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木炭 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【木炭】 ①白炭と黒炭の違い
![]() 黒炭は、アルカリ性の物質を引きつける能力を持っている。 白炭は、酸性の物質を引きつける能力を持っている。 |
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②炭の組織 木材の組織がそのまま炭化すると約1/3に収縮する。 パイプの口径はミクロンからオングストローム単位まで多種多様となっている。 (ミクロンは、100万分の1ミリ、オングストロームは、1億分の1ミリ) |
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③構造と物性 多孔質な為、内部表面積が広く、1gあたり約300m2ある。このため、微生物が着生しやすく、孔径が大きい場合は、糸状菌、小さい孔径の場合は放線菌、孔隙にはバクテリア類が着生する。 |
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④成分 400℃くらいで炭化した木炭は、大抵はアルカリ性となり、pH8~8.5となる。これは、カルシウムやカリウム等のアルカリ成分が多いためである。また、灰分(無機成分)は、樹木の生長に欠かせない必須成分であり、カルシウムが全体の40%近くを占めている。硼酸(H3BO3)やセレン(Se)等の微量成分も含まれている。 一方、有害物質である水銀やヒ素、六価クロムは無い。
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-竹炭- ①炭化法 細い竹は、丸炭、太い竹は、2つないし4つに縦割りにして平炭にする。 竹材は、孟宗竹、マダケ、淡竹、根曲がり竹等を使用 工程は、最初に竹に含まれる水分を水蒸気にしながら、窯の温度を3~4日間かけて徐々に上げ、乾燥・調湿します。次に、40~50時間かけて炭化させる。その後の精錬作業に4~5時間かける。 |
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②物性 木炭と比べると、タール分が少なく、珪酸が多いのが特徴。このため、炭質は堅く、濾過性が良い。 熱分解の初期成分に、蟻酸等の酸性成分が多く発生するため、炭化炉の材質は、耐酸性に優れたものを選ぶ必要がある。このため、一般にはステンレス鋼が使われる。 多孔質で表面積は1gあたり約200~300m2となっており、1,000℃の高温で炭化した場合は、備長炭の約10倍もの吸着力を持つと言われている。 |
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-オガタン- オガタンは、日本で開発された成形燃料。オガライトを炭化したのがオガタン。大正14年(1925年)に開発されたが、1950年代に風呂の燃料として、薪の代わりにオガライトが重宝されます。その後、石油危機の時に炭化して販売されたとのこと。 製材工場から出るおが屑を乾燥して、水分を10%位に調整し、成形機で圧縮(1t/cm2)成形する。これがオガライト(通称:文化薪)。このオガライトを加熱・炭化して出来たのがオガタン。大鋸炭となる。 出荷時に、直径4~5cm、長さ10~30cm。黒色だが、一般の木炭のように手が汚れることがない。また簡単に手で折れるので扱いか簡単。 製材時には、7%がおが屑となると言われており、オガライト、オガタンと、昔から木材のカスケード利用がされていた。 自然備長炭のような爆跳の心配がない。 白炭の代用として、ウナギの蒲焼きや焼き鳥などの炭火料理で広く使われている。火が付きやすい、発熱量(火力)は、7000カロリーと燃料としては好都合。 燃料以外の使い方として、施設園芸やゴルフ場などの土壌改良材として利用。 東南アジアからドイツに再生エネルギーとしてブリケット(木質再生加工薪)として輸出されている。 |
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-活性炭- 木材・鋸屑・椰子殻などの植物性炭素質や木炭・コークスなどを原料とし、吸着性を高めた多孔質の炭素材。
2つの方法があり、薬品賦活法の場合は、材料を炭化する前に、塩化亜鉛、リン酸または、リン酸と硫黄などの賦活剤を混合した液によく浸して、炭化させて、希塩酸と水で洗浄することで不純物を除去します。同時に、洗浄液から塩化亜鉛などの薬剤も回収します。 水蒸気賦活法は、木炭を水蒸気または炭酸ガスを絶えず回流させながら、800~1000℃くらいの温度で1~2時間保ちながら、水性ガスを発生させ、賦活する方法です。 活性炭には1000万分の数センチ単位の微細な孔が出来、表面積は1gあたり、1000m2以上あり、吸着力も強化される。この優れた吸着力を活かして、脱臭剤、脱色剤、水質浄化剤、空気浄化剤、防毒マスクに利用されている。 活性炭は、粉状もしくは粒状であるため、木炭と比べ、取り扱いにくく、コストも高い。また、ミネラル分は除去されているので、木炭のようなミネラル効果はない。 |
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