【製紙関係】 |
シリョクゾウキョウザイ | 紙力増強剤 | paper strength additive | 紙の通常又は湿潤時の強度を向上させる薬品。ポリアクリルアミド,でんぷん,PVA,耐水化剤などがある。【参考】使用方法は調成で紙料に添加する内添法と抄紙機のサイズプレスなどで塗工する表面法がある。 | 【製紙関係】 |
シリンジ | シリンジ | 葉面散水の一種。空気が乾燥して湿度が低くなると植物は湿度不足となり葉先が枯れてきたり、生育不良が起こりやがては枯死する。これを防ぐために霧状の水を植物に散布することをシリンジ(syringe)するという。特に冬の家庭は暖房の影響もあり、室内湿度は乾燥状態になるため、しばしば洋ラン、シクラメンなどでは蕾が枯れたり落蕾し、観葉植物の葉も傷む。一方、夏の高温乾燥はハダニが発生しやすく、この防除にもシリンジが有効である。家庭内では500ml程度のスプレーを使うと便利。 | ||
シリンダージョウ | シリンダー錠 | 円筒の中に、スプリングの付いたピンを数本並べ、そのピンに合った鍵を入れて回転させることで、開閉する鍵のこと。 | 【建具】 | |
シロイタガミ | 白板紙 | white lined board | 表層に白色紙料をすき合わせた板紙。【参考】表層はさらし化学パルプ,その他の層は古紙,機械パルプなどを原料とする。マニラボール,白ボールがこれに属し,いずれも塗工,非塗工のものがある。 | 【製紙関係】 |
シロカワ | 白皮 | 製紙原料の靭皮繊維は外から、黒皮・甘皮・白皮の順に三層となっているがそのもっとも内部分を白皮という。 | 【和紙関係】 | |
シロクバン | 四六判 | 地図特有の用紙の大きさで、A1版よりやや小さく、78.8×109.1cmの大きさをいう。 | 【測量関係】 | |
シロスキイレガミ | 白透き入れ紙 | 線条で構成された文様の透かしが入っている紙。単純な線の透かしが白く見えるので、白透き入れ紙、白透かし紙という。 | 【和紙関係】 | |
シロボール | 白ボール | white lined chipboard | 表層はさらしパルプ,表下層は一般に脱インキ新聞古紙を用い,中層・裏層には,新聞・雑誌などの古紙を使用する板紙。 | 【製紙関係】 |
シワ | しわ | cockle | 不均一な乾燥又は急激な乾燥のために生じる小じわ,波打ち,膨らみなど紙のひずみ現象。【参考】紙の欠点の一つである。 | 【製紙関係】 |
シワイリダンシ | 皺入り檀紙 | 檀紙は本来、平滑な楮紙であったが、江戸時代の元禄ごろから縮緬(ちりめん)のような皺入りが普及し、用途も儀礼的な包装紙となった。皺の入れ方は乾燥の際、数枚の湿紙を重ねて剥がす際の各紙の張力の違いで生じさせる。現在、越前紙や東予紙で生産される。 | 【和紙関係】 | |
シワツキシアゲ | しわ付き仕上げ | cockle finish | 乾燥中,ほとんど張力を掛けないで収縮させて作る波形仕上げ。 | 【製紙関係】 |
シワツキシアゲガミ | しわ付き仕上げ紙 | cockle finished paper | 乾燥中に張りを緩めて収縮させ,波状のしわを入れた紙。 | 【製紙関係】 |
シン | 心 | 中心の意味。 | 【建具】 | |
シンイチデータ | 真位置データ | 数値地形図のデータで、水平位置の転移、間断などの処理を行っていない真位置を重視したデータで、地図の表現を重視した作図データに対応した言葉である。 | 【測量関係】 | |
シンガミ | 芯紙 | 正倉院宝物の鏡箱の内側の布貼りには、すでに芯紙として和紙が用いられている。近現代の都会の反故紙を再生した紙(浅草紙など)で、袋物(鞄・がま口を含む)、草履やハンドバック等に再生紙の芯紙(張り子紙)が大量に用いられた。 | 【和紙関係】 | |
ジンカン | 人乾 | 人工乾燥のこと。熱や蒸気で、強制的に木材を乾燥させる方法。 | 【建具】 | |
シンク | シンク | 汚染物質の吸収源のことです。特に地球温暖化問題との関連で二酸化炭素(CO2)の吸収源を指します。海水、海洋生態系、陸上生態系(森林)のいずれかが吸収源と推定されてますが、全体像は十分には明らかになっていません。 | ||
シングサレ | 芯腐れ | 木材腐朽菌による立木の心材部の腐朽。 | ||
シングルドア | シングルドア | Swing Door | 開き戸(片開き戸)の事をシングルドアと呼んでいます。英語ではスイングドアが一般的です。 | 【建具】 |
ジンコウエイセイガゾウ | 人工衛星画像 | 人工衛星に搭載したセンサを用いて、地表面からの反射あるいは放射される電磁波を観測して得たデータの画像を人工衛星画像、あるいはリモートセンシングデータという。電磁波には人間の目で見ることができる可視光域(青、緑、赤)から、人間の目では見ることのできない赤外線や紫外線、マイクロ波などの幅広い波長帯域の情報が含まれる。そこで、観測された電磁波の強さをセンサでいくつかの波長帯に分けて測定することで、森林、農地、市街地、水域などの識別が可能になる。1972年にLANDSATが打ち上げられ、コンピュータの目覚ましい発展とともに、急速に普及してきた技術である。 | ||
シンコウコンコウリン | 針広混交林 | 針葉樹と広葉樹が混じって生育する森林。 | ||
ジンコウジュフン | 人工授粉 | 受粉(受精)を人為的に行うこと。自然交雑や自家交配を避けるように、両性花では雄しべを取り除く除雄作業を行う。開花期が異なるものの交配では、開花調節や花粉の貯蔵を行う。 | ||
ジンコウバイチ | 人工培地 | バーミキュライト、パーライトやロックウールなど、人工的につくられた培地。 | ||
ジンコウリン | 人工林 | 苗木の植栽、種子のまき付け、挿し木等の人為的な方法により造成された森林。 | ||
シンコンセイ | 深根性 | 地中深くの土層に根系を張る性質。 | ||
シンザイ | 心材 | 樹木の材の中心部、一般に堅く緻密 | 【茸・菌類】 | |
シンザイ | 心材 | Heartwood | 木が生長するにつれ幹の中心層は死んだ細胞で形成されていく。心材は辺材よりも一般的に色が濃いが、見分けがつかない樹種もある。 | |
シンショウ | 新梢 | その年に出た新しい枝。 | ||
シンスイ | 浸水 | ほだ木や菌床を水につけて発生を促す事 シイタケを強制的に発生させるための方法 |
【茸・菌類】 | |
シンスイ | 浸水 | 洪水による氾濫によって住宅や田畑が水につかること。住宅などが水に浸かることを「浸水」、田畑や道路などが水に浸ることを「冠水」という。 | ||
シンスイガイ | 浸水害 | 大雨害のひとつで、浸水によって起こる災害をいう。 | 【気象災害】 | |
シンスイダボク | 浸水打木 | ほだ木を浸水して叩いて刺激を与え、発生を促す作業 | 【茸・菌類】 | |
シンセイサンシステム | 新生産システム | 県産材の新しい生産、流通、加工体制。森林施業の団地化、集約化、工場への直送、加工体制のネットワーク化など。 | ||
シンセイソシキ | 申請組織 | Applicant Entity :AE | 運営機関(Operational Entity:OE)としての認定を申請する組織。申請を受けたCDM認定パネルが審査し、CDM理事会が認定する。 第三者機関とも言う。 |
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ジンソクソクズ | 迅速測図 | 関東平野のほぼ全域について、明治13年から19年にかけて旧陸軍によって1/2万の縮尺で約1000枚作成された地図である。近代測量の基礎となった地図で、緯度経度の表示はないが、位置関係は現在の測量にひけをとらない精度を有している。フランス方式の彩色がされ、きれいな地図となっている。 | 【測量関係】 | |
ジンダイスギ | 神代杉 | '埋れ木'のこと。 | 【建具】 | |
シンタンヨウザイ | 薪炭用材 | 薪炭=たきぎとすみから、燃料一般をさす。よって薪炭用材とは燃料としての材である。 | ||
シンタンリン | 薪炭林 | 薪及び木炭の原材料となる木材の生産を目的とする森林。 | ||
シンチュウ | 真鍮 | 銅と、亜鉛の'合金'。黄銅のことで、建具金物に使われることが多い材料。 | 【建具】 | |
シンチョウセイチョウ | 伸長成長 | 樹木の高さ(枝の長さ)が大きくなる成長。 樹高生長、上長生長とも言う。 |
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シンツリ | 心釣 | 戸を、柱の中心に釣ること。自由蝶番など使用する時など。 | 【建具】 | |
シントウ | 浸透 | permeance, impregnating | 材料の特性で,流体が材料の表面から裏面まで通り抜けること。 | 【製紙関係】 |
シンドウショウガイ | 振動障害 | 振動障害とは局所振動による障害、すなわちチェーンソーやグラインダーによる工具・機械・装置などの振動が主として手・腕を通して身体に伝達されることにより生じる、レイノー現象(白ろう指とも呼ばれる)を主徴とする末梢循環障害、末梢神経障害それに運動器(骨・関節系)障害の3障害のことです。 | ||
シンドウショウガイトクシュケンコウソウダン | 振動障害特殊健康診断 | チェーンソー、刈払機、さく岩機等の体に振動を与える機械器具の使用に伴い生じる手指、前腕等の末しょう循環障害、末しょう神経障害又は運動器障害等を未然に防止するため、通常の健康診断項目と異なる筋力、筋運動検査、血圧検査、末しょう循環機検査並びに末しょう神経機能検査等について行う特殊健康診断である。 | ||
ジンピセンイ | 靭皮繊維 | 茎の周辺からとれる繊維。 | 【和紙関係】 | |
ジンピセンイ | じん皮繊維 | bast fiber | 主に双子葉植物の内皮から採取した繊維。【参考】こうぞ,みつまた,がんぴ,亜麻,大麻などの繊維がこれに属し,主に和紙の原料としている。 | 【製紙関係】 |
シンプクドウロ | 真幅道路 | 道路を地図上に表す場合、例えば1/25,000の中縮尺図では縮尺にあわせて表示すると細くなり見にくくなることから、2車線の道路は0.4mm、4車線の道路は0.8mmの幅に記号化して表示しており、このように表された道路を記号道路と読んでいる。これに対し、幅25m以上の道路についてはその幅を1/25,000に縮小して表示しており、このような実際の縮尺に応じた幅で地図上に表された道路をいう。1/2,500などの大縮尺図では、徒歩道を除き真幅道路で表されている。 | 【測量関係】 | |
シンプソンサバク | シンプソン砂漠 | the Simpson Desert | オーストラリア中央部に位置する砂漠 | 【砂漠】 |
シンブンマキトリガミ | 新聞巻取紙 | newsprint | 機械パルプと脱インキ新聞古紙,化学パルプを配合した新聞印刷用の紙。【参考】標準坪量は52±2g/m2であるが軽量化が進み43g/m2のものも使われている。オフセット印刷適性が要求される。 | 【製紙関係】 |
シンポク | 真北 | 地球の自転軸を延長した方向のうち北方向をいう。北極星の方向とは約1度異なっている。通常の地図の経線方向は厳密には異なるがほとんど真北である。1/2500以下の大縮尺図で利用される平面直角座標系で描かれた地図では、19座標系の原点では真北と一致しているが、他の場所では、ほんのわずかであるがずれている。 | 【測量関係】 | |
シンヨウジュ | 針葉樹 | 樹木を葉の形態で分類した名称で、広葉樹に対応する語。スギ、ヒノキ、マツ類、モミ類、細くとがった葉をもつ樹木(イチョウは葉が偏平形をしているが針葉樹)。常緑樹と落葉樹に大別されるが、カラマツを除いては他は常緑樹である。 | ||
シンヨウジュパルプ | 針葉樹パルプ | softwood pulp | 針葉樹を原料としたパルプ。 | 【製紙関係】 |
シンヨウジュモクザイチップ | 針葉樹木材チップ | coniferous wood chips | 【製紙】 | |
ジンリキシュウザイ | 人力集材 | 人の力で、丸太を担ぐ、転がす、引っ張る、などして材を集める。他の集材方法でも木寄せ作業用として必要なことも。 | ||
シンリンインストラクター | 森林インストラクター | 森林インストラクターとは、自然に対する深い知識を持ち、森に遊びに来る人と大自然との橋渡し役となる人を認定する資格。(社)全国森林レクリエーション協会が主催する。試験は1次(筆記)が9月中旬、2次(実技・面接)が11月に行われる。1次試験科目は森林、森林内の野外活動、林業、安全および教育の4科目。科目合格制を採用しており、合格した科目は3年間有効。受験資格は20歳以上であること。合格率は19%前後。 森林インストラクターの大半はボランティアとして活動している。キャンプやイベントを手伝い、企画した団体などから5千~3万円程度の謝礼が出るケースもある。グループで自然観察会を開催する動きも活発化しており、資格ニーズは高まっている。今後は森林公園職員(臨時)などに仕事場が広がる可能性もある。 |
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シンリンカサイ | 森林火災 | 通常山火事といい,原野を含めて林野火災ともいう。森林火災は燃える部位によって地表火,地中火,樹冠火,樹幹火の4種に区分される。 | ||
シンリンカサイホケン | 森林火災保険 | 森林火災保険とは、森林保護を目的とする火災保険です。自然林、人工林、および立木竹・伐倒木竹を保険の目的とすることができ、火災による損害のみをてん補します。また森林火災保険は民間保険会社が引受けるもののほかに、国営森林保険(農林水産省所管)があり人工林のみを対象として、火災以外には風水雪害等の気象災害や噴火による損害もてん補します。 | ||
シンリンカンキョウキョウイク | 森林環境教育 | 森林内での多様な体験活動などを通じて人々の生活や環境と森林との関係について学ぶことにより、「地球温暖化防止」など森林の多面的機能や森林の整備と森林資源の循環利用の必要性等に対する理解を醸成するとともに、子どもたちの「生きる力」を育むための取組み。 | ||
シンリンカンリキョウギカイ | 森林管理協議会 | Forest Stewardship Council | 1993年にWWF(世界自然保護基金)などの環境団体や林業者、木材取引企業、先住民団体などによって組織された非営利の国際団体。FSCの森林認証は、「環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも持続可能な森林管理」を推進することを目的としており、認証された森林から出された木材・木材製品にロゴマークを付けて流通させるもの。北海道では、2003年8月に下川町森林組合が認証を取得している。 | |
シンリンキホンズ | 森林基本図 | 森林行政で使用するため作成されている地図で、主に1/5,000の縮尺で作成されている。 「地域森林計画」の策定のため、空中写真の図化により県が作成した地形図。森林計画図のベースマップ。縮尺は5千分の1。 |
【測量関係】 | |
シンリンキュウシュウ | 森林吸収 | 京都議定書では、樹木によるCO2吸収分を削減目標の達成に活用できることとされており、新規植林、再植林、森林経営、都市緑化が該当する。我が国は、森林経営によって約3.9%の削減を目指すとしている。 | ||
シンリンクミアイ | 森林組合 | 森林所有者の経済的社会的地位の向上並びに森林の保続培養及び森林生産力の増進を図ることを目的として森林組合法に基づき設立された森林所有者の協同組合。 森林所有者が出資して設立された協同組合であり、組合員の所有する森林の経営に関する相談や、組合員の委託による森林施業や木材の販売などを行っている。 |
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シンリンクミアイノコウイキガッペイ | 森林組合の広域合併 | 2以上の市町村の森林組合が新しい組合を設立、又は一方の市町村の森林組合が他方の市町村の森林組合を吸収する方法によって、1つの森林組合に合同すること。 | ||
シンリンケイカクク | 森林計画区 | 「森林法」等に規定される、森林計画制度に基づき、知事が策定する「地域森林計画」において、広域流域別に主要な河川及び行政区界により区分された区域であり、全国には158の森林計画区が定められている。 島根県では、江の川広域流域に包括される「江の川下流計画区」、「斐伊川計画区」、「隠岐計画区」、及び高津川広域流域に包括される「高津川計画区」の計4森林計画区に区分されている。 |
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シンリンケイカクズ | 森林計画図 | 森林基本図(一部、国土基本図)の上に、森林の位置と施業の便を考え区分した、森林の区画(林班・小班・分班)等を示した図面。縮尺は5千分の1。 地域森林計画の付属資料となる。 |
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シンリンコクエイホケン | 森林国営保険 | 火災、気象災及び噴火災によって受ける損失を保険の仕組みにより補てんすることにより、災害によって林業の再生産が阻害されることを防止するとともに、林業経営の安定を図ることを目的とする、森林国営保険法に基づく制度。 | ||
シンリンジーアイエス | 森林GIS | 森林地図情報システムの略称 森林に関する地図や空中写真等の図面情報と林種や林齢等の文字や数値情報を一元的に管理し、分析、処理できるシステム。GIS(Geographic Informatiion System:地理情報システム)とは、各種の図面情報(行政界、道路、河川、建物等)と属性情報(地名、住所等のデータ)を総合的に管理、加工し、視覚的に表示できる高度な分析や迅速な判断を可能とするコンピューター情報処理システムのこと。 |
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シンリンショユウケイタイ | 森林所有形態 | 日本の森林は国有林と民有林(公有林、私有林)に大別され、国有林は大部分が林野庁の管理経営する国有林野である。公有林は県有林、市町村有林、財産区有林の総称。私有林は個人有、法人有、共有などに属する森林。 | ||
シンリンセイビ | 森林整備 | 森林施業とそのために必要な施設(林道等)の作設、維持を通じて森林を育成すること。 | ||
シンリンセイビチイキカツドウシエンコウフキンセイド | 森林整備地域活動支援交付金制度 | 森林所有者等による計画的で一体的な森林施業の実施に不可欠な地域活動(森林の現況調査・施業実施区域の明確化作業・歩道の整備等)の実施に必要な経費について一定額を交付する制度。 | ||
シンリンセイビホウジン | 森林整備法人 | 分収林特別措置法第9条により、造林又は育林の事業及び分収方式による造林又は育林の促進を行うことを目的とする民法第34条の規定により設立された法人で、地方公共団体が、社団法人にあっては総社員の表決権の過半数を保有し、財団法人にあっては基本財産の過半を拠出しているものをいう。 | ||
シンリンセイビホゼンジギョウケイカク | 森林整備保全事業計画 | 平成15年の「森林法」改正により、公共事業計画である「森林整備事業計画」を拡充し、治山事業に関する事項を加えた「森林整備保全事業計画」を創設することが定められた。平成16年6月に計画期間を平成16年度~20年度とする同計画が策定された。 | ||
シンリンセギョウ | 森林施業 | 目的とする森林を造成、維持するための造林、保育、間伐、伐採等の一連の森林に対する行為。 | ||
シンリンセギョウケイカク | 森林施業計画 | 森林所有者等が市町村森林整備計画に基づき、自発的に作成・実施する森林施業(造林・間伐等)に関する5年間の計画であり、市町村・県・国の認定を必要とする制度。 森林法などに規定されている森林計画制度の1つ。森林所有者などが、所有や権利を持っている森林について、具体的な伐採や造林などの5年間の計画について自発的に作り、市町村などから認定を受ける森林管理に関する計画のこと。これに従うことで、(1)税制上の特例措置(所得税、相続税、法人税、特別土地保有税)、(2)造林補助金の割り増し、(3)農林漁業金融公庫資金などの低利融資、(4)森林整備地域活動支援交付金の交付などの優遇措置を受けることができるため、計画的、合理的な森林の管理を行うことが期待される。 |
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シンリンセギョウタイケイ | 森林施業体系 | 育成林か天然生林か、階層(単層林か複層林か)、更新(植栽か萌芽更新か)、伐採(皆伐か択伐か)、伐期(短伐期か長伐期か)など目標とする林分を体系化したもの。 | ||
シンリンセギョウノキョウドウカ | 森林施業の共同化 | 森林施業を推進するために,森林所有者が共同で伐採,下刈りなどの施業を実行したり,あるいは森林組合などへ施業を共同委託すること。 | ||
シンリンセギョウプランナー | 森林施業プランナー | 森林を所有する方に、間伐などを勧める際に、森林組合では、作業方法、間伐に必要な経費、木材販売見込額などを明らかにした提案書「森林施業プラン」を提示することに取り組んでいます。このプランを作成できる人 | ||
シンリンセラピー | 森林セラピー | 森林セラピーとは、森の自然が彩なす風景や香り、音色や肌触りなど、森のいのちや力を感ずることによって、私たちの心身に元気を取り戻させようとするものです。 今までも、森はストレス解消などの効用があるため、「森林浴」として多くの人々に親しまれてきましたが、森林浴については、その効用についての明白な科学的解明がなされていませんでした。 このため、森林のもつ生理的リラックス効果などの「癒し効果」を科学的に解明し、科学的なエビデンスの基づく健康増進やリハビリテーションのための効果的なメニューを確立する「森林セラピー」を進めていくこととしました。 |
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シンリンニンショウ | 森林認証 | 世界的な森林減少・劣化の問題と、グリーンコンシューマリズムの高まりを背景として生まれた“適切な森林管理”を認証し、その森林で生産された木材及び木材製品をラベリングする制度である。「認証とラベリング」という市場を活用するソフトな政策手段により、持続可能な森林管理(SFM)を普及させることを目的とする。適切な森林管理が行われていると認証された森林から出される林産物は、認証ラベルをつけて市場に出荷される。森林認証はFSC(Forest Stewardship Council)が認定した認証機関(現在世界に7つ)により行われる。認証機関は、環境・社会・経済的側面に配慮した厳しい基準に照らし合わせ、対象とする森林が適切に管理されているかどうか評価する。森林認証には、「森林管理の認証」と「生産物認証」の2つがある。“適切な森林管理”を認証するのが「森林管理の認証」で、認証森林の林産物を材料とした製品であることを認証するのが「生産物認証」である。 | ||
シンリンノモツタメンテキキノウ | 森林のもつ多面的機能 | 地球温暖化の防止、国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承、木材の生産等の森林がもつ多面にわたる機能 (1)森林・林業基本法(昭和39年7月9日法律第161号、平成13年7月法律第107,108号)の第2条に定義されており、森林が有する国土保全、水源のかん養、自然環境の保全、公衆の保健、地球温暖化の防止、林産物の供給などの多面にわたる機能をいう。 (2)農林水産大臣諮問、「地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について」にかかる日本学術会議の答申において、「多面的機能」の定義について、「森林・林業の分野では、森林の有する様々な機能については、林産物生産機能を含むすべての機能を「多面的機能」と呼び、林産物生産を除く場合は「公益的機能」と称してきた。」と記述されている。(日本学術会議答申p58) |
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シンリンノリュウイキカンリシステム | 森林の流域管理システム | 流域を基本的な単位として、その流域内の市町村、林業・木材産業等の様々な関係者による協議・合意の下で、森林整備から木材の生産、加工、流通にわたる川上から川下の連携を進め、民有林と国有林を通じて適切な森林整備と林業、木材産業の活性化を総合的に展開しようとする取組。 | ||
シンリンビョウガイチュウ | 森林病害虫 | 森林を形成する樹木を侵す有害菌及び有害昆虫の総称。一般的に知られているものに穿孔虫のマツクイムシがある。 | ||
シンリンブンカ | 森林文化 | 森林や木材との密接なかかわりの中で、森林を保全しながらこれを有効に利用していくための知恵や技術、制度及びこれらを基礎とした生活様式。 | ||
シンリンボ | 森林簿 | 各都道府県において地域森林計画の付属資料として備える、森林の位置と施業の便を考え取りまとめた、森林資源等に関する台帳。森林計画図と連動し、林班、小班、分班を単位として構成する。 森林計画図と共に森林GISで管理・更新する。 地域森林計画を樹立するために必要な地況、林況等の調査を実施し、その結果を林小班ごとに示した簿冊である。 |
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シンリンホウ | 森林法 | 明治30年に制定され、昭和26年に全面的に改正され新たに公布された森林行政の基本法典である。内容は、総則、森林計画等、保安施設、土地の使用、森林審議会、雑則からなり、森林計画では基本となる法律である。近年では、平成10年に、伐採届や森林施業計画の認定が市町村へ移行する改正があり、平成13年に、重視する機能に応じて森林を3区分して整備を推進するよう森林計画制度等が改正された。 | ||
シンリンホゼン | 森林保全 | 森林の機能を損なわないで人間の社会生活に有効に利用すること。例えば,立木を伐採する際に,治水機能の低下や自然景観の損壊を計算に入れるなど,森林を経済的に活用するとともに,その存在価値を低下させないようにすること。 | ||
シンリンヨク | 森林浴 | 森林内の清浄な大気を浴びることです。樹木から発散される「フィットンチッド」と呼ばれる芳香性物質は、殺菌効果があり健康にも良いと言われています。 | ||
シンリンリッチ | 森林立地 | 森林の生育に影響を与える環境因子(土壌、地形、気象、生物等)を総合して森林立地という。 | ||
シンリンリンギョウキホンケイカク | 森林・林業基本計画 | 「森林・林業基本法」の基本理念の実現に向けて、森林及び林業に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、同法に基づき策定した計画。森林及び林業施策の基本方針、森林のもつ多面的機能の発揮並びに木材の供給及び利用に関する目標、政府が講ずべき施策を明記。 | ||
シンリンリンギョウキホンホウ | 森林・林業基本法 | 森林のもつ多面的機能の発揮、林業の持続的かつ健全な発展を基本理念とする政策を国民的合意の下に進めていくため、その実現を図る基本的事項を定めた法律。平成13年7月にそれまでの「林業基本法」を改正して成立。 | ||
ス | 簀 | 紙漉道具のひとつ。漉舟の中から紙料液をすくいあげて、その上に紙の層をつくっていく。かつては萱(かや)でつくった萱簀が多かったが、いまは丈を細く削ったひごを絹糸あるいは馬の尾毛などで編んだ竹簀が主流である。 | 【和紙関係】 | |
スイオンイジョウガイ | 水温異常害 | 水温の異常な低温あるいは高温によって起こる災害。水産物の成長が遅くなったり早まったり、あるいは生育障害を受け、その結果収獲量や漁獲量が減少したり、品質が低下する災害のこと。 | 【気象災害】 | |
スイガイボウビリン | 水害防備林 | 河岸に群落として繁茂している竹林のことです。竹は土の中に根を伸ばし、しなやかな枝は、洪水による水の勢いを弱める力があります。現在のように堤防をつくることができなかった時代に、この水害防備林(竹林)は人々の暮らしを守っていました。 | ||
スイケイ | 水系 | 同じ流域内にある河川、湖沼、水路の総称。一級水系、二級水系、単独水系などがある。 | ||
スイゲンカンヨウキノウ | 水源かん養機能 | 森林の公益的機能の一つ。樹木及び地表植生などにより降雨、融雪水の地下浸透を助長し、貯留水を徐々に流出させる森林の理水機能(洪水ピークの平準化、渇水の緩和) 樹木および地表植生などにより、降雨や融雪水の地下への浸透が助長され、溜まった水が徐々に流出される森林の機能のこと。 森林の地表面は、落ち葉などの堆積や小動物の活動などにより、保水力の高いやわらかな土壌となっており、森林に降った雨は、そこに浸透・貯留され、少しずつ湧水などとして流れ出ていく。これによって、森林は水の浄化機能をもつほか、河川の流量を安定させ山からの土砂の流出も防ぐ働きがある。これらの機能を水源涵養機能といい、伐採などによってこれが失われてしまうと、河川下流域での洪水や土壌流出の原因となる |
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スイゲンリン | 水源林 | 水源の推量と水質を確保するための森林。森林では、落ち葉などの堆積と腐食や小動物の活動などにより、保水力の高いスポンジ状の土壌を形成している。森林に降った雨は、土壌に浸透し、貯留され、徐々に貯水池や河川に流出していく。この働きを「水源涵養機能」といい、河川の流量を安定させるとともに、浄化機能も果たしている。また、森林は山からの土砂の流出も防ぐ働きがあり、水源の保全と確保に役立っている。 | ||
スイコウサイバイ | 水耕栽培 | 土壌を使わずに、植物の生育に必要な栄養分を含んだ培養液に根を張らせることで栽培する方法。植物を支えるための砂、ウレタン、ロックウールなどの資材を用いる場合も含める。家庭園芸で人気のあるハイドロカルチャーも水耕栽培のひとつといえる。養液を循環させて栽培するため、連作も可能となる。現在では、養液栽培とも呼ばれる。 | ||
スイジュンギ | 水準儀 | レベルともいい、標尺と対で2点の高さの比高を精密に測定する機器である。なおトランシットとは異なり角度は測定できない構造となっている。 | 【測量関係】 | |
スイジュンゲンテン | 水準原点 | 測定された平均海水面(例えば日本の高さの基準となっている東京湾平均海面)の高さと関係つけられた基準点で、地盤の堅固な場所に設置されており、わが国では、国会議事堂近くの尾崎記念館の構内に設置されている。高さは、24.4140mとなっている。 | 【測量関係】 | |
スイジュンテン | 水準点 | 水準測量により高さの与えられた点をいう。測量方法から一般には標高のみしか測定値がない。国土地理院の管理している水準点は、1等と2等があり、1等は主な国道沿いに2kmに1点の間隔で設置されている。御影石で作成されていたが、最近設置されているものは、金属標が多い。 | 【測量関係】 | |
スイショウシ | 水晶紙 | 寒天を薄板状に凝固させたもので、硝子紙・ビードロ紙・寒天紙ともいう。 | 【和紙関係】 | |
スイジョク | 水褥 | water cushion | ウォータークッションともいう。落差の大きい流れは落下地点での洗掘、波動などを起こすため、下流にプールを造って落下水脈を貫入、拡散させて減勢する。普通は下流の河道を副ダムで締め切ってプールを造るが、落差の大きい場合はプールの底をコンクリート張りにして河床を落下水脈による洗掘から守る。 | |
スイジョクチ | 水褥地 | 主ダムと副ダムの間にできる池のことをいいます。前庭保護工の下流端を副ダムでなく垂直壁とした場合は、池ができないため、水褥池はありません。 | ||
スイセイ | 垂生 | 柄付近のヒダが垂れた状態で柄につき、カサについたもの | 【茸・菌類】 | |
スイセイショクブツ | 水生植物 | ハス、スイレン、カキツバタなど水中や水辺に生育し、植物体の全てか一部分を水に浸けて生育する植物。アクアプランツともいう。 | ||
スイチュウノウド | 水中濃度 | デシケーター法によるホルムアルデヒド放散量測定の結果。水に溶け込んだホルムアルデヒドの量。 | 【林産関係】 | |
スイチョクヘキ | 垂直壁 | vertical wall | 砂防ダムや床固工の水叩きに副堰堤を造らない場合、水叩き下流端を垂直に折り曲げて河床にかん入させることにより下流河道とすりつける。これにより河床の不連続面で洗掘が起きても水叩きの破壊にはつながらない。 | |
スイツキ | 吸付き | 板に対し'蟻'にして桟を入れる工法。 | 【建具】 | |
スイブン | 水分 | moisture content | 紙又はパルプに含まれる水分。【参考】その測定は,105±2℃で恒量に達するまで乾燥したときの減量を求め,元の質量に対する百分率で表す。 | 【製紙関係】 |
スイヨウシ | 水溶紙 | water-soluble paper | 繊維状の水溶性セルロース誘導体などを主成分とする紙。【参考】ラベル,包装材料,特殊文書用紙,生理用材料,溶接材料などに使用される。 | 【製紙関係】 |
スイリケン | 水利権 | 河川の流水を取水できる権利のことです。河川法には河川の流水の占用の許可として、承継できる財産権として定められていますが、農業用水など河川法制定より前から取水しているものも少なくなく、それらは形式的に河川法の許可を得たものとされています。河川法第3条の規定に基づき河川管理者の許可により取水しているものを法定水利権もしくは許可水利権、河川法制定以前からの水利権で具体的な取水量を制限していないものを慣行水利権といい、適正な河川管理のため慣行水利権の法定化を指導しています。 | ||
スイリュウシ | 水流紙 | 水圧を利用して、漉き上げた湿紙に模様をつけたもの。ホースの細い口から吹き出す強い圧力の水流で、すだれ、格子などの模様をつける。湿紙が水流で吹き寄せられるので、特有の変化を見せる。越前紙の襖紙などの技巧。 | 【和紙関係】 | |
スイングヤーダ | スイングヤーダ | 建設用ベースマシンに集材用ウィンチを搭載し、旋回可能なブームを装備する集材機。(swing:回転する)(yarder:集材機) タワーヤーダの仕組みを応用し、建設用ベースマシンに集材用ウィンチを搭載し、旋回可能なブーム(バックホウ等)を装備する集材機。(タワーヤーダ→後出) |
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スウチチケイモデル | 数値地形モデル | 地形を3次元座標でディジタル表現するモデルを数値地形モデル、またはDigital Elevation Model(DEM)、あるいは Digital Terrain Model(DTM)と呼ぶ。等間隔格子点ごとに標高値を与えてそれによる補間で地形を表現することが多い。標高のサンプリング点を等間隔格子点でなくランダムに、あるいは地形の特徴をよく反映するように選択する場合がある。こうした場合、補間にはサンプル点を頂点とする三角形網を用いることが多い。こうした三角形網、あるいはそれを生成するソフトウェアをTriangulated Irregular Network(TIN)と呼んでいる。 | ||
スードライト | スードライト | 擬似衛星(Pseudolite)とよばれ、都市域ではビルの陰となってGPS衛星の電波を常時四個以上受信する事は困難であるため、ビルの上などに設置してどこでもGPS測量ができるようGPS衛星とほぼ同一の信号を伝送する装置をいう。現在は実験中である。 | 【測量関係】 | |
スーパーカレンショリシ | スーパーカレン処理紙 | super calendered paper | マシン仕上げ紙よりも高平滑及び高光沢を得るために,スーパーカレンダ処理を施した紙。 | 【製紙関係】 |
スーパーカレンダ | スーパーカレンダ | super calender | 1)紙に強光沢,平滑性又は透明性などを与えるために用いる機械。【参考】チルドロールとコットンロール又はペーパーロールなどを交互に重ねたものがある。ロールの本数は用途によって異なるが,段数の多いものが多い。2)通常,紙又は板紙抄紙機から独立して設置される特殊なカレンダ。【参考】金属ロール及び金属製でない圧縮性ロールの両方を使用し,金属ロールのうちの1本又はそれ以上のロールが加熱可能である。ロールの数は,一般に抄紙機のカレンダより多く,普通のカレンダよりも高品質な仕上がりが得られる。 | 【製紙関係】 |
スーパーカレンダー | スーパーカレンダー | super calender | 塗工によって平滑になった原紙を実用化するために、さらに平滑化し、光沢を出すために使われる装置。 | 【製紙】 |
スーパーカレンダガケ | スーパーカレンダ掛け | supercalendering | 高平滑,高密度及び高光沢の紙の製造に用いるもので,通常,オフマシンで行うスーパーカレンダによる強いカレンダ処理。 | 【製紙関係】 |
スエクチ | 末口 | 丸太の先端(細い方)の木口 原木の細い方の切り口こと。⇔元口。 |
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スエクチジジョウホウ | 末口自乗法 | 日本古来の丸太求積法。末口直径の2乗に材の長さを乗じて丸太の材積とする。 | ||
ズカキ | 図化機 | 立体視のできる2枚の写真を用いて、等高線や道路、家屋、植生などを描画する機械である。写真測量が本格的に始められた1960年代は機械的に撮影状況を再現するアナログ図化機であったが、1980年代からコンピュータを用いて再現する解析図化機が導入され、現在では、コンピュータ画面を偏向メガネで立体的に見て描画するディジタル図化機が主流となっている。 | 【測量関係】 | |
スカシ | 透かし | watermark | 紙を透かしてみたとき現れる模様。【参考】明るく見える白すき入れと,暗く見える黒すき入れの2種類がある。方法には,手すき,円網のすき網及びダンディロールのワイヤに希望の模様の凹凸をつけたもので抄造したり,プレス部などで凹凸模様のあるロールで湿紙にプレスすることなどがある。 すき入れとも言う。 |
【製紙関係】 |
スカシイタ | 透かし板 | 板を'文様'に切抜いた物。透かし欄間の板、などに使用する。 | 【建具】 | |
スカシジアイ | 透かし地合 | look-through | 拡散透過光の下で観察される紙シートの構造的な外観。 | 【製紙関係】 |
ズカソズ | 図化素図 | 写真測量において地図を作成するときには、地物等を図化機のハンドルやマウスでなぞる事から手振れ等が生じ、また見たとおりの位置で植生記号等を表示した図が描かれる。この最初に描かれた図をいう。この図を基に、直線の地物は直線になどきれいな表示にしたり、植生記号は等間隔になど図式にあわせて地図が作成される。 | 【測量関係】 | |
スガタズ | 姿図 | 建具の形を描いた図面。正面図。 | 【建具】 | |
ズガヨウシ | 図画用紙 | drawing paper | 製図,絵画,図画などに用いる紙の総称。 | 【製紙関係】 |
スギ | 杉 | 檜と並んで、最も多く使われる建具材。 | 【建具】 | |
スキアミ | すき網 | wire cloth, wire | パルプ又は紙を抄造するときに用いるワイヤ。【参考】材料は普通,りん青銅と黄銅又はプラスチックなどが多く用いられる。紙の種類に応じて,網目,織り方を変えたものを用いる。 | 【製紙関係】 |
スキアワセ | 漉き合わせ | 二枚の紙をそれぞれの漉槽で漉き上げて、合わせることで1枚の紙にする技法のこと。 | 【和紙関係】 | |
スキアワセイタガミショウシキ | すき合せ板紙抄紙機 | intermittent board machine, wet lap machine | 1台の長網フォーマ又は1台ないし数台の円網から成る板紙シート形成用の抄紙機。【参考】湿紙は,数層から成る連続マットを形成するためにドラムに巻き付けられ,必要な厚さになると平判に切断してドラムから除去する。 | 【製紙関係】 |
スキイレ | すき入れ | watermark | 紙を透かしてみたとき現れる模様。【参考】明るく見える白すき入れと,暗く見える黒すき入れの2種類がある。方法には,手すき,円網のすき網及びダンディロールのワイヤに希望の模様の凹凸をつけたもので抄造したり,プレス部などで凹凸模様のあるロールで湿紙にプレスすることなどがある。 透かしとも言う。 |
【製紙関係】 |
スキウルシ | 透塗 | 色付きの漆もすべてこの透漆がベース。透漆はその透明感を活かして、木地の木目を引き立たせる木地呂塗(きじろぬり)や春慶塗(しゅんけいぬり)、またワインの様な深い透明感をもつ溜塗(ためぬり)などに使用されます。 透漆とは、生漆を加工してできた透明感のある飴色の漆のこと。これが塗料としての漆になる。 |
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スギカワシ | 杉皮紙 | 杉皮繊維で漉いた紙で、杉皮を水分の多い夏、はぎ取って苛性ソーダで長時間煮たのち打叩解機で打って漉く。用途は壁紙・ハンドバック・アルバムの表紙などで、石川県輪島市三井町の遠見周作氏が漉いたが、現在は吉野などでも漉く。 | 【和紙関係】 | |
スキゲタ | 漉桁 | 漉簀を支えて紙を漉き上げる用具。 | 【和紙関係】 | |
スキス | 漉簀 | 漉槽の中から紙料液をすくいあげて、その上に紙層を形成する用具。…ほとんどは竹を細く丸く削った籤を絹糸または馬の尾毛で編んだ竹簀である。 | 【和紙関係】 | |
スキゾメシ | 漉染紙 | 製紙原料を色染め(先染め)して漉いてできた紙。 | 【和紙関係】 | |
スキッダ | スキッダ | 装備したグラップル(油圧シリンダーによって動く一対の爪)により、伐倒木を牽引式で集材する集材専用トラクタ。(skid:引きずって運ぶ) | ||
スギド | 杉戸 | 黒塗りの框に、杉板を嵌め込んで作った'板戸'のこと。 | 【建具】 | |
スキトオシ | 透き通し | show through | 紙の片面の印刷が反対面から透けて見える状態。【参考】紙の不透明度,印刷インキの成分などに関係がある。 | 【製紙関係】 |
スギハラ | 杉原 | 平安時代末に播磨国揖東郡杉原村(兵庫県多可郡加美町)からおこった楮紙で、中世には武家らに愛用され、一束一本(杉原紙一束〈十帖〉に扇一本をそえる)と称して贈り物に用いられた。現在、加美町で復興されている。原料は特に那須楮が最上とされ、強靭で繊細な味がある。もっとも価格もずば抜けており、浮世絵、木版画、超高級証書用などに使用される。また用途によっては、土佐楮を使用することもある。印刷用紙として洋紙屋さんで一般的に扱われる「奉書」とは全くかけ離れた紙。 | 【和紙関係】 | |
スキフネ | 漉槽 | 漉舟(スキフネ)参照 | 【和紙関係】 | |
スキフネ | 漉舟 | 紙をすくために紙料を溶解しておく槽。 | 【和紙関係】 | |
スキミミ | すき耳 | trimmings | 1)製紙工程で紙匹の両端を裁断し取り除く部分の紙。【参考】使用目的によって耳を残す場合もある。2)製造中に除去される,オフカット以外の紙片又は板紙片。 | 【製紙関係】 |
スキムラ | すきむら | wild forma, wild lookthrough | 紙層の構成が均一でない状態。 | 【製紙関係】 |
スキャナー | スキャナー | 写真のポジ又はネガフィルムに光で走査し、その透過光又は反射光を色分解して写真画像をデジタル化する機械である。 | 【測量関係】 | |
スクイズロール | スクイズロール | squeeze roll | プレス部で毛布の過剰の水分を絞り出すロール。 | 【製紙関係】 |
スクシ | 宿紙 | 故紙を漉き返した紙。いわゆる再生紙。 ほご紙を再び原料の繊維に戻して漉いたもの。墨書きが十分に脱色できず、むらのある薄黒い紙になりやすかった。また、故人の手紙を漉き返して、写経をし、故人を供養する場合(還魂紙)もあった。 シュクシとも言う。 |
【和紙関係】 | |
スグミ | 素組み | 面落ち'や'組手腰'に、しない、一般的な工法。普通の、組み方のこと。 | 【建具】 | |
スクリーニング | スクリーニング | screening | スクリーンを用いて,原料をいろいろな大きさに分別する操作。 | 【製紙関係】 |
スクリーン | スクリーン | screen | 1)パルプ及び紙を製造するときに原質中に混ざっている粗大繊維,結束繊維その他の異物を除くために用いる装置。【参考】目的によって粗スクリーン,精選スクリーンなど,形式によって平板式,回転式,遠心式,加圧式などに分類される。2)物質を大きさによって分別するために用いるオリフィスを装備した装置。【参考】パルプ又は紙料用のオリフィスには,通常,目開きの小さいスロットを用いる。 | 【製紙関係】 |
スクリーン | スクリーン | '隔て'とか'仕切り'のこと。便所のスクリーン(トイレブース)など。 | 【建具】 | |
ズコンテン | 図根点 | 平板測量などで地図の作成を行う場合、地域全体での地図の精度を保持するため、地域全体にあらかじめ設置して位置と高さを測定した点をいう。平板測量の場合、5cmに1点必要だとされている。 | 【測量関係】 | |
スジイリクラフトシ | 筋入りクラフト紙 | ribbed kraft paper | ヤンキー式抄紙機で筋入りフェルトを用いて抄造した筋入り模様のある片つやの薄いクラフト紙。【参考】軽包装に用いる。 | 【製紙関係】 |
ズシキ | 図式 | 地図に表示する記号や文字等すべての事項を定めた規程をいう。測量法に基づき平成20年3月に国土交通省から告示された「作業規程の準則」の付録7では、「公共測量標準図式」が定められており、大縮尺図の図式の基本となっている。 | 【測量関係】 | |
スジキリ | 筋切り | フラッシュ戸の芯材を、表裏交互に鋸目を入れ'狂い'を防ぐ方法。 | 【建具】 | |
スジコウ | 筋工 | small terracing work | 山腹工で、比較的緩傾斜ではあるが人工を加えなければ山腹斜面の安定が困難である場合、または積苗工などの山腹工の中間に補助的に用いる工種。使用材料によってかや筋工、芝筋工、石筋工、そだ筋工などがある。直高1~1.5mおきに幅0.5~0.6mの段を設け、そこにかや、芝、そだちを植える。必要に応じて狸穴を掘り、肥料や稲わらを入れる。 | |
スタッフ | スタッフ | 水準儀と一体になって高低差を求めるための1~3mくらいの物尺で、標尺ともいわれている。 | 【測量関係】 | |
スタティックホウ | スタティック法 | GPSの測定方法の基本で、観測点にGPSを設置し、位置の測定を行う方法をいう。観測点での観測時間の長さで精度が左右され、基準点測量では観測時間は60分以上を標準としている。 | 【測量関係】 | |
スチールドア | スチールドア | 鋼製の戸。建具表にSDと示される。 | 【建具】 | |
スチレン | スチレン | ポリスチレンや,ABS樹脂などの原料として用いられる。特有の臭気を持ち,常温では液体。前述の樹脂中に含まれる未反応分が揮発する場合がある。 | 【林産関係】 | |
ステレオマッチング | ステレオマッチング | 一対の実体写真を数値化して、コンピュータで同一点の検索を自動的に行い、実体写真の三次元的な位置を求める手法をいう。 ステレオマッチングとは、立体を構成する左右の写真画像から面積相関等により自動的に写された地形の同一場所を探索し、高さ情報に変換する技術である。この技術の開発により、ディジタル写真画像作成の自動化は急速に進んだ。 写真画像からディジタルオルソフォトを作成する場合、正射変換に必要な地形の高さ情報はステレオマッチングという技術で自動的に取得される。 |
【測量関係】 | |
ステンドグラス | ステンドグラス | 色ガラスを組み合わせて、模様などを表した、板ガラスのこと。 | 【建具】 | |
スド | 簀戸 | 竹や、細い木の枝を、編んで作ったものを入れた戸のこと。=夏障子。 | 【建具】 | |
スナダマリコウ | 砂溜工 | sand arresting works | 山地からの流出土砂(主として表面侵食による砂)を下流の流路が流送し得ない場合に、通常扇頂部に緩勾配・幅広の堆積区域を設けて砂を堆積させて流水の土砂濃度を低下させる工法である。満砂した場合は排砂する必要がある。 | |
スノメ | すの目 | laid lines | 非常に狭い平行線から成る連続した透かし。【参考】この平行線と直交する鎖線との組合せが一般的である。 | 【製紙関係】 |
スノメガミ | すの目紙 | laid paper | す(簀)の目状のすき入れのある紙。【参考】筆記用紙,書籍用紙などに用いる。 | 【製紙関係】 |
スパゲッティ | スパゲッティ | 座標の羅列で表現された空間データで、個々の空間データがネットワークや面などの構造関係を持たないデータをいい、スパゲッティデータとも呼ばれる。スパゲッティが皿に盛られた状態から、整理されていない状態を表すことから転用された。反語として構造化または構造化データがある。 | 【測量関係】 | |
スピーカコーンシ | スピーカコーン紙 | speaker cone paper | スピーカコーンに用いる紙。【参考】紙質に縦横差のないことが要求される。 | 【製紙関係】 |
ズビキシ | 図引紙 | 明治以降、開発された三椏紙で製図用、転写用、オフセット印刷用、あるいは扇面用紙として用いられた。乾燥するときに膠(にかわ)サイズ液を塗布するのが特色で、土佐紙の特産であった。 | 【和紙関係】 | |
スピリットフクシャヨウシ | スピリット複写用紙 | spirit duplicator copy paper | スピリット複写機によって複写するために,アルコールの吸収に対する抵抗力を十分に付与した紙。 | 【製紙関係】 |
スプルース | ステンドグラス | 北米産の、まつ科の材。建具材として多用されている。=アラスカ檜。 | 【建具】 | |
スプレーサキ | スプレー咲き | 一つの主茎に、小形の花を多数着ける咲き方。キク、バラ、カーネーションなどで見られる。ボリューム感がある咲き方のため好まれる。 | ||
スベリ | すべり | 堅木を下桟に張って、敷居の'すべり'を良くする物。合成樹脂製の物など、がある。 | 【建具】 | |
スポットエイセイ | SPOT衛星 | フランスが1986年に打ち上げた地球観測衛星で、地上分解能2.5m(白黒)、10m(擬似カラー)で実体視できるようデータの取得ができ、地球一周101分で同じ軌道には26日目でもどる。現在までに5号まで打ち上げられ、活用されている。値段は100km2単位で15万円である。 | 【測量関係】 | |
スミ | 墨 | 加工工作のための、印のこと。 | 【建具】 | |
スミツケ | 墨付け | 加工工作のための、印をする作業のこと。 | 【建具】 | |
スミツボ | 墨壺 | 墨汁を入れておく器具。糸を用いて、直線を印す。 | 【建具】 | |
スミナガシ | 墨流し | よく似たものが海外でマーブリングと呼ばれている。墨と、水と、ちょっとしたアブラ(鼻の脂でOK)があれば簡単にできる(はず?)。しかし難しいのは「濃い口に染め上げる」事。淡色で染めるのは簡単だが、濃色に染めるには単に墨を濃くするというだけでは濃く成らず、熟練の技が必要。「紙は寒漉きがいいけど、墨流しは暖かい日で、風の無い、晴れた日がいい。伸びが違う」とのこと。 | 【和紙関係】 | |
スミマル | 隅丸 | 硝子戸、欄間、額などで、隅を丸くすること。 | 【建具】 | |
スムーザ | スムーザ | smoother, smoothing press | 1)乾燥部入口にあり,紙の面を滑らかにするために用いる平滑ロール。2)紙又は板紙の表面性改善のために,紙又は板紙抄紙機のプレスパートとドライパートの間に設置される一対のロール。【参考】表裏差を少なくし,乾燥前にフェルトマークを除去する。 | 【製紙関係】 |
スムージングロールトコウ | スムージングロール塗工 | smoothing roll coating | 塗工後の塗工液を小径ロールでならす塗工方式。【参考】このロールは,紙匹と逆方向回転で使用する場合もある。 | 【製紙関係】 |
スヤキバチ | 素焼き鉢 | 粘土を700~900℃で焼いた陶製の鉢。通気性、透水性に優れるため根腐れしにくく、植物の生育が良い。反面重く、割れやすい欠点がある。また、鉢壁の細かい穴から水分が蒸散するため、プラ鉢よりも乾燥しやすい。テラコッタ鉢は、粘土を1000~1300℃の高温で焼いた洋風の鉢。高温で焼いたものは組織が強く、冬時期に水分が凍りついて鉢壁内で膨張したときに生じる割れにも強い。 | ||
スヤマ | 巣山 | 鷹の巣を保護し、鷹狩り用の鷹の育成を図るために、住民の立ち入りを厳重に禁止した山。 | ||
スライス | スライス | slice | 長網抄紙機のフローボックスから紙料が長網上に流れる際,その流量を調節する装置。【参考】ボンドスライス,ノズルスライスなどがある。 | 【製紙関係】 |
スライドヒンジ | スライドヒンジ | 軸が動いて、扉を開く蝶番のこと。 | 【建具】 | |
スライドフォーム | スライドフォーム | sliding form | ダム工事におけるコンクリート型枠は、コンクリート打ち上がりに伴う移動に対して容易に取り扱いできることが必要で、そのため順次上方へスライドさせることができる型枠をスライドフォームという。ダム型枠は、大型バイブレーターによって締め固められるマスコンクリートの大きな荷重を受けるため強固な固定と取外し設置の容易さと構造の頑丈さから、一般には鋼製のものが使用される。メタルフォームからの荷重は、数本の横げたで受け縦げたに伝えられる。型枠は、下のリフトの上部に埋め込まれたアンカーボルトにシーボルトを介して固定される。ダミーボルトは上のリフト打設の際のアンカーボルトの固定とシーボルト穴の形成のために取り付けられる。 | |
スライム | スライム | slime | 紙パルプ製造工程中,原質液の中に微生物の作用によってできる粘状物質。【参考】この塊は,紙切れ,ちりなどの原因となる。 | 【製紙関係】 |
スラッシュカ | スラッシュ化 | slushing | 製紙用パルプ又は紙を離解し,繊維の懸濁液を作る操作。 | 【製紙関係】 |
スラッシュナダレ | スラッシュ雪崩 | 富士山で発生する、多量の岩塊や表土立木等を巻き込んで流下する、特に水分が多い雪崩で、古くから富士山麓の住民から「雪代」と呼ばれて恐れられている。 | ||
スラリー | スラリー | slurry | 粉末と液体の混合状態のこと。 薄いかゆ状パルプ又は?料,塗工顔料などの懸濁液。 |
【製紙関係】 |
スリアゲショウジ | 摺上障子 | 障子の組子側に、上下に動かすことの出来る'子障子'が入った建具のこと。雪見障子と言うこともある。 | 【建具】 | |
スリーディー | 3D | Three Dimensionsの略で、三次元のことである。写真測量やレーザースキャンなどによる計測で、地形や複雑な構造物などを計測し、3次元的に表示することが簡単にできるようになってきている。 | 【測量関係】 | |
スリーラインスキャナー | スリーラインスキャナー | 主の航空機に取り付け、前方、鉛直、後方の3方向に取り付けられたCCDカメラを使って、同時に3方向の画像がデジタルを取得する機器である。これにより同じ地点が連続的に角度を違えて撮影できる事から、地上の3次元的把握が容易にできる。東京大学生産技術研究所で作成したものは、地上1kmからの撮影で、解像度水平方向で10cm、高さ方向で20cmの精度となっている。 | 【測量関係】 | |
スリウルシ | 摺り漆 | 摺り漆とは、木地に生うるし(精製しないナマのうるし・透明)を直接塗り込み、余分な漆を拭き取り、乾いたら磨く工程を繰り返す技法。拭漆(ふきうるし)とも言います。木地に漆がしっかりしみ込むので丈夫、木目がきれいに浮き出るのが特徴。 | ||
スリガラス | 摺硝子 | 雲硝子のこと。 | 【建具】 | |
スリッタ | スリッタ | slitter | パルプ又は紙などを流れ(縦方向)に沿って切る装置。 | 【製紙関係】 |
スリッティング | スリッティング | slitting | 紙又は板紙の紙匹を長さ方向に分割して,二つ以上の紙匹にすること。 | 【製紙関係】 |
スリットガタエンテイ | スリット型堰堤 | 透過型堰堤の一種で、コンクリートの水通しの一部に切り込みを入れたような形状になっているものをいう。水通し幅の広い堰堤の場合には複数のスリットを設ける場合がある。スリット堰堤の目的の一つに上流からの水を調節する役割がある。細いスリットにより水が一気に下流に流れずに堰堤上流側に水が貯まっていくいわゆる堰上げを起すことにより、スリットに横ビームを取り付けた堰堤水量を一定以上に増やさない、土石流の流下を食い止めることができる。 過去にスリット部分に土石が挟まり水が常時貯まった状態となり、それが後に挟まった土石が外れ、下流に被害を及ぼした例もあり、最近ではスリット部に横ビームを取り付ける改良を施している堰堤が多くなった。 |
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スン | 寸 | 尺貫法の長さの単位。尺の10分の1。約3,03?。 | 【建具】 | |
スンポウアンテイセイ | 寸法安定性 | dimensional stability | 紙若しくは板紙が周囲の湿度変動の影響による水分変化又は印刷,加工若しくは使用中の物理的・機械的応力の変動が生じてもその寸法及び形状を保持する能力。 | 【製紙関係】 |
セイ | 成 | 高さのこと。 | 【建具】 | |
セイカツカンキョウホゼンキノウ | 生活環境保全機能 | 生活環境の悪化を防止し、快適な生活環境を保全・形成する機能。 | ||
セイケイシュキン | 成形種菌 | 鋸屑種菌を駒の形に再成形した原木栽培用の種菌 | 【茸・菌類】 | |
セイゲンリン | 制限林 | 各法律、条令等により立木の伐採や土地の開発等に制限を受けている森林 例として保安林、自然公園にかかる森林 |
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セイコウサクモツ | 清耕作物 | 土壌への過剰施肥や畜産廃棄物による過剰養分の土壌からの除去,連作によって増加した土壌微生物やかたよった微生物相の是正,あるいは富栄養価した水域の浄化などを目的として栽培される作物.畑での過剰養分吸収のためには,吸肥能力の高い粗大イネ科作物のソルガムやトウモロコシ,連作障害回避のためには,センチュウ駆除効果のあるマリーゴールド,ハウス栽培における過剰養分吸収にはスイートコーン,水質の改善のためには,水生植物で養分吸収能力の高いホテイアオイなどが用いられる。 クリーニングクロップともいう |
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セイコウセン | 清光箋 | 高知県吾川村に産する画仙紙で、三椏原料を用いる。かな文字あるいは淡彩墨画用。 | 【和紙関係】 | |
セイザイ | 製材 | 丸太から角材や板材を挽き出すこと、またはその製品。 | ||
セイザイブドマリ | 製材歩留まり | 丸太(素材)の投入量から期待される生産量に対して、実際に得られた製材品生産数(量)の比率を言う。 | ||
セイサンカクケイウエ | 正三角形植え | 三角植え参照 | ||
セイサンシンリンクミアイ | 生産森林組合 | 森林の共同化を目的とし、組合自身が森林所有者として森林経営を行うものであり、組合員は、その森林経営のために森林又は金銭等を出資して、一定の労力を提供して森林の生産事業に従事することが義務づけられている。 森林組合法に基づく認可法人である。 |
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セイシ | 整枝 | 植物の姿を整えるために枝を切ること。 | ||
セイシパルプ | 製紙パルプ | paper pulp | 用途に応じてパルプを分類した場合のひとつの区分けで、新聞紙などに使われる。溶解パルプに対するもの。 | 【製紙】 |
セイシャシャシン | 正射写真 | 航空カメラによる空中写真は、完全に鉛直方向では撮影できず、また中心投影のため写真の周辺は中心部分との比高差により位置がずれる。そこでその位置の補正を行い、写真画像を正しい位置に補正したものをいう。オルソフォトまたは単にオルソともいう。 | 【測量関係】 | |
セイシャシャシンガゾウ | 正射写真画像 | 一般に、空中写真や衛星写真画像は、カメラが鉛直下向きを向いている保証がないので、写真上の縮尺は一定ではない。一方、オルソフォトは、写真画像を数値的に処理して、あたかもカメラが鉛直下向きで無限遠から撮影したかのように画像データを修正したものである。地図が実際の地表から表現項目の取捨選択を行った図面であるとすれば、オルソフォトは実際の地表をそのまま写し出した画像であると言える。 ディジタルオルソフォトとも言う。 |
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セイシヨウパルプ | 製紙用パルプ | papermaking pulp | 紙及び板紙の製造に用いるパルプ。 | 【製紙関係】 |
セイショク | 整飾 | 地図の図郭外に記載している図名、縮尺、凡例などの地図及び地図記号等の説明で、地図の利用を手助けするものをいう。 | 【測量関係】 | |
セイショヨウシ | 聖書用紙 | bible paper | 高密度,高不透明度で,機械パルプを含まない耐久性のある薄い紙。 | 【製紙関係】 |
セイスイアツ | 静水圧 | hydrostatic pressure | 静止している流体内の任意の面に作用する圧力のこと。その強さは流体表面に作用する力を無視すれば、表面からの深さと流体密度の積に等しく、方向に関わらず一定であり、作用方向はその面に直交する。 | |
セイタイケイ | 生態系 | 生物群集(植物群集と動物群集)及びそれらをとりまく自然界の物理的、化学的環境要因が総合された物質系を指します。生態系は、生産者、消費者、分解者及び還元者から構成され、無機物と有機物との間に物質代謝系が成立しています。自然環境を基準にして陸地生態系、海洋生態系などに区別され、また生物群を基準にして森林生態系、鳥類生態系などに区別されます。生態系の一部が人為的に変更又は破壊されると、その生態系全体の物質代謝回路が影響を受けます。人間が食料を狩猟などによって得ていた時代には、人間は自然環境の共生者でしたが、現在では産業の進展にともない、自然の生態系は破壊され、異なった生態系ができつつあります。最近の人口の爆発的増加も生態系の変化の一つとして注目されています。 | ||
セイタイケイネットワーク | 生態系ネットワーク | 多様な生態系と野生生物すべてを含む地域を、複合生態系として保全するための方法のひとつ。生物の生存と移動・物質とエネルギーの交換を可能にするように地域を確保すること。多様な生態系が維持され、十分な機能を保持している面積を含んだ保護地域(コアエリア)と、それを取り巻く一定の人間活動が行われながら維持される半自然生態系(バッファゾーン)、さらにコアエリアを結ぶ地域(コリドー)の配置が基本となる。 | ||
セイタイボウジョ | 生態防除 | 栽培時期、栽培方法や栽培品目を変え、病害虫の発生ピークを避ける等により、病害虫の被害を防ぐ方法。 | ||
セイチョウ | 清帳 | 江戸時代に清書された帳簿を清帳と呼んでいたが、そのような記録保存に適する高級な楮紙も清帳と呼ぶようになった。土佐をはじめ西日本で盛んに漉かれていたが、現在も高知県吾川郡吾川村に残る。 | 【和紙関係】 | |
セイチョウソクシンザイ | 生長促進剤 | 植物の生長を促進するための製剤。植物生長ホルモンの成分を利用したものが多い。植物ホルモンとしてはジベレリン、オーキシン、サイトカイニン等が有名で、これらを化学合成して製造している。効果としては、植物の茎葉の生長促進、好光性種子の発芽促進、休眠打破、果実や塊茎の生長促進など。 | ||
セイチョウノゲンカイ | 成長の限界 | 1972年(昭和47年)にローマクラブが発表した報告書の表題で、人口増加や環境悪化などが続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達すると警鐘を鳴らしました。また、同報告書は、地球の破局回避のためには、成長から世界的な均衡へと移っていくことの必要性を訴えました。 | ||
セイチョウリョウ | 成長量 | 樹木がある期間に成長した量をいう。通常は樹幹材積の成長した量(材積成長量)をいう。1年間に成長した量を連年成長量、現在までに成長した量を総成長量、その平均を平均成長量という。 (総成長量=連年成長量のn年間の合計)対して、「平均成長量」とは、総成長量をn年間で割った1年あたりの平均の成長量のことである。 |
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セイデンキロクヨウシ | 静電記録用紙 | dielectric-coated paper | 紙面に塗工した誘電体層表面に静電気を与えた後,帯電部分をトナーで現像・定着して印字する記録用紙。 | 【製紙関係】 |
セイビシ | 正菱 | 正三角形の底辺を合せた形で、菱組の基本形。 | 【建具】 | |
セイヒンシヨウショ | 製品仕様書 | 公共測量作業規程に代表されるような、作業工程、使用する機器、検査方法等を規定し、成果品の品質を担保する仕様書ではなく、空間データ(地物)の定義と品質のみを提示し、作成方法を問わない仕様書のことをいう。成果品の空間データに対しては、提示している品質を満たしているか品質評価が行われる。 | 【測量関係】 | |
セイフェロモン | 性フェロモン | ガ(蛾)などの昆虫のオスは、メスの放出するにおいを頼りに交尾相手を見つけており、このにおい物質を「性フェロモン」という。また、「性フェロモン」は、同じ種類のオスだけに作用し、他の種類には全く作用しない。 現在、一部の害虫の「性フェロモン」は人工的に合成され、農作物やゴルフ場の害虫防除に利用されている。 |
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セイブツタヨウセイ | 生物多様性 | 遺伝子・生物種・生態系のレベルで多様な生物が共存していること。その経済的価値に加えて、生物の多様性そのものに固有の価値があるとされる。 生物の間にみられる変異性を総合的に指すことばで、生態系(生物群集)、種、遺伝子(種内)の3つのレベルの多様性により捉えられる。従って、生物多様性の保全とは、様々な生物が相互の関係を保ちながら、本来の生息環境の中で繁殖を続けている状態を保全することを意味する。 種のレベル、固体レベルおよび遺伝子のレベルで広がりのあるさまざまな生物が共存している状態をいう。地球温暖化により生物多様性の破壊が進むと危惧される。 生物の間に見られる変異性を総合的に指す概念であり、現在の生物が見せる空間的な広がりや変化のみならず、生命の進化、絶滅という時間軸上のダイナミックな変化を含有する幅広い概念。一般には、「生態系の多様性」、「種の多様性」、「遺伝的多様性」という3つの階層で多様性を捉え、それぞれ保全が必要とされている。 |
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セイブツノタヨウセイニカンスルジョウヤク | 生物の多様性に関する条約 | 1992年5月に、ブラジルのリオデジャネイロで開催された環境と開発に関する国際連合会議(環境サミット)で決められた。陸上、海洋などの水中、これらが複合した生態系と、世界のすべての生物の多様性を保全するために、参加国が協力して取り組むことを表明している。2008年7月18日現在、日本を含む190か国がこの条約に参加しているが、米国は「バイオ産業に影響がある」ことを理由に参加していない。この条約には、生物多様性が人類の生存を支え、人類にさまざまな恵みをもたらすものとして、世界が連携して生物多様性の保全に取り組むことが重要としている。先進国の資金により、開発途上国の取り組みを支援する資金援助の仕組みと、先進国の技術を開発途上国に提供する技術協力の仕組みがある。 | ||
セイホウケイウエ | 正方形植え | 方形植え参照 | ||
セイホウシ | 栖鳳紙 | 楮に木材パルプを配合した紙料で漉いた日本画紙。福井県越前市(旧今立町)の岩野平三郎工房で、竹内栖鳳画伯の求めに応じ、墨付き、絵具ののりなどを考えて漉いたもの。 | 【和紙関係】 | |
セイホンヨウイタガミ | 製本用板紙 | bookbinding board | 装丁本の表紙に用いる板紙。 | 【製紙関係】 |
セイリヨウシ | 生理用紙 | cellulose wadding | 1)吸水紙と防水紙又は不織布などを組み合わせた紙。【参考】パットなどに加工される。2)セルロース繊維から成る薄いクレープ紙を1枚又は数枚重ねて作ったもの。【参考】クレーピングは,通常,乾燥後に行われる。 | 【製紙関係】 |
セイリヨウナプキン | 生理用ナプキン | sanitary napkin | 【製紙】 | |
ゼータデンイ | ゼータ電位 | zeta potential | 界面動電位のこと。固体と液体が相対運動するとき,固体表面上の液体分子の固定相と液体内部の拡散層との電位差をいう。【参考】これによって紙料懸濁液の分散,凝集状態を評価できる。 | 【製紙関係】 |
セーブオール | セーブオール | save-all pan | ワイヤの下のとい(樋)。長網抄紙機のテーブルロール下にある浅いといで,抄紙機の白水を集める装置。また,セットリングタンクの意味に用いることもある。 | 【製紙関係】 |
セオドライト | セオドライト | 1地点から他の2点間の水平角と高度角を測定する機械をいう。トランシットと区別なく使用している。 | 【測量関係】 | |
セカイギンコウタンソキキン | 世界銀行炭素基金(PCF) | 出資者(国・企業)からの資金を、発展途上国や市場経済移行国(旧東欧)における温室効果ガス削減プロジェクトに投資し、これによって得られた温室効果ガス削減量を出資者に配分する目的で世界銀行が設立した基金(2000年1月に発足)。PCFは、Prototype Carbon Fundの頭文字。 | ||
セカイソクチケイ | 世界測地系 | 国際間で共通に用いる地球上の位置の座標系をいう。平成13年に改正された測量法でも、測量の基準は世界測地系で行うこととなり、そのための基準が定められている。 | 【測量関係】 | |
セキガネ | 関金 | 引分け戸を中央で止めるために、鴨居の溝に埋め込む、T字形の金物。 | 【建具】 | |
セキサンウリョウ | 積算雨量 | ある一定の期間(例えば日積算・月積算など)に降った雨の量 | ||
セキセツガイ | 積雪害 | 大雪害のひとつで、積雪によって鉄軌道や道路が埋没して引き起こされる交通障害などの災害をさす。交通途絶による生産物の出荷不能、経済流通の麻痺といった間接的な被害もある。 | 【気象災害】 | |
セキソウイタゲンシ | 積層板原紙 | industrial laminates base | 電子回路,絶縁用の積層板を作る紙。【参考】良好な含浸性のほか,耐熱性,寸法安定性,打抜き加工性,電気特性を要求される。 | 【製紙関係】 |
セキソウザイ | 積層材 | 木材を重ねて接着したもの。 | 【建具】 | |
セキヅキ | 石づき | 石づき(イシヅキ)参照 | 【茸・菌類】 | |
セギョウジッシキョウテイ | 施業実施協定 | 森林所有者等が市町村長の認可を受けて森林施業の共同化及びそのために必要な施設の整備に関して締結する協定。 | ||
セギョウノカンコク | 施業の勧告 | 森林法に基づき、森林所有者等が市町村森林整備計画に従って施業していないと認められる場合は、市町村長が勧告出来る制度。 森林法第10条の10に基づき、森林所有者等が市町村森林整備計画に従って施業していないと認められる場合は、市町村長が勧告出来る制度である。なお、要間伐森林の施業が適切に行われない場合は勧告、調停、裁定の制度がある。 |
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セコウ | 施工 | 工事をすること。施工者=工事をする者。施工主(施主)=工事を発注する者。 | 【建具】 | |
セチャクシゲンシ | 接着紙原紙 | adhesive and release paper base | 紙の分類項目の一つで,粘着紙及びはく(剥)離紙に用いる紙。 | 【製紙関係】 |
セツ | 節 | 枝に葉がついている部分 | ||
セツアツガイ | 雪圧害 | 大雪害のひとつ。積もった雪の重みによって起こる災害で、家屋や施設、樹木などが損壊する。 | 【気象災害】 | |
ゼツエンイタガミ | 絶縁板紙 | insulating board | 熱,音,電気など,ある種のエネルギーの伝達を防止するような板紙。 | 【製紙関係】 |
ゼツエンシ | 絶縁紙 | insulating paper | 熱,音,電気など,ある種のエネルギーの伝達を防止するような紙。 | 【製紙関係】 |
セッカイバイショウロ | 石灰ばい焼炉 | lime mud kiln | かせい化工程から排出される石灰泥(主成分は炭酸カルシウム:CaCO3)を焼いて生石灰(CaO)を生成する円筒形の傾斜回転炉。【参考】本体は鋼板製,内部は耐火れんが貼りで,燃料は重油バーナから供給される。流動床ばい焼炉もある。 | 【製紙関係】 |
セッキュウ | 雪丘 | 吹きだまりが形成され、通常の積雪よりも高くなっているところをさす。 | ||
セッケイコウズイイ | 設計洪水位 | ダム設計洪水流量の流水がダムから流下する場合における貯水池の最高水位のこと | ||
セツゴウシャズ | 接合写図 | 都市計画図のような何枚かに分けて作成する場合、隣接する部分をスムースにつなぐため、先に作成された方の図のほうから後に作成する方に、1~3cmにわたり余分に作成してわたす図をいう。 | 【測量関係】 | |
セッコウボウドゲンシ | 石こうボード原紙 | gypsum liner board | 石こうボードの製造に用いる紙。【参考】坪量300g/m2程度のものが多く,古紙を原料とする。 | 【製紙関係】 |
セッシュ | 接種 | 駒や鋸屑種菌を原木に植える事 種菌を菌床や原木に植える事 |
【茸・菌類】 | |
セッチャクザイ | 接着剤 | 組立、組付用に使用する、糊のこと。 | 【建具】 | |
ゼツメツ | 絶滅 | 世界中に、存在する生物は、一千万から三千万と言われているが、これらの種は現在1年間に2~4万種が絶滅していると言われている。進化の過程の中では絶滅も自然のプロセスであり、恐竜のように多くの種が絶滅したが、そのスピードは比較的ゆっくりしたもので、恐竜の時代でも平均して約一千年に1種の割合で絶滅が起こったと推測されている。現在の絶滅の要因の全てが間接的・直接的にも人為のものであることから、このような加速が起こっている。 | ||
セミ・ダイナミックソクチケイ | セミ・ダイナミック測地系 | 国家基準点の成果を変えずに地殻変動による基準点の移動の補正を組み込んだ測地系をいう。わが国では地殻変動が大きいこと、電子基準点が全国に約1200点あり、精密な常時観測体制ができていることなどから、研究がされている測地系である。現実には世界測地系に改正された時点の国家基準点の成果である測地2000のデータ(1997年1月1日の値)以降の地殻変動を取り除くもので、新しく観測されたすべての基準点の成果は、時間のデータも持ったものとなる。 | 【測量関係】 | |
セミケミカルパルプ | セミケミカルパルプ | semichemical pulp | 1)セミケミカル法で製造した高収率パルプ。【参考】主に広葉樹チップを用い,強度のあるパルプが得られる。未ざらしのものは板紙・段ボール中しんの原料となり,さらしたものは中下級印刷用紙の原料となる。略称はSCP。2)化学的処理(例えば,蒸解)によって除去可能な非セルロース成分を原料から一部除去し作ったパルプ。繊維をほぐすための機械的後処理が必要である。 | 【製紙関係】 |
セミケミカルホウ | セミケミカル法 | semichemical process | 化学パルプ化法と機械パルプ化法の中間的な方法で,チップをやや軟らかくなるまで蒸解した後,リファイナで繊維化するパルプ製造方法。【参考】木材パルプでは収率65?85%。酸性法,中性法及びアルカリ法の3種類がある。 | 【製紙関係】 |
セミジョウシツシ | セミ上質紙 | printing paper grade B special | 印刷用紙Bの中で白色度の高いもの。 | 【製紙関係】 |
セメントブクロヨウシ | セメント袋用紙 | cement sack paper, cement bag paper | セメントを入れる多層袋に用いる重袋用両更クラフト紙。【参考】耐湿性や伸びを改善するために加工したものもある。 | 【製紙関係】 |
ゼラチノスポリウム | ゼラチノスポリウム | 過乾燥のクヌギに多く発生する。梅雨期に至って粘質のオレンジ色の胞子胞子角を生ずる。これが寄生すると樹皮部が浮き上がり、はがれやすくなる | ||
セラミックペーパー | セラミックペーパー | ceramic paper | フィラメント状セラミックを湿式抄紙したもの。【参考】焼結加工に用いる用途も含めて断熱材,吸音材などの用途がある。 | 【製紙関係】 |
セルロース | セルロース | cellulose | 木材の化学的成分のひとつで、繊維を形づくっている基本成分をいう。 | 【製紙】 |
ゼロエミッションシャカイ | ゼロエミッション社会 | 資源の循環利用を基調とし、地球の限られた資源の使用効率を高めて廃棄物(エミッション)による環境負荷がゼロになることを目指す経済社会。 | ||
ゼロカーボン | ゼロカーボン | エネルギー効率に優れ断熱が施された建物で、エネルギーをゼロまたは低炭素技術から得ることで、年間を通じてあらゆるエネルギー消費による実質の炭素排出量がゼロとなること。 | ||
ゼロスパンインチョウヅヨサ | ゼロスパン引張強さ | zero-span tensile strength | つかみの間隔をゼロにした場合の引張強さ。【参考】これは単繊維強度の指標の一つである。 | 【製紙関係】 |
セワリ | 背割 | 丸太や角材など、芯持ち材の、割れを防ぐために入れる、鋸目のこと。 | 【建具】 | |
ゼンアルカリ | 全アルカリ | total alkali | ソーダ法及びクラフト法における蒸解液中のアルカリ量の表示方法。全体のアルカリ化合物(NaOH+Na2S+Na2CO3など)をNa2O又はNaOHに換算して表す。 | 【製紙関係】 |
センイソシキ | 繊維組成 | fibre composition | 紙又は板紙に含まれる繊維成分及びその比率。繊維組成は,通常,繊維成分の総質量に対するパーセントとして表示する。 | 【製紙関係】 |
センイハイコウ | 繊維配向 | fibre orientation | 抄紙機のワイヤ上でパルプ繊維が紙の縦方向に並ぶ傾向のこと。【参考】これによって紙の強度,寸法安定性などの特性に縦横差が表れる。配向度合は用途に応じて調節できる。 | 【製紙関係】 |
センイバン | 繊維板 | 木材などの繊維を接着剤を用いて板状に成形したもの。 | 【林産関係】 | |
ゼンエン | 全縁 | 縁に切れ込みやぎざぎざが全くないこと。 | ||
センカ | 泉貨 | 天正年間(1573?92)に伊予の僧泉貨が野村の安楽寺で工夫した楮紙を、宇和島藩が奨励して盛んにした。粗密二種の簀で漉きあげた湿紙を一枚に合わせた強靱な厚紙で、冊子の表紙などに用いた。現在も愛媛や高知に伝わっている。 | 【和紙関係】 | |
センクショクブツ | 先駆植物 | 他の植物がまだ生えていない裸地などに、真っ先に侵入してくる植物のこと。生育力が旺盛で、生長が早く、日当たりを必要とし、貧弱な環境にも耐えるといった共通の性質をもつ。先駆性植物。樹木の場合は先駆樹木、先駆性樹木。 | ||
センクツ | 洗掘 | scour | 流水や土石流の侵食作用によって河岸や河床が削られる現象をいう。 | |
センコウセイガイチュウ | 穿孔性害虫 | カミキリムシ、キクイムシ、ゾウムシ、キバチの仲間など、樹木の主に幹の部分を食害する昆虫の総称。 樹木や丸太の樹皮下または木質部に穿孔して発育・加害する昆虫の総称。 幼虫又は成虫が立木や丸太の樹皮あるいは木質部に孔を穿つ害虫の総称。 |
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センコウチュウ | 穿孔虫 | 樹皮下・枝幹に穿孔する害虫。ゾウムシ類、カミキリムシ類、キクイムシ類、タマムシ類が含まれる。いずれも幼虫が樹皮下や材内で成長し、成虫になってが外界へ出てくる。 | ||
ゼンコクシンリンケイカ | 全国森林計画 | 森林法第4条の規定に基づき、「森林・林業基本計画」に則して、農林水産大臣が全国の森林について、5年ごとにたてる15年を1期として樹立する計画。森林のもつ各種機能の重要性にかんがみ、国が森林施業に関する基本的事項などを定めることにより、森林・林業施策の推進方向を明らかにするとともに、「地域森林計画」の策定に当たっての基準を示すもの。 | ||
センコンセイ | 浅根性 | 地表面近くの土層のみ根系を張る性質。 | ||
センザイシゼンショクセイ | 潜在自然植生 | ある土地が持つ潜在力によって成立すると考えられる理論上の植生のことをいいます。温暖な気候と降水量に恵まれた我が国においては、露岩地、砂丘、低湿地等の特殊な土壌条件を持つ場合を除けば、植生の終局的な姿は森林の形態をとるとされています。 | ||
ゼンザラシパルプ | 全ざらしパルプ | fully bleached pulp | 高白色度まで漂白したパルプ。 | 【製紙関係】 |
センジョウ | 洗浄 | washing | 【製紙】 | |
センジョウキ | 洗浄機 | potcher, washer | 多孔円筒形ロールの一部をパルプ懸濁液中に浸せきし,連続的に脱水することによって洗浄を行い,パルプ懸濁液の洗浄及び漂白に用いるもので,ブレーカの一種。ボーチャとも言う。 1)蒸解直後のパルプと黒液を分離するための装置。【参考】最少量の洗浄水で高い洗浄効果を得るため,通常,2?4基のドラムウォッシャを直列に配置した向流式洗浄を行うが,ディフュージョンウォッシャなどを用いる洗浄法もある。2)パルプを洗浄するための機械。【参考】エキストラクタ,シックナなどがある。 |
【製紙関係】 |
センジョウチ | 扇状地 | alluvial fan | 浸食の激しい急峻な山岳地帯を流れる川が平地に出るところに、扇形に土砂や礫が厚く堆積してできた土地。即ち、扇状地は、本質的に洪水や土石流災害が起こりやすい土地といえる。 侵食の激しい急峻な山岳流域を流れる川が平地に出るとき、その山麓に出口を中心に半円錐形の堆積を作る。これを扇状地といい、出口からそれぞれ扇頂部、扇央部、扇端部に分ける。川は扇頂部で数十分の一、扇央から扇端部にかけて百分の一に近い急勾配を持つ。砂礫流送量の多い川は扇状地の中で天井川を形成し、洪水時にしばしば破堤して川道は首振りをするように変化する。砂礫流送量が減少してくると扇頂部では掘込河道となる。扇状地内下流で掘込河道から天井川にかかる地点をインターセクションポイントといい、氾濫の危険の最も大きい所である。砂礫流送量が更に少なくなるとインターセクションポイントは更に下流に移り、掘込河道となって河道は安定する。 |
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センショクシケン | 染色試験 | staining test | 染色によってパルプ化の方法及び原料の種類を見分けるのに用いる試験。【参考】これにはC染色液,ヘルツベルグ染色液,ロフトンメリット染色液などを用いる。 | 【製紙関係】 |
ゼンセイリン | 前生林 | 本来の造成目的に応じた樹林を保護するために設けられた、成長が早い樹種による林帯。 | ||
センタイ | 腺体 | 蜜などの分泌物を出す腺が突起状になったもの。葉の付け根や葉柄に、1mm前後のゴマ粒のようにつくのが普通。多くの樹木の葉では腺体はないが、サクラの仲間など特定の種類だけに見られるので、同定のポイントになる。腺点、蜜腺も似たような意味。 | ||
センタイチャクヒョウガイ | 船体着氷害 | 船体着氷による災害。船体への着氷が続くと、着氷の厚みが増し、その重みで船体の復元力が低下して、積み荷の流出や船体への浸水などが起こり、ついには転覆、沈没に至る場合もある。 | 【気象災害】 | |
センダンシケン | せん断試験 | shearing test | せん断強さを測定するための試験。せん断強さにはピーク強度、完全軟化強度、残留強度等がある。室内や原位置での試験があり、また試験機により直接せん断試験、さん軸圧縮試験、リング回転せん断試験などその用途によっていろいろな試験機が開発されている。試験方法には非排水せん断試験(U-test)、圧密非排水せん断試験(CUあるいはCU-test)、あるいは排水せん断試験(D-test)などがある。地すべりなど長期斜面の安定問題を考えるときは有効応力表示された強度定数が一般に必要であり、また残留強度も考慮しなければならない。 | |
センテイ | 剪定 | 枝を切り、不要な枝を除くことで、花を付けやすくしたり、樹形を整えることをいう。落葉樹では主に落葉期に、常緑樹では真夏と厳寒期以外の時期に行う。花木の場合は花芽のできる時期や位置を事前に確認して行うこと。例えば、アジサイは花後すぐに剪定を行うようにしないと、秋口には花芽が出来てしまうので秋の剪定は禁物となる。 樹形を整えたり、大きくなるのを抑えるために刈り込むこと。花つきをよくするためにも行う。 |
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ゼンテイブ | 前庭部 | apron | 砂防ダム下流の河道で、越流水が落下する部分をいう。 | |
ゼンテイホゴコウ | 前庭保護工 | apron | ダムから落下する水や礫から、基礎地盤を保護するための施設で、ダム下流の水叩き・側壁護岸・垂直壁または副ダムのこと。 水叩き工に同じ、砂防ダムからの越流水がダム下流の河道(前庭部)を洗掘してダム基礎を破壊するのを防ぐために施設するものをいう。張り石またはコンクリートで前庭を覆うもの、副ダムを設けて砂礫を堆積させるもの、プールを設けて水や砂礫を堆積させるもの、捨て石工などがある。 |
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センテン | 選点 | 新しく基準点を設置する場合、測量に先立って、視通、土地借用の可能性、地盤の安定などを考慮して設置場所を選ぶ事をいう。 | 【測量関係】 | |
ゼンバツ | 漸伐 | 単層林において,成熟木を数回または十数回に分けて伐採すること。 | ||
センプウヨウ | 旋風葉 | 中国からきた書物によく見られる。折本の表紙の上下を1枚の紙でつなげた装丁をいう。風に当たると各葉が翻るためにこの名がついたとされている。同じ様式で背に糊付けした書物もあるが、風に翻らないので、これを旋風葉とするかは意見の分かれるところ。 | 【和紙関係】 | |
センベツ | 選別 | sorting | 紙又は板紙の製造に利用するために,ぼろ又は古紙の品質をグループ分けすること。 平判紙を検査し,商品として良品と不良品とをより分けること。【参考】普通,紙の傷,汚れ,断裁耳などについて調べる。 |
【製紙関係】 |
ゼンポウコウカイホウ | 前方交会法 | 位置のわかっている2個以上の点から、求める点に方向線を引いて位置を求める方法をいう。 | 【測量関係】 | |
センボク | 選木 | 間伐の際に、伐る木と残す木を選んで決めること。 | ||
ゼンボクシュウザイ | 全木集材 | 伐木現場で枝払いを行わず,枝葉付きの伐倒木をそのまま集材すること。 | ||
センボンゴウシ | 千本格子 | 玄関格子戸など、縦の子が多いもの。 | 【建具】 | |
ソウ | 層 | ply | 板紙などのすき合せ抄紙機で製造される紙の各紙層 | 【製紙関係】 |
ソウガイ | 霜害 | 霜のために農作物が受ける被害で、春先に起こる季節はずれに遅い霜や、秋口に起こる季節はずれに早い霜で被害が大きくなる。 | 【気象災害】 | |
ソウカンハクリツヨサ | 層間はく離強さ | plybond strength | 板紙のすき合せ層を一定の速度で,それぞれ90度方向へ引きはがすために必要な荷重。幅10mm当たりの荷重(N)として表す。【参考】はく離試験機を用いる方法(A法)と引張強さ試験機を用いる方法(B法)がある。 | 【製紙関係】 |
ソウキハツセイユウキカゴウブツ | 総揮発性有機化合物 | TVOC(Total Volatile Organic Compounds)とも。空気中に含まれる揮発性有機化合物の総和。 | 【林産関係】 | |
ゾウキバヤシ | 雑木林 | 雑木林とは、色々な種類の木が集まってできた林で、田畑の脇のちょっとした裏山や尾根など、生活の場に近いところにある林です。主にクヌギやコナラ、カエデなどの落葉広葉樹で構成されています。 | ||
ソウクブン | 層区分 | 森林GISにおいて、複層林の場合の上・下層を示す | ||
ゾウザイサギョウ | 造材作業 | 造材作業は、伐倒した木の枝と梢を切り落とす「枝払い」と、決められた長さの丸太を作る「玉切り」をする作業です。 伐倒してすぐに造材する場合と、材を乾燥させるためにしばらく経ってから造材する場合があります。 また、大がかりな集材方法を使う大規模な伐出作業では、枝葉を付けたまま、または枝葉だけを落として、長いままの木を集材して、平らな足場のよい場所で造材することもあります。 |
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ソウジョウマキダシ | 層状巻きだし | 盛土施工に際し、一定の厚さで盛土材を敷き均すこと | ||
ソウセイ | 叢生 | むらがり生えること。 | ||
ソウタイショウド | 相対照度 | 林外(直射日光)を100としたときの林内の明るさ(照度)の比率。林外と林内で同時に測定する点がポイント。林内の明るさを示す一般的な言葉として用いられる。 | ||
ソウタン | 草炭 | アシなど湿地植物が枯死した後、長い年月を掛けて腐植化したもの。中国産が多い。ピートモスと似ているが、酸度はほぼ中性である。保肥力が高い。 | ||
ソウチサンギョウ | 装置産業 | 一定以上の生産やサービスの提供のために巨大な装置(システム)を要する産業のこと。生産性は高いが、装置(システム)の整備に多額の投資が必要になる。 | ||
ソウビョウ | 総描 | 地図の編集において、縮尺上の制限から必要度に応じて細かいもの、密集したものを大づかみに捉えて簡略化して表示することをいう。例えば密集市街地において、家を一軒毎は描けないので、街区全体に斜線を描くなどの表示をいっている。 | 【測量関係】 | |
ソウモクバイ | 草木灰 | 植物を燃焼や炭化させたときに残る灰。燃やした植物により成分は異なるが、おおむねりん酸3~4%、カリ3~9%、石灰1~2%でカリが多い肥料となる。アルカリ性なので土壌酸度の調節にも使用可能。 | ||
ゾウリンザイ | 造林材 | 天然木に対し、植林されたもの。 | 【建具】 | |
ソウレイリン | 壮齢林 | 林分を年齢によって区分すると幼齢林・壮齢林・老齢林(高齢林)に分けられる。壮齢林は林木の成長力が盛んで(材積成長量が大きい)伐期平均材積成長量が最多に達している森林をいう。 | ||
ソエギ | 副木 | 金物などを付けるために、その部分に、別材を足すこと。又、補強のために付ける、材のこと。 | 【建具】 | |
ソーダエンソパルプ | ソーダ・塩素パルプ | soda/chlorine pulp | 苛性ソーダ及び塩素で原料を連続的に処理し作ったパルプ。 | 【製紙関係】 |
ソーダパルプ | ソーダパルプ | soda pulp | ソーダ法で製造したパルプ。【参考】非木材パルプの製造に利用されることが多い。略称はAP。苛性ソーダだけを含む薬液で原料を連続的に処理して作ったパルプ。 | 【製紙関係】 |
ソーダホウ | ソーダ法 | soda process | 木材その他の繊維原料を水酸化ナトリウムを主成分とする蒸解液で蒸解する化学パルプ製造方法。 | 【製紙関係】 |
ソクイ | そくい | 飯粒を、練り潰して作った、糊のこと。 | 【建具】 | |
ソクガ | 側芽 | 茎の側面にできる芽。多くの葉は付け根の腋にあるので、腋茎ともいう。 | ||
ソクセイ | 側生 | キノコの側面部分が木の側面などについて生えているもの | 【茸・菌類】 | |
ソクセイサイバイ | 促成栽培 | 空調設備など人工的環境下で行う短期間の栽培法 | 【茸・菌類】 | |
ソクチセイカ2000 | 測地成果2000 | 平成13年(2001年)の測量法の改正で基準点の成果が世界測地系に変更されたが、そのために定めたすべての国家基準点の成果をいう。1997年1月1日時点の成果である。 | 【測量関係】 | |
ソクテイゴサ | 測定誤差 | 測量には測定誤差が必ずあるが、その発生原因から、理論的誤差、機械誤差、個人誤差、偶然誤差に分けられる。 | 【測量関係】 | |
ソクヘキ | 側壁 | side wall | 砂防ダムの水叩き部ののり面に施設される擁壁。越流部から水叩きへ落下する水が左右ののり面を浸食して不安定化しないように保護する。のり面が浸食に対して十分に強い岩であれば施設しないこともある。 | |
ソクリョウシ | 測量士 | 測量法第48条に規定されている国家資格で、基本測量又は公共測量を行う場合、計画を策定し又は実施するのに必要な技術者である。 | 【測量関係】 | |
ソクリョウシホ | 測量士補 | 測量法第48条に規定されている国家資格で、基本測量又は公共測量を行う場合、測量士が策定した計画に従い測量に従事するのに必要な技術者である。 | 【測量関係】 | |
ソクリョウノヒ | 測量の日 | 測量や地図の重要性について多くの人に理解されるよう、平成元年に6月3日と制定され、それ以降毎年関係団体により多くのイベントが行なわれている。6月3日は、「測量法」が昭和24年6月3日に公布されたことに由来している。 | 【測量関係】 | |
ソクリョウホウ | 測量法 | 昭和24年6月3日に成立した国や公共団体の実施する土地の測量の基準及び実施に必要な権能を定め、測量の重複を除き、測量の正確さを確保し、測量業の健全な発展などを目的としている。平成14年4月に改正され、測量の基準が日本測地系から世界測地系に変更となった。 | 【測量関係】 | |
ソコイタ | 底板 | 箱や、引き出しなどの、底になる板のこと。 | 【建具】 | |
ソコグルマ | 底車 | ガラス戸など'溝物'に付ける車のこと。種類、サイズなど様々。 | 【建具】 | |
ソコナダレ | 底雪崩 | 主として春先の融雪期に起こる雪崩。発生場所はほぼ決まっていて、雪面に割れ目やしわ、こぶが生ずるなど発生の前触れが現れることが多い。降雨や高温に誘発されることが多い。積雪した層全体がすべり落ちることから全層雪崩とも呼ばれる。 | 【気象災害】 | |
ソザイ | 粗材 | 加工していない材木。 | 【建具】 | |
ソザイ | 素材 | log | 立木を伐採して枝を切り払ったり一定の長さに切りそろえたりして丸太にしたもの。原木ともいう | |
ソザイセイサン | 素材生産 | 立木を伐採し、造材して素材(丸太)を生産すること。その費用。 林内または山元土場において素材(丸太)を生産することで、通常は立木の伐倒から枝払い、玉切り、集材までの過程を言う。 |
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ソシキブンリ | 組織分離 | キノコ組織の一部を培地上で培養する事 | 【茸・菌類】 | |
ソッキュウ | 測Q | 測量成果の質(Quality)の確保と電子納品の推進を目的とした地形測量の精度管理を支援するソフトで、(財)日本測量調査技術協会が販売している。 | 【測量関係】 | |
ソッコウキ | 測高器 | 樹高を測定する際に使用する簡易式測定器具。 【測竿】目盛りがついた竿を樹木の先端まで伸ばし、目盛りを読み取る。 【ワイゼー測高器】目的物までの水平距離を測ることにより、簡単に高さ測定が可能。 【ブルーメライス測高器】高さ、傾斜、距離測定が可能。測高器としての精度が極めて高く、操作も簡単。 |
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ソデ | 袖 | wing | 砂防ダムにおいて、水通し部(堤冠)に隣接する左右の非越流部分、両岸の袖は上流河道の線形によって必ずしも対称ではない。その勾配は必ずしも水平とせず計画渓床勾配と同程度またはそれ以上とする。両岸への嵌入は岩盤で1~2m、土砂で2~3mを標準とし、間詰めを行う。土石流の衝撃を受ける区間では導流堤などでそでへの直撃を避ける工夫を必要とする場合がある。 | |
ソド | 粗度 | roughness | 流れに対する境界面の凸凹の状態をいう。粗度が小さく、その影響がすぐに減衰して流れの中心部に及ばないような境界面を、水理学的に滑らかな面といい、逆に粗度が排水して濁度を基準以下とする。 | |
ソトカギ | 外鍵 | 外部から掛ける、鍵のこと。 | 【建具】 | |
ソトジャクリ | 外决くり | '决くり'を外へ出すこと。 | 【建具】 | |
ソトズミ | 外墨 | 墨の外側のこと。 | 【建具】 | |
ソトビキ | 外引き | 片引き戸で、室内側から見て、外に納まること。 | 【建具】 | |
ソトビラキ | 外開き | 開き戸で、室内側から見て、外へ開くこと。 | 【建具】 | |
ソトマワリ | 外廻り | 外部に面する建具のこと。 | 【建具】 | |
ソノラサバク | ソノラ砂漠 | the Sonoran Desert | 米国アリゾナ州、カリフォルニア州およびメキシコソノラ州にまたがる砂漠 | 【砂漠】 |
ソハヤキチク | ソハヤキ地帯 | 九州南部、四国、紀伊半島、東海南部の温帯、表日本のことを差し、その西南日本外帯の固有種をソハヤキ型とか、ソハヤキ要素を持つ植物という。襲速紀といい、熊襲の襲、四国九週間の速水の速、紀伊の国の紀の意味です。 | ||
ソフトカレンダ | ソフトカレンダ | soft calender | カレンダリングを行う装置の一つ。【参考】加熱装置付き金属ロールと耐熱性弾性ロールの組合せから成る。紙は熱によって可塑化されるため通過ニップ数が少なくて光沢や平滑性を上げられる。抄紙機に組み込んで使用することが多い。 | 【製紙関係】 |
ソミツド | 疎密度 | 土地に対する立木の占める割合。樹冠疎密度をいい、林地面積に対する樹冠投影面積の占める比率をいう。3/10未満の場合は、無立木地として扱っている。 | ||
ソラジョウ | 空錠 | 鍵の機能を有しない'錠前'のこと。'くうじょう'とも言う。 | 【建具】 | |
ソリガッテ | 反り勝手 | 材の反る性質。又、反っている材の、使い勝手のこと。 | 【建具】 | |
ソリッドファイバーボ-ド | ソリッドファイバーボード | solid fibreboard | 1)1枚若しくは数枚の紙又は板紙などをしん(心)として両面にライナーなどをはり合わせたもの。2)ファイバーボード包装箱及び包装ドムラの製造に用いるため,はり合せ又ははり合せしていない板紙で,クラフトなどの高強度の紙料を裏打ちしたもの。 | 【製紙関係】 |
ゾロ | ぞろ | 平らになっている所。又、平らに納めること。 | 【建具】 | |
ソロバンレール | 算盤レール | 硝子だけの引戸に、埋め込んで使うレールのこと。 | 【建具】 | |
ソンシ | 損紙 | wet or dry broke, broke | 製紙工程で生じるくず紙。【参考】損紙には,抄紙機の湿部で出るぬれた損紙と,乾燥部以後及び仕上げ工程から出る乾燥損紙とがある。これは,普通離解して再使用する。 | 【製紙関係】 |
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