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苗木から植栽:苗木調達の仕組み
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1.実生苗と挿し木苗 種子から育成した苗を実生苗、穂木を床土に挿しつけるなどして発根を促し、増殖した苗を挿し木苗という。実生苗は、親の遺伝形質が異なること。一方、挿し木苗は、親の遺伝形質が同じであること。 このため、環境の変化に適応力のある森林を作るには、実生苗を使用すること。 花粉症対策等、無花粉スギ、少花粉スギ等を植栽するには、挿し木苗を使用する。形質が同じであるからである。 積雪寒冷地では、実生苗の方が環境に対応するため、有利な苗木となっている。 |
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2.エリートツリー&特定母樹 エリートツリーは、精英樹と呼ばれる成長のよい樹木同士の交配F1の中でも、より成長性に優れた第2世代精英樹を呼ぶ。 特定母樹は、林業種苗法に定められた8樹種のうち、単木材積で周囲にある木の材積(10個体以上の平均値)の概ね1.5倍以上で、花粉飛散量が従来のスギの半分以下のものを指し、農林水産大臣が指定したもの。
スギ・ヒノキにおける選抜基準及び指定基準
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3.林業用種苗需給連絡協議会(優良種苗需給調整協議会) 地区及び各都道府県において、林業用優良種苗の需給情報の共有等を図ることを通じ、その生産の安定と適正な流通を促し、造林の円滑な実施のため、設置します。 地区レベルでは、関係都道府県、森林管理局、林木育種センター又は同センター育種場、同機構森林整備センター又は整備局、都道府県森林組合連合会、都道府県山林種苗協同組合、認定特定増殖事業者 都道府県レベルでは、都道府県の森林部局、森林整備センター、森林組合、苗木生産組合等で構成される。 ・種苗の需要量及び生産量の調査 ・種苗の需給情報の共有 ・苗木及び種穂の生産・確保 ・産地及び系統区分 ・採種園&採穂園の整備 ・備蓄用種子の生産、貯蔵及び販売 ・苗木等の予約生産等 ・種苗の表示 ・生産事業者への支援 といった役割があります。 協議する内容は、 (1) 種苗の需給計画の検討に関する事項 (2) 当年度山行苗の需給調整の検討に関する事項 (3) 優良種苗の系統管理に関する事項 (4) その他必要な事項 |
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