はじめに | 木材の構造と材質 | 加工と利用 | 木造建築 | 木質環境 | 林産物 | 紙・パルプ | 新素材 | 木材取引 | メモ |
【木材利用の意義】 ・木材は安心、安全な素材 ・国産材の利用は、国内の森林整備を促進 ・国産材の利用は、黒土保全に貢献 ・木材の利用は、地球温暖化防止に貢献 ・次代を担う子供達の情緒や健康に良い影響を与える等、教育的効果が高い |
地材地消 「地域で生産された木材を地域で消費する」 地元の木材を生活に取り入れることで、森林の手入れが促進され、森林が元気になり、その結果、その地域の生態系、自然環境も豊かになる。北海道生まれの言葉 https://woodplaza.or.jp/ 例 ・トドマツを使った割り箸(有限会社ホクト製箸) ・道産材を原料に、製材、集成材、木材防腐、公園資材、家具、建具、一般住宅、ログハウス等を製造(丸善木材会社) ・カラマツの間伐小径木を使用して大鋸屑を製造し、牛の敷料、木質ペレットと製造(鶴居村森林組合) ・地元小学校の学校林のカラマツを集成材に加工し、子供が木に触れる場を提供(置戸町こどもセンター どんぐり) ・地元から松のペレットを使ったピザ焼き(株式会社万寿屋商店) |
紙 ・和紙と洋紙(酸性紙) 和紙の特徴は、繊維だけで紙を作るのが基本。洋紙の特徴は、色々な薬品を使用すること、これは、水性インキなどの滲みを防止するため。防止するのがサイズ剤。このサイズ剤は、定着剤として硫酸バンドを使用することから、酸性になるため、酸性紙と呼ばれた。酸性紙は、時間と共に繊維が傷つけられるため、ボロボロになり、長持ちしないため、洋紙100年、和紙1000年と呼ばれる由縁。今は、技術革新で中性紙化されている。 日本では、明治8年(1875年)から洋紙が生産され、大量生産で品質も良く、低価格であるため、和紙の生産量は減少している。 和紙は、元々、楮で三椏は、江戸時代初期からの使用と言われている。610年に中国の曇徴が伝えたのは、麻からの紙。しかし、麻の繊維は長く、長いが故に絡みやすくて紙作りが大変であったため、奈良時代のうちに楮が採用され鵜ようになった。三椏は、明治初期にお札に利用されたことで、一気に全国に広がった一方、雁皮は、栽培技術が未だに無いため、江戸時代の紙需要の高まりで、楮栽培が奨励。杉との混植、アグロフォレストリー?として、栽培された。 洋紙と和紙では、和紙は薄くてしなやかで強く、5~6倍強いと言われている。 |