森林評価・森林調査 | 測量・計測 | 資源量調査 | 動物調査 | 利用動態調査 | ||
測量とは 航空レーザ計測 |
立木評価 収穫予想表 |
哺乳類調査 鳥類調査 昆虫調査 |
試験計画と取りまとめ |
【立木評価に必要な調査】 ①毎木調査法 ・調査対象林分の全ての立木について樹種、樹高、胸高直径等について計測する方法。 ②標準地調査法 ・調査対象林分のうち、標準になる場所を設定し、設定した地点での毎木調査で得られた情報を基に、単位面積当たりの材積を計算し、全森林の面積で材積を求める方法。 普通は、全森林の5~10%程度で、1箇所当たり0.1ha以上が望ましい。 ③標本調査法 ・近代的統計理論に基づく調査方法で、対象林分をランダムに設定し、設定した地点での毎木調査で得られた情報を基に、全森林の材積を求める。広域の森林調査に適した方法。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【立木の評価】 立木の評価方法には、下記のような評価方法がある。
一般的に使われている市場価法は、以下の通りである。 または |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
①利用率の算出 立木材積をS。立木から伐木造材された丸太材積をLとし、f=L/S*100で利用率が出る。 ②立木材積、丸太材積の求め方 立木材積Sは、DBHと樹高が分かれば、立木幹材積表によって、もしくは、JASに定められた丸太材積Lから求められる。 6m以下の丸太の場合 丸太材積=末口径×末口径×長さ 6mを超える場合 丸太材積=(末口径×利用率×(長さ-1m未満の端数)2乗×長さ ※丸太の末口径は14cmまでは1cmで、14cm以上は2cmで表示する。 ③標準木の採材 立木から、どのような丸太が斎座漁れるかを測定する必要があり、一般的には、標準木を選定し、採材を予測する方法が用いられる。 DBHと樹高が分かれば、細り表を活用することで、採材予測が容易となる。 間伐で実際に伐倒する場合は、現実に採材出来るので、それを標準的な値として用いる。 ④市場価格の把握(A) 森林所在地の最寄りの木材市場価格を用いる。 銘木や床柱など特殊な材を採材出来るような林分があれば、最寄りの市場に拘らず、有利な販売先を見いだしておくと良い。 ⑤資本回収期間の決定(l) 事業を開始するに当たり、市中銀行などから資本の借入をして契約金(手付金)、賃金、燃料費などのコストと、数駅は剤が売れて代金が入るまで回収とはならない。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
林分の調査 評価の前に、林分内に成立している樹種、本数、DBH(平均と範囲)、樹高(平均と範囲)、立木材積を調査します。 1.調査方法 一般的に、全木を調査する毎木法と、その林分の標準的な場所を選んで調査する標準地法がある。一般的に、立木が非常に高値で取引されるような特殊な事情を除いては、標準地法が用いられる。 標準地の起き差は、対象林分面積の10~20%が適当。ただし、天然性広葉樹林の場合は、樹種の違い、径級の違いで取引価格が変わるため、標準地面積を大きく取る。 2.調査野帳 調査野帳には、以下の様な情報を記載する。 ①整理用
②現場用:樹種が複数の場合 標準地面積●●ha
③現場用:樹種が単一の場合 樹種▲▲ 標準地面積●●ha
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3.林分調査の留意事項
4.権利者相互の立ち会い 評価と取引が一連である場合は、必ず両者が立ち会いして調査する。 両者納得の上で商取引が成立するためであるので。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||