きこりの森林・林業の教科書
⑧林業経営を始めよう

はじめに 樹種の種類 苗木から植栽 植栽から保育 間伐から主伐 伐採・搬出 林道管理 安全対策 レクリエーションの森 メモ

【架線系集材】
 戦後の拡大造林に貢献した集材方法。
 多数のワイヤーを張り、木材を空中搬送する。車両系と比べると、高い技術と経験が必要。
 重量物を持ち上げたり、持ち下げたり、ワイヤーロープに強い張力が働くなど、災害の危険性が高い。
【木寄せ】
 
【造材】
 プロセッサの造材能力は、1時間で10m3程度。このため、1日で60~100m3の造材が可能。
 プロセッサの能力と、伐倒・木寄せの能力を確認する必要がある。伐倒・木寄せの能力を超えて造材する事は出来ない。一般的に、採材は4mが理想。理由は、集成材、合板、製材のいずれにも対応可能であるから。

 きめ細かい採材は、作業効率を低下させる。

 チェーンソーによる造材は、プロセッサと比べて、危険度が高く、安全確保=人力作業を減らすには、プロセッサの利用が良い。
【集材】
 集材距離は、生産性に直結する。
 積載重量6トンクラスのフォワーダであれば、50m3の集材は可能。トラック道まで近い場合は、100m3に近い生産性を上げることが出来る。
【積込・荷下ろし】
 素材のフォワーダへの積込→フォワーダでの運搬→フォワーダからの荷下ろし→トラックへの積み込み
 想定以上に人員、時間、機械、場所を必要とすることを前提に計画を立てる。
 
 機械から機械(車)への素材(木)の移動は、グラップル(単体)が効率よく出来る。




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