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主要な病虫害と対策 ナラ枯れ マツクイムシ |
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ナラ枯れ カシノナガラキクイムシ(通称「カシナガ」)の集団的に穿入(せんにゅう)することで、ミズナラやコナラ、カシ類を中心に、集団枯損被害を発生する現象。カシナガが直接枯損させるのでは無く、ラファエレア・クエルキボーラ菌(Raffaelea quercivora:通称「ナラ菌」)が、樹幹の坑道を伝って繁殖し四方八方に広がることで、辺材を変色させます。樹木の防衛反応が、二次物質を出してナラ菌を駆除しようとするのですが、菌の繁殖速度に勝てず、変色した辺材の道管は通水機能を失ってしまう。このため、木部樹液の流動が停止します。 感染した木は、梅雨明けに待っている光合成をするための水が不足することで、枯れてしまう。 ブナ科樹木萎凋病とも言われるが、ブナ属は枯れない。ブナ属以外が被害を受けている。 カシナガは、カシ類の木を食べるために穿入するのではなく、孔道内に菌類を繁殖させて食料にするためで、カシナガが属するキクイムシは、木を直接食べる、セルロースやリグニンを分解する消化酵素を持っていません。熱帯のハキリアリと同じです。あっちは、葉をちぎっては、堆積させ、その中でキノコを育てるからです。 |
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カシノナガラキクイムシ |
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被害のサイクル
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被害発生木
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被害木の見分け方 ・梅雨明けの7月下旬頃から、紅葉したように突然葉が赤くなる。 ・被害木の根元付近に、穿入によって発生した大量の木屑(フラス)が見られる。 ・樹幹の鯛警部に、1.5~2.0ミリほどの穿入痕が沢山見られる。 ・老齢木、大径木が被害を受けやすい。 |
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対策
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場所 | 被害名 | 特徴 | 対処法 |